ダブログ宣言!

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☆勝

2006年06月21日 02時55分17秒 | 文学
きょうの竜馬。
勝海舟登場。
すごい、すごすぎる。勝はすごい。ぶっ飛んでる。
坂本竜馬よりも年齢はひと回り上らしい。
凄いひとがいた。と思わせる。司馬遼太郎は上手いこと書く。
イデオロギーに毒されずに自分の目で見て物が考えられる人っていうのはとりあえず素晴らしい。清潔な思想、という気がする。

勝海舟と坂本竜馬の対面って凄いことなんだろうなあ、という感じは歴史知らずの僕にも充分感じられた。
聖子と明菜が「ベストテン」で並ぶ感じだろうか。それとも「徹子の部屋」に森光子や杉村春子先生がゲストとして登場する感じだろうか(「徹子の部屋」フリークとしては杉村春子に先生を付けずに呼ぶことは出来ない)。またはビッグスリー(もちろんタモリ、たけし、さんまのこと)が並ぶようなものか。
松任谷由実のインターネットラジオに中島みゆきが登場したことがあったらしい。そんな感じかも。
個人的には関口宏と愛川欽也が並んでいるところが見てみたい。
とにかくすごい。
もうすごすぎる。すごすぎるから、もうパンツはかない。(もうひとりのぶっ飛んだ勝の発言より)
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☆映画はやっぱりオズ

2006年06月20日 18時24分47秒 | テレビ
昨日BS2で「アメリカ映画音楽ベスト100 ~AFI(アメリカ映画協会)選出~」がやっていて、見るともなく見ていた。英語ですが、結果はこちら
「オズの魔法使」と「雨に唄えば」は見てみようかと思った。
「ホワイト・クリスマス」と「星に願いを」が映画の主題歌であったことを初めて知った。

最近ぜんぜん映画を見ていない。
まあ蓮實重彦によると、誰も映画を見ていないらしいので、たいしたことではないのかもしれないけれど。
うーん。
二日続けて蓮實重彦からの引用が続くのは良い傾向ではない。運気が下がっている証拠だ。

「真夜中のカーボーイ」の主題歌、ニルソンの「うわさの男(Everybody's Talkin')」はいい曲だ。映画もいい映画だった。
この映画にダスティン・ホフマンが出ていて、あだ名が「ねずみ」なので、関係あるのかどうか知らないが、僕にとって村上春樹の初期作品に登場する「鼠」はこの映画のダスティン・ホフマンのイメージが結構強い。

きのうの竜馬。(「めざましテレビ」のコーナー「きょうのわんこ」へのオマージュです)
竜馬が脱藩した。脱藩は脱サラみたいな感じだった。
でももっとすごい。親戚一同に迷惑がかかる。竜馬の姉のひとりは離婚、別の姉は自殺した。
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☆江藤淳から遠く離れ、られなくて

2006年06月19日 17時00分33秒 | 文学
いま通勤時に読んでいる「荷風散策――紅茶のあとさき」(新潮文庫) を最後に江藤淳はしばらく離れようと思っていたのに、山田風太郎や司馬遼太郎を読んで明治時代に興味を持っていくうちに、西郷隆盛や勝海舟にも惹かれ、そうなってくると、
「氷川清話」「海舟語録」(勝海舟著、江藤淳・松浦玲編)

江藤淳の「海舟余波」「南洲残影」
も読みたくなってくる。
なんだかボードゲームをしていて、サイコロ振ってだいぶゴールに近づいたと思った瞬間に、「ふりだしに戻る」ならぬ、

江藤淳に戻る

に止まってしまった気がする。おいおい、また江藤淳からかよ! 俺もう絶対ビリだよ、って感じです。
ますます深まる江藤淳の呪縛。
もともと、「リトル・トリー」の作者の嘘、というところから「昭和の文人」を読もうと思ったのがきっかけで、なんだかぜんぜん違うことになったなあ。
これ以上興味を広げないようにしないといけない。
まずは司馬遼太郎。
幕末、明治に多少は詳しくなれそう。土佐藩が山内家派と旧長宗我部家派に内部分裂していたことはよくわかった。竜馬が女性にもてもてだったこともよくわかった。
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☆竜馬をよむ ①立志篇

