ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

「瀬戸第一堰堤」なんだけどなぁ…

2020-11-20 06:37:33 | 岐阜(ダム/堰堤)
下呂市にある木曽川水系の瀬戸第一堰堤に来ました。場所は高山本線の禅昌寺駅と下呂駅の中間にあり、国道257号から飛騨川を渡る橋のところです。

まずは右岸から見た堰堤の全景をどうぞ!
   


右岸にある「中部電力 瀬戸第一堰堤」と刻まれた石碑。



ここでふと疑問が…。なぜ瀬戸なんでしょうか。ここは瀬戸市でもなく、瀬戸という地名でもなさそうだし。

そのヒントは石碑の裏にありました。つまりこの堰堤は直線距離にして11.5kmほど離れた飛騨川下流の瀬戸発電所で発電するための取水堰なんですね。だから瀬戸という名称がついているんでしょう。ちなみに堰堤そのものは大正13年(1924年)からあり、現在目にしているのは1995年3月に改修工事が着工され、1998年に完成したものだそうです。



飛騨川の水はここから取水されます。



そしてこの水路を通って下流の瀬戸発電所へ向かうのですね。



薄汚れている水利使用標識。そろそろ作り直しましょうよ。もう令和の時代だし。



右岸、上流側から見た堰堤。飛騨川の水が綺麗ですね。



右岸から見た飛騨川下流の様子です。



飛騨川の橋の上から見た取水口の入口部分。



同、上流の飛騨川の様子。良い景色です。



グーグル先生の地図や国土地理院の地図には「瀬戸ダム」と記されていますが、ここでは現場の表記に従うことにします。でも、誰が瀬戸ダムと言い出したんでしょうね。そちらのほうが気になりますが…。だって現場にはどこにも瀬戸ダムなんて書いてないんですよ。


(メモ)
後輩のT君から大学でお世話になった教授の奥様が亡くなられたようだというメールが届く。息子さんのfacebookに「先月の終わりに、去年から癌で闘病を続けていた母が亡くなり」という記述を見たのだという。ワシはfacebookをやらんので全くそのことを知りませんでした。

大学在学中、そして卒業してからも毎年春には教授のご自宅で飲み会が行われ、欠かさず参加していました。その際に出てくる料理の数々。どれも本当に美味しいものばかりだったのを思い出します。常に笑みを絶やさず、育ちの良さを感じさせるお顔。奥様自身も他大学の教授でしたが、全く偉ぶるところがなく常にご主人である教授を立てる良き妻だったと思います。

亡くなられるにはまだ早い年齢でした(おいくつかは知りませんが)。ご冥福をお祈りします。
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