五位(ごい)ダムは富山県高岡市にある農水省管理の小矢部川水系のダム(直接の管理は北陸農政局)。なぜ五位なんでしょうか、二位じゃダメなんでしょうか…いえいえ、これはこの場所の地名なんです。そういえばおかしな質問をした議員がいましたね、その昔。
冗談はさておき、ここで言う五位は順位のことではなく、昔の貴族の位階の名残のようです。簡単に説明すると、昔は役人の中で五位以上の位階を与えられた者が貴族と呼ばれていました。五位は貴族の中でも最低ランクの下級貴族なのですが、貴族には違いありません。
で、このダムのあたりは室町時代には「越中五位荘」と呼ばれていたようです。つまりこの地が室町幕府の御料所となり、臨済宗相国寺の荘園として幕府に寄進されたところから貴族のための荘園とみなされていたのです。一応貴族のための荘園ですから、名称も「じゃあ、最低ランクの五位でもつけといてやるか」ってなノリで付けられたかどうかは知りません。でも、意外にそうだったりしてね。いずれにしても当時呼ばれていた名称がそのまま地名として残っているのは実に興味深いではありませんか。
ダムへの入口にはわかりやすいように看板があります。
到着しました。竣工は1992年10月なんですね。
明快な案内板。
管理事務所です。
お約束の水利使用標識。
では、ダム上を歩いてみます(車両通行不可)。夕方のように見えますが、実は早朝。
貯水側の景色。水があまりありません。また、水害の影響でしょうか、壁面が所々崩れています。
下流側の景色です。朝焼けが凄い。
対岸に来ました。振り返ると、
対岸から見た下流側の様子。
同じく貯水側の様子。
ダム下に来てみました。貯水された水はこの水路を通って流れていくんですね。
冗談はさておき、ここで言う五位は順位のことではなく、昔の貴族の位階の名残のようです。簡単に説明すると、昔は役人の中で五位以上の位階を与えられた者が貴族と呼ばれていました。五位は貴族の中でも最低ランクの下級貴族なのですが、貴族には違いありません。
で、このダムのあたりは室町時代には「越中五位荘」と呼ばれていたようです。つまりこの地が室町幕府の御料所となり、臨済宗相国寺の荘園として幕府に寄進されたところから貴族のための荘園とみなされていたのです。一応貴族のための荘園ですから、名称も「じゃあ、最低ランクの五位でもつけといてやるか」ってなノリで付けられたかどうかは知りません。でも、意外にそうだったりしてね。いずれにしても当時呼ばれていた名称がそのまま地名として残っているのは実に興味深いではありませんか。
ダムへの入口にはわかりやすいように看板があります。
到着しました。竣工は1992年10月なんですね。
明快な案内板。
管理事務所です。
お約束の水利使用標識。
では、ダム上を歩いてみます(車両通行不可)。夕方のように見えますが、実は早朝。
貯水側の景色。水があまりありません。また、水害の影響でしょうか、壁面が所々崩れています。
下流側の景色です。朝焼けが凄い。
対岸に来ました。振り返ると、
対岸から見た下流側の様子。
同じく貯水側の様子。
ダム下に来てみました。貯水された水はこの水路を通って流れていくんですね。