ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

持越池はダムでなく堰堤だ!

2022-02-01 07:01:38 | 三重(ダム/堰堤)
気がつけばもう2月。いや〜時の経つのは早いですなぁ。

どーも、ワシです。えー、今回は三重県多気郡大台町下真手(たきぐんおおだいちょうしもまて)にある宮川水系の持越池(もちこしいけ)を訪れます。アクセスは県道31号沿いに「丸山真手公園→ 0.5km」の看板があるのでそこを入り、その公園を過ぎたところに今回目的の場所があります。

まずは右岸から見た「ご尊顔」をご覧ください。なかなかの斜度です。これほどの急傾斜のアースダムは珍しいかもしれませんね。



さて、持越池の周辺には何の案内板もありません。従って池の名称の由来も不明です。ただ、県道から池までの途中に「丸山公園案内図」があり、そこに持越池の表示があるのみです。ちなみにこの案内図では「県道11号」と書かれていますが、上に書いたように正しくは「県道31号」です。以前は11号だったのかもしれませんけどね。



この案内図に従って進んでくると池の左岸に辿り着きます。これがその道から見た、いわゆるダム上の様子。



道からダム上に行くには洪水吐に架かる橋を渡ります。おっと、何とも素朴な橋ですね。



左岸から見たダム上はこんな感じ。早速進んでみましょう。



洪水吐に架かる橋の下はこんな感じです。何となく堰き止めている程度で、これも越流式というんでしょうか…。



洪水吐から下流へ向かう水路です。一応土砂が流れにくくなるような工夫がされていますね。



池には一羽のアヒルがのんきに泳いでいます。



いわゆるダム上、中央から見た貯水側の景色です。向こうに沈みそうに見える橋が見えますね。あとで行ってみましょう。



ふと、見ると、近くに先ほどのアヒルが。「アフラック!」と言うのかなと思いましたが、もちろん言いません。



一方、下流側はこんな景色です。



対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。



では、先ほど沈みそうに見えた橋に行ってみます。左岸から見るとこんな感じ。



橋の中央には簡易休憩所があります。



そこからダム上を見るとこんな感じ。おや? 先ほどのアヒルがこちらに向かって来ます。



あらま、懸命にワシを追っかけて来ました。何と愛おしい姿! でもツンデレよろしく、「たまたまこっちに泳いで来ただけだからね!」といった表情。もぉ〜、一所懸命泳いで来たくせに…。きっとエサがもらえると思ったんでしょうね。だけど、ワシがそんなものを持っているわけがありません。すまんのぉ。



アヒルにストーカーされるとは思いませんでした。

ま、それはともかく、後で調べてみると大台町が作成したハザードマップがあり、それに持越池も出ていました。それによるとあんなに急斜面なのに高さは14.0mらしい(参考)。なので高さが15.0m以上をダムとするという定義からするとこれはダムではなく堰堤ということになります。

しかしダム便覧を見ると高さは16.0mと書かれていてダムとして認定されています(参考)。いやいや、ちょっと待ってよ。一体16.0mという数値は何の資料に載っているのでしょうか? そのデータの典拠は便覧に載っていないので鵜呑みにできませんね。

…というわけで、ワシとしては大台町の公式のハザードマップのほうを信用することにします。
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