湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

8/9やまびこ講演会に参加/避難所・地域における急性期と治療支援&保健活動を切り出す(3)他

2015-08-10 06:01:36 | 地震津波災害ボランティア

2015/08/09 記
--------------

日本感染症学会のHPの中に「東日本大震災-地震・津波後に問題となる感染症-Ver,02」という記事がある。病棟から搬送された後の、集団生活が始まって以降の疾病を検討している。

ここでは移動ストレスから

●持病・治療中疾病の悪化・妊娠不安定化

●感染症の発生と深刻化

が問題になる。

都市型の具体例を使って考えよう。

木造モルタル3階建てマンションに、父方の祖母(80)・夫婦(50代)・子どもふたりの5人家族で住んでいる。上の兄(20)は中度の自閉症があり、下の女の子は、来年高校生になる。祖母は軽度の骨粗しょう症があり、杖をついており、長い距離は歩けない。夫は車通勤の自営業で、出勤が早い。妻は事故の後遺症で左手に力が入らないが、健康である。娘は健康だが、受験を控えて気分が不安定だ。

地震は昼前に起こった。震度6強。20分後には高さ10m弱の津波が来るというので、すぐに避難することに。妻は祖母の通院補助で、病院におり、携帯が通じないので、地元指定避難所まで移るのに、タクシーを待つが一向に来ないので、ご近所の知り合いの車に便乗させてもらって、一度家に戻った。通帳など大切なものをかき集め、外にでたところで、夫の車が到着。夫婦は祖母を乗せて、作業所にいる長男を迎えにでようとして、渋滞に巻き込まれた。そこに津波が押し寄せた。

車を捨て、祖母を脇のビルの屋上に押し上げた。夫は逃げ遅れて電柱にしがみついている方を助けに行って、ふたりとも流れに巻き込まれた。 (つづく)

--------------------------

やまびこ主催の「お金をめぐる課題と支援を考える/江國泰介氏」に参加した。自閉症児者の親御さんの会なので、理解の特性にあわせ、社会的な場面から定型的な取り出しをして習得させる「構造化」が意識されていた。

青年期の自立課題(放置準備にあらず)と取り組み、制度利用についてと、内容が豊富な講演だった。実践的なので面白かったのだが、ふと寂しくなった。

「東北の被災障がい者」
「湘南の防災」

という課題は、潜在的な危険性が高まっているにも関わらず、被災の想像力が共有できないという、緊急性の欠如の現状がある。それは震災発生頻度から、平常性バイアスがかかる。緊急性を感じないのだ。防災活動も身体障がいの場合などは、避難の困難さが容易に想像がつくが、知的障がいや、発達障がい・精神障がいの場合は、避難は偶然に委ねるイメージになっている。防災活動が避難訓練と救急法習得で終わる場合が圧倒的なため、市民は防災活動が避難所生活以後におよぶことに気がつかない。福祉避難所が貧弱であり、一般避難所生活では、暮らせないことに思い至らない。ここのモデル化は、当分単独活動になるだろう。

---------

お盆休みに入ったせいか、惣菜の種類が少なく、穴子を卵でとじて、母の暑気払いとした。半分残したが新香ばかりを食べて、口がまずいのが見て取れる。

自分で洗濯したが、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)があるので、手袋着用で、洗っているので、気が疲れるという。

早めに寝かせたが、私が深夜作業している関係で、隣の部屋からごとごとと音がしていて、熟睡していない。困っている。睡眠導入剤を飲ませたのだが。

明日は筑波大の研究会を覘いてくる。露骨に遅刻だが。

夜間傾聴>開店休業

(校正1回目済み)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする