2018/03/30 記
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母を病院の整形外科に連れていく。歩行にややもつれあり。状況を説明すると、お薬手帳から、癌鎮痛・慢性疼痛に処方されるオピオイド系鎮痛剤「トラムセット」の副作用と予測され、直ちに服薬中止となった。医者のしっかりとした経過観察下で使う薬と注意された。この件は、母の頸部の長期疼痛が、様々な鎮痛剤で効果が出ず、そのため試験的に処方されたものだった。副作用の説明も受けていたが、母だけで受診したので、意味が通じなかったという真相も浮かび上がってきた。医師への完全依存は危険、納得の上で飲まないといけない。どうせ説明されてもわからないという判断が重篤な副作用を引き寄せてしまう。
この「医師依存・説明聴き流し」は、急性期の避難所の治療薬確認でも大きな壁になる。医師・看護師の質問に「肝臓の薬」とか「痛み止め」というような記憶しかなく、その場の観察診断で標準的な処方しかなく、配給されたグレープフルーツの食べ合わせで低血圧を起こしたりもする。隣の家族からもらった「元気の出るサプリ」の中に、アレルギーのある方がアナフィラキシー・ショックを起こしたりする。とくに「はちみつ」・「そば」などは警戒しなくてはならない。医師・看護師のいない集団生活の中に潜む危険は,死へと直結している。
高齢者の場合、特に「医師依存・説明聴き流し」の傾向が強いため、診断時の同席は欠かせない。今回は治療経過の薬品選択の失敗があったのだが、「セカンド・オピニオン」として、主治医の出身病院と連携治療をしていたことで、カルテがあったことが、幸いした。診療報酬の得点計算の関係か、ひとつの疾病に対して、複数の医師にかかることはできないが、治療機器や入院・手術の必要などの町医者と病院の役割分担(分業)は認められている。
しかし、激しい副作用の実例をこんな形で体験しようとは思わなかった。だからこそ、私の提唱している「お薬手帳QRコード版」は、発災時胖用、自己表現できなくなっている者の身を守る。生存確認などを行えるのだが、マイナンバー・カードが邪魔をしていた。
私のラップ巻きの左足は、一部がII部熱傷の水泡が出たものの、大半はI部熱傷で事が済んだ。
結局、今日は受診で一日が終わってしまった。気だけが焦ってどうしようもない。放送大学の「危機の心理学」(第14回)には「高校生の周辺参加の必要性が語られているが、一歩踏み込んだ「御用
聞き支援」による専門職周辺協力を紡ぐ案とともに、
1)「地元ティーンズ防災絆作り研修(若手キーパーソン作り」
2)「御用聞き支援と質問紙様式作り」
3)「汎用お薬手帳QRコード版」
この3点は、実現へと進めたい。そのためにも1)は、不可欠な環境づくりであるのだが。母の見守りの隙間をどうするか。障子の向こうの庭が明るい。時間切れである。
夜間傾聴:ふたり(ひとりは、強制不妊手術を断罪した。
でもねえ、それは政府・行政に言わないと…。)
(校正2回目済み)
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母を病院の整形外科に連れていく。歩行にややもつれあり。状況を説明すると、お薬手帳から、癌鎮痛・慢性疼痛に処方されるオピオイド系鎮痛剤「トラムセット」の副作用と予測され、直ちに服薬中止となった。医者のしっかりとした経過観察下で使う薬と注意された。この件は、母の頸部の長期疼痛が、様々な鎮痛剤で効果が出ず、そのため試験的に処方されたものだった。副作用の説明も受けていたが、母だけで受診したので、意味が通じなかったという真相も浮かび上がってきた。医師への完全依存は危険、納得の上で飲まないといけない。どうせ説明されてもわからないという判断が重篤な副作用を引き寄せてしまう。
この「医師依存・説明聴き流し」は、急性期の避難所の治療薬確認でも大きな壁になる。医師・看護師の質問に「肝臓の薬」とか「痛み止め」というような記憶しかなく、その場の観察診断で標準的な処方しかなく、配給されたグレープフルーツの食べ合わせで低血圧を起こしたりもする。隣の家族からもらった「元気の出るサプリ」の中に、アレルギーのある方がアナフィラキシー・ショックを起こしたりする。とくに「はちみつ」・「そば」などは警戒しなくてはならない。医師・看護師のいない集団生活の中に潜む危険は,死へと直結している。
高齢者の場合、特に「医師依存・説明聴き流し」の傾向が強いため、診断時の同席は欠かせない。今回は治療経過の薬品選択の失敗があったのだが、「セカンド・オピニオン」として、主治医の出身病院と連携治療をしていたことで、カルテがあったことが、幸いした。診療報酬の得点計算の関係か、ひとつの疾病に対して、複数の医師にかかることはできないが、治療機器や入院・手術の必要などの町医者と病院の役割分担(分業)は認められている。
しかし、激しい副作用の実例をこんな形で体験しようとは思わなかった。だからこそ、私の提唱している「お薬手帳QRコード版」は、発災時胖用、自己表現できなくなっている者の身を守る。生存確認などを行えるのだが、マイナンバー・カードが邪魔をしていた。
私のラップ巻きの左足は、一部がII部熱傷の水泡が出たものの、大半はI部熱傷で事が済んだ。
結局、今日は受診で一日が終わってしまった。気だけが焦ってどうしようもない。放送大学の「危機の心理学」(第14回)には「高校生の周辺参加の必要性が語られているが、一歩踏み込んだ「御用
聞き支援」による専門職周辺協力を紡ぐ案とともに、
1)「地元ティーンズ防災絆作り研修(若手キーパーソン作り」
2)「御用聞き支援と質問紙様式作り」
3)「汎用お薬手帳QRコード版」
この3点は、実現へと進めたい。そのためにも1)は、不可欠な環境づくりであるのだが。母の見守りの隙間をどうするか。障子の向こうの庭が明るい。時間切れである。
夜間傾聴:ふたり(ひとりは、強制不妊手術を断罪した。
でもねえ、それは政府・行政に言わないと…。)
(校正2回目済み)