2006年06月18日 19時03分22秒 | 文学
竜馬がゆく〈1 立志篇〉司馬遼太郎の「竜馬がゆく (一)立志篇」を図書館で借りて読んだ。
文庫では8冊だけれど、単行本では5冊です。「立志篇」のあと、「風雲篇」「狂瀾篇」「怒濤篇」「回天篇」と続く。二段組なので文庫のほうが読みやすいだろうと思う。しかし図書館の本は単行本のほうがだいたいにおいて状態がよいのでこれで読みます。
会話文が多いのと、改行が多いので大変読みやすい。たぶん文庫だともっと読みやすいと思う。コバルト文庫みたいなものだろうなあ。
少女はコバルト、おばさんはハーレクイン、おじさんは時代小説、で読書を愉しむものなんだなと気付いた。若い男の子はなにを読むべきなんだろう。「宇宙皇子(うつのみこ)」や宗田理を一時期、僕は読んでたけど。若い男の子をターゲットにした、ほにゃらら文庫は存在しないんだなあ。

坂本竜馬は、夏目漱石の「坊っちゃん」も思わせるけれども、なによりも井上雄彦の漫画「スラムダンク」の桜木花道を思わせる。破天荒なところと、その天才ぶり。
「竜馬がゆく」には「スラムダンク」に通じるスピード感がある。
おもしろいなあ。
竜馬が、周囲の語る尊王攘夷の思想に違和感がある感じもいいし、これからどうしようかと悩んでいる感じも共感を得るところなんだろう。
桜田門外ノ変起きる。竜馬二十六歳。というところまで。
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☆おいどん

2006年06月17日 22時48分29秒 | 文学
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」がおもしろい。
会話文が多くて読みやすい。坂本竜馬はヒーローだなあ。
ヒーローというのは、強いけれど女にはめっぽう弱いひとのことです。性的にオクテなひと。でも(だから?)、とってももてる。

気付いたこと。
坂本竜馬は自分のことを「おいどん」とは呼ばない。だいたいそれは西郷隆盛だ。
しかし林家木久蔵(黄色)は自分のことをしばしば「花魁(おいらん)」と呼ぶでありんす。

自分の歴史知識のなさを噛み締めながら楽しんで読んでいる。
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☆TANNKA

2006年06月16日 17時39分43秒 | 映画
来月の文庫発売の中で注目なのは、よしもとばななの「デッドエンドの思い出」(文春文庫)くらいで、なぜだかプルーストも発売されないし、まああとは俵万智の「トリアングル」(中公文庫)くらいかなあ。しかし買って読むほどの興味はないなあと思っていたら、「トリアングル」が映画化されることを今日知った。
監督は阿木燿子。
タイトルは「TANNKA」になるらしい。「トリアングル」で良いと思うのになあ。三角関係をトライアングルと呼び、しかもフランス語読みにしたところが、なんとなく素晴らしい。そういえばEvery Little Thingの「fragile」は「フラジャイル」ではなく「フラジール」と読むんだったなあ。
「TANNKA」というタイトルには北野武映画の影響が見られる。

阿木燿子を僕が初めて知ったのは、ドラマ「あまえないでヨ!」で斉藤由貴のお母さん役をやったときだと思う。主題歌はBaBe(ベイブ)の「Give me up」。
妖艶なお母さんだなあと子供心に思った。

追記。
「タンカ」なのになぜNを重ねるのか、変だと思って調べると、「TANKA」が正しいようです。阿木燿子公式WEBサイトにそう書いてました。
さらに追記(23:00)。
いま見たら、阿木燿子公式WEBサイトでも「TANNKA」となっておりました。
なんだか見間違いだった気もしてくるけど、確かに夕方見たときはNはひとつだったのになあ。まあ、いいや。この映画は絶対見ないし。
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☆山田風太郎「明治断頭台」感想と漱石リスト

