2015/08/06 記
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問い合わせメールを出した他のところ全てに電話をかけた。すべて「メールのことを知っている者が今いないので」という形で応答を避けた。常套句である。これで訪問先の順序が決まった。日程が決まり次第、懇話会のゲスト候補捜しに入る。
今回、「震災医療 現場からの報告と提言」の甲南病院の診療記録から、発災4日目からの闇の部分が他の医療機関にも通じる内容なので、視座を避難所と地域に戻したとき、「被災者としての私達」が、ケア・ボランティアとして、なしうることを改めて考えていくことにした。「治療補助」という風に狭義に発想するのではなく、心身の危機と生活の困難に寄り添う医療・生活補助活動と考える、定義が広いのだ。
発災時の外傷以外にも、被災時のストレスや汚濁液を飲み込むなどの後遺症や風邪、不眠からくる諸疾患等、時間軸に沿って整理してみる。病院外来から治療の主戦場は避難所や地域に移り、医療関係者は限界に達し、このころから外部の医療関係者や自衛隊の活動が入ってくる。治療そのものには、臨時の医療補助だが、周辺的な保健活動が出てくる。また避難所に入れない被災者への支援もはいってくる。
これから数回、ティーンズや若年者の出番にアクセントをおいて現場の活動を考えてみる。
なお、以下のTV再放送は是非、ご覧下さい。多様な要請に寄り添う例が描かれています。
8月9日 BS1 04:10~04:41
●TOMORROW「女が安心できる避難所運営」
宮城県亘理町亘理小学校避難所の先進事例も紹介されます。
夜間傾聴>ひとり
(校正1回目済み)