湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/9 懇話会ゲスト探しの一日/経験は共有できるのかということ 他

2016-11-10 05:53:37 | 地震津波災害ボランティア
2016/11/09 記
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トランプが当選。ドゥテルテしかり、こわい時代だ。世界の微妙なバランスの行方を荒っぽい直接利益の鉈でばっさりやれば、その危険は目に見えている。玉突きで日本が馬鹿なことをしなければいいがと思う。荒れてくれば社会福祉への関心が吹き飛ぶ。見失うまい、時流を見極めつつ、愚直に自分がやれることは、やる。それが大事なことと自戒している。

こういう歴史的な事態の映像をみるとき、韓国もそうだが、デモの画像では、旗やプラカードに注目すると、内実が少し見通せる。印刷した旗やプラカードだらけは、組織動員。自発的なデモなら、自作の旗やプラカードを持っている。騙されないようにしたい。

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知人の私学教員に連絡を取ったが、彼も定年退職していた。今年の春先のことだった。電話に出た方が偶然教頭さんだったので、無茶だが事情を語ったところ、私の話に時間を割いて、ともあれ代わりに聴いてくださるということで、改めて道がつながった。日程は明日連絡を取ることに。しかし知人がどんどん退職して行くのは寂しい。

母の定期受診のあと、母の旧友が、最近亡くなった友人の葬儀の件で「報告したいから会いたい」とのことで、帰りに東京駅から送り出すところまで、複数名で付き添ってくれることになり、東京まで母を迎えにいく必要が無くなった。横浜の用事がなくなっていたので助かった。介護は、ずうずうしくても理由できるものは利用した方がいい。身動きとれなくなる前に、介護を開いておくことの大事さ。

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次回の懇話会は、是非、被災発達(精神)障がいの関係者を招きたい。提供情報は二層ある。ひとつは急性期、安全避難をめぐる「避難と避難所生活」の実際というテーマ。もうひとつは、多くの家族が選んだ「非被災地の関連施設・近隣特別支援校や無事だった作業所などへの母子避難」や「縁故宅への自主避難」という「短期疎開」や、「崩壊自宅や軒下・福祉避難所」つまり被災地に残って仮設住宅入居を待つ「長期避難」それぞれの体験の共有。

後者は、わかりにくいだろう。つい最近、こういうことがあった。私は40数年、不登校や引きこもりの若者と向き合ってきた。事情があって居場所つくりは持続できなかったが、訪問支援や他教室の講師として、彼らに伴走してきた。特に訪問支援の中では、総括に、ある特徴が出てきた。追い込まれて、私と出会う当事者と家族は、地域の公的支援や医療支援は受けても、同じ境遇にある家族との支えあいを行う関係が希薄であることだった。さらにそれを調べてみると、転勤や新居移転で他自治体に「転居」しており、たとえ以前は家族づきあいがあっても、転居によって、関係性作り直しの孤立化が背景に見えてきたことだった。賃金労働者の若夫婦は転居率が高い。だから地域家族の会への橋渡しが、案外重要な意味をもっているという結果を得た。その意味をこめて、ある会場で、いままで意識化してこなかったが「転居対策」と語ったのだが、その延長には、家族通しの支えあいの重要さの再認識があったと伝えようとしたのだが、唐突さに驚き、真意は伝わっていかなかった。

経験を語るということは、実体験の再現ではないが、その背景まるごと触れ直すという場面設定が必要なのだと思うが、そこには反芻期間という時間がかかる。それは教訓化という結論の鵜呑みで行われることが行われていくが、それは結局まさに先験的でしかない。そうではないたどりを支えるためには、「必要」という共感の絆を携えていることが前提となった経験交流の時間が活きる。しかし、現実にはそのような長期スパンの交流は実現が難しいとしたら、例えスナップ・ショットのようになろうと、すり合せの対話(懇談)が重要になる。事態の伝達ではないのだ。地域にとって少ない点であろうと、各自が掴み取った知恵の保有者の価値は大きい。その対話を引き出す触媒のような者がいないと、その対話も湿った薪のように火が点かないが、この局面に懇話会がたっている。「経験の共有」とは難関ゆえ、バズ・セッションのような枠組みの開発があるのだが、ここをはずすべきではない。立ち上げた経験表現の語群がたちまち消えていく虚しさを前に、知識の集約・系列化ではなく、断片を掴み取る・響きあう価値ゆえに、懇談を磨く必要があることを感じている。

次回の懇話会は、そのスナップ・ショットを語りうる方を招きたい。いままでの懇話会は、多くの方は「様子見」に来ている。話が役に立つか否かが参加の形になっているがゆえに、ゲストもろとも戸惑いの中で終了時間になってしまう傾向があった。少人数の価値が埋れてしまうのだ。そえゆえに経験をリアルな断片掲示として、身を開く語りをして下さる方を探している。

被災はひとの生涯を揺り動かす局面だ。大きくは自然災害・戦争、規模が小さくても、火災・交通事故・怪我・病気のような家族の存続を危うくする事態は、生涯のなかで、必ず出会うといっていい確率で体験する。そのなかで災害は、互いを媒介する深い時代体験である。

私の仕事であり、関連の課題に向き合っている方々を知る発達(精神)障がいの方の語りを是非実現したいと思う。実は知的の関係の方はすでに招待済みであリ、次回は施設関係の方を初夏に呼びたいと考えているからだ。春先は被災高齢者GH関係者を予定している。

懇話会は出会いの場であり、懇談参加者が各自掴み取っていければ成功と思っている。盗み聞きではなく交流の意志を持った方に公開された場だ。今は飛田が選んでいるが、レギュラーが定着してくれば、相談で進めていく。

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高認があって数日間休んでいた対面学習を再開する。さきほど母に協力を求めた。遠出の翌日・翌々日は疲れが出るので、家にいるため、これを利用して、塾に立ち寄ることにした。

書けば書くほどに、孤立感深まる。文字列ではなく内容に入ってくれればと願う。念力か?

夜間傾聴:開店休業(高認の影響か?)

(校正1回目済み)
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