湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

3/1 3年前の鬼怒川水害の常総市水海道に行ってきました(下)他

2018-03-02 06:11:41 | 地震津波災害ボランティア
2018/03/01 記
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2/26に鬼怒川水害の常総市の水海道に、豪雨水害の取材に出かけた。取材はまず行政から始めた。しかし市役所正門をくぐっても、車は止まっていても、誰もいない。出入り口でやっと高齢の女性とすれ違う。人口が茅ケ崎と全く違う感じだ。昼間の人口が全く違う感じだ。

始めに常総市役所防災危機管理課を訪ねた。ここでは、特に都市環境被災対策に関心が集中しているのは、他地域行政とも同じだ。私が「資料」と事前に説明されていた文書は、前回の記事に載せた災害報告書と「被災地点の画像記録だった。道路や家屋の被災記録が分冊のタイトルから分かった。しかしそれは注意してみると、地域環境や建造物被災は土木のものであり、災害に対しての「関わりの記録」周辺のスナップであることが分かった。微妙なところだ。しかしそれは、市民の人的被災という視点はない。災害弱者関連でいえば、高齢者施設の筑水苑のような関連施設、つまり施設建物の被災記録であって、入所者についてなどの傷病者数や死亡者数のような統計資料であって、閲覧させてもらったが、公開資料と詳細公開資料の範囲のものだった、というより関心が薄い。

避難の記録、避難所の様相等は個人の顔が出てくるためだろう、未整理とされていた。期待外れとは言わないが、この外側からの視点が、災害取材する際に、最大の断層となる。質的なデータ収集というか人の喜怒哀楽や衝突の現場記録のような話題を求めても、行政からは守秘義務意識が重なって、なおさらに回避されていく。

私はむしろそのデータ探しに行政に期待するというより、地元の関連の手がかり情報の取っ掛かりを拓く意味で、利用させてもらった。ただ自己紹介で身分を明かす話のなかで、「地元ティーンズたちによる『御用聞き支援』」をおみやげにおいてきた。ここについては、異なる有効視点提案として、関心を持ってくださった。私にしてみると、動かぬ地元に埋もれる前に、移植をしているつもりでいる。

次にお邪魔したのは社会福祉課。ここは生活困窮や障碍者医療・福祉関係がひとまとめされ、高齢者医療・福祉のみ別課扱いだ。ここでは私が災害時要援護者支援に特化したボランティアであり、発達障碍・精神障碍を私的教育サイドから訪問支援を仕事としていること、懇話会活動を通じて、他の知的障碍や身体障碍・高齢者関連にも話題を広げていると説明した。

このことがあって、発災時行政課として緊急対応の現場を体験した者は皆、外出中であるが、その後の被災者保護と復旧に関わっているのでと、被災障がい者施設の話や、被災障がい者の状態(匿名)を情報の入り口だけ提供してくれた。また、市役所から鉄道駅3つ離れた支所のの近くにある市社協への仲介をして下さった。感謝。

また高齢福祉課では、高齢者関連施設の被災情報と連絡報を教えていただいた。また市議会議員さんたちは、議会前のこともあって、不在で電話会話を2議員お話させてもらった。しかし災害ボランティアというとガレキ撤去と避難所運営の他地域臨時無償人材(外人部隊)のレッテルが邪魔をし、地元ボランティア(常にレッテルはボランティア<町内会がすべて)像が邪魔をし続け、エピソードのかけらも引き出すことができなかったが。)

ここから先は時間勝負となり、タクシーを呼んだ。目的を話すと自宅が床下浸水した方が運転手さんで、好意で施設間の取材時間、料金メータを止めておくという協力をいただいた。営業所の許可済みとのこと。筑水苑や、県立水海道第一高校、水海道さくら病院、市社協は、すべて担当者留守不在で、次回再取材時はアポ確認の上なら協力してくれることになった。ひまわり学園作業所(知的・精神)は、施設長さんのお話をきくことができた。

隣接スーパーのお弁当の製造・販売や箱の印刷加工をしているA・B型の日中就労施設であって、入所施設ではなく、浸水が1mほどだが盛り土の上の土地だったため、人的被害や製造機器被害はなかった。ただマイクロバスや乗用車のエンジンに水が入って2台使えなくなったという。分散施設は被害の無かったために、被災事業所に応援職員が入り、早々翌週には事業再開できたという。

問題は就労者の送迎、利用者さんの家族被災確認(安否生活支援)、被災職員仕事応援)の困難さにあった。当時道路が荒れており、通行止めもあった。

仕事の電話が連続して入ったため、会話は中断。迷惑をかけるので早々に引き上げた。この間の移動は最後のさくら病院までタクシー運転手さんの協力が助かった。しかし、さくら病院から先がいけない。私は荒れた横断歩道の高い敷石を踏み外して転倒、怪我をしてしまった。

初回の巡回は網をかけたところまで、今のところ、突っ込むつもりはないが、筑波大の医学系のルートと地方紙ルートが残っている。

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春一番の嵐が明け方に通過。私は突然刺歯が抜けて歯医者にいったり、母の木曜可の地元医通院補助で、すっかりまだ2月のつもりでいた。ビッグイシューの販売員さんから電話が入っていたのを、マナーモードで、応答にでなかった。失策を謝り、明日、買取りにいく。

母の食欲が戻りつつある。ほっとしていたら、洗濯機の前でしゃがみこんでいる。どきりとして、母に聞くと、靴下を床に落としたのでしゃがみこんだら、ぐらりとして目がまわったという。油断ができない。背筋が寒くなった。

夜間傾聴:ひとり

(校正1回目済み)

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