ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

自転車の走る場所

2007-12-11 13:02:55 | 脳みその日常
歩道を歩いていたら前から自転車に乗ったバアさんがやってきた。ここまでは、まあ、よくある光景。ところが、このバアさん、ワシの横をすり抜けるでもなく、何をトチ狂ったのかワシのほうへ真っすぐに向かって来た。もちろんワシは危険を察知し車道側でないほうへ避ける。しかしバアさん、そのまま行けばいいものをまたもやワシに向かって突進。

「あぁぁぁぁ、危ないわよー。どいて、どいてぇ」

そんなことを言われても、こちらとしてはもう避けようがない。当然のことながら正面衝突。たぶんバアさんの自転車はワシにぶつかってようやく止まったという感じだ。ブレーキがきかなかったのかもしれない(それも問題ではあるが)。

状況から考えたらワシは間違いなく被害者。怪我もなかったから幸いではあった。しかしバアさんは勝手にぶつかっておきながら「ごめんなさい」のひと言もない。むしろ逆に、

「なんでどかないのよ!」

いやいや、おかしいでしょ、その発言。ひと言謝ってくれればそれで終わるのに、その態度は何だ! さすがにスルーするわけにいかなくなった。

「アナタ、ご自分に非がないとでも思ってるの?」
「当たり前じゃない!」
「私は危ないと思って端に避けてあげたんですよ」
「そっちの避け方が悪いのよ!」

だめだ、ラチがあかない。仕方がないので法的に詰めてやる。

「じゃあさ、ここは車道か?」
「何言ってるの、歩道に決まってるでしょ!」
「そう、ここは歩道だよ」
「だから?」
「まだわかんねーかな。あのな、原則として自転車は歩道を走っちゃいけねーんだよ!」
「フン、そんなこと知らないわよ!」

捨て台詞を残して、バアさん、去ってゆく。

もうね、呆れてモノが言えないわけですよ。たぶん自転車に乗っている多くの人は規則を知らないで走っているんじゃないだろうか。

自転車は法の上では軽車両、つまり車両扱いされている。従って自転車は車道を走らねばならず、歩道を走ってはならない。ただし例外はある。歩道のところに「自転車走行可」と表示されている場所でなら、たとえ自転車であっても歩道を走ることが許されているのだ。(参考サイト

書き忘れたが、上記の歩道に「自転車走行可」の表示はなかった。だから当然バアさんがそこを走ること自体が違法行為にあたる。まあ、それはともかくとして他人にブチ当たったのだから、まずは謝罪するのが人としてすべきことだよな。年寄りのクセにマナーすら知らんとは。そのほうがよっぽど問題だと思う。

自転車走行に関する法規があるにもかかわらず、これほど取り締まりのユルイ車両はない。免許証がなくても誰でも手軽に乗れるというのが傍若無人な自転車乗りを増やす原因のひとつではないか。といって自転車免許というのもねぇ…。まあ実現は無理だろうけど。
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