2006年06月16日 00時17分16秒 | 文学
明治断頭台―山田風太郎明治小説全集〈7〉山田風太郎の「明治断頭台」を読み終えた。
うーん。
おもしろかったような。
そこまででもないような。
時代背景が良くわからないのと、推理トリック自体に興味を惹かれることが皆無であるという僕の性格に問題があると思う。それとやはりエスメラルダの台詞の全文カタカナは読みにくい。谷崎潤一郎の「鍵」や「瘋癲老人日記」を思い出した。あれも読みにくかった。
他の”明治もの”はここまで推理要素が濃くないらしいので期待する。
明治時代には興味をもった。
しばらく司馬遼太郎を読んでみるつもり。

江藤淳特集がそろそろ終わりかけているので、次は夏目漱石特集を始めようと思っている。最近出版された(そうでもないものもあるが)、夏目漱石関連の本もチェックするつもり。以下に覚書。
吉本隆明著
「漱石的主題」(春秋社)
「夏目漱石を読む」(筑摩書房)
「漱石の巨きな旅」(NHK出版)
丸谷才一著
「闊歩する漱石」(講談社)
あと、江藤淳の「漱石とその時代」(新潮社)も気にはなるが、この本の評判を未だに僕は聞いたことがないのと、そのうち新潮文庫に入るのではないか(しかも全3冊くらいになって)、と期待しているのでもう少し様子を見る。
研究書と小説自体とどっちを先に読むかというのは興味深い問題ではあるけれど、すいません、わかりません。経験から言うと、研究書が先のほうがいいのかなあ。
僕は興味のあるものから手当たりしだいです。

ああ、そうそう。忘れてた。
ハーゲンダッツの「ドルセ・デ・レチェ」、最高です。感動した。
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☆「まんがはじめて物語」

2006年06月15日 01時18分54秒 | 文学
山田風太郎の「明治断頭台」は連作推理短編集なんだけれど、6つ目まで読んだ。あとふたつ。毎回フランス人の巫女が被害者の霊を呼び出して事件の真相を語る。
福沢諭吉や少年時代の内村鑑三などが登場する。
歴史上の人物と、架空の人物が会話する。
この感じ、なにかに似ていると思ったが、やっとわかった。
「まんがはじめて物語」だ。
巫女エスメラルダが霊を呼び出すときの台詞、「アワリヤ、アソビハストモ、……」のわけのわからない言葉の魅力は、「クルクルパピッチョ、パペッピポ……」と似ているし。(知らないひとはウィキペディア参照)
推理小説としてどうなのかはいまいちよくわからないが(読まないので)、この「まんがはじめて物語」的な感じは楽しい。
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☆結局どっちが勝ったの?

2006年06月14日 10時00分01秒 | 文学
バック転。バック宙。
うしろ髪ひかれ隊。うしろゆびさされ組。
松本幸四郎。
寝不足のときは考えが後ろ向きになりがちだ。いけないいけない。(松本こウシロう)

お恥ずかしながら、僕はどっちが勝ったのか知らない。
もちろん「没理想論争」のこと。
森鴎外と坪内逍遥のどっちが勝ったんだろうか。調べてもよくわからなかった。インターネットの世界でもっとも信頼しているウィキペディアにも書かれていない。
どんな論争かすら知らない。
当時ドクター・マシリトがいなかったのが残念だ。彼ならどんな理想であろうと「ボツ」だ。
だいたい文学史上の論争って、有名有名って言われるわりにはよく知らないことが多い。
他にも、芥川龍之介と谷崎潤一郎の間で戦われた、なんと呼ばれているのか知らないけれど、「文芸的な、余りに文芸的な」論争の結果も知らない。
それと吉本隆明と埴谷雄高の、これもなんと呼ばれているのか知らない、「アン・アン論争」。
古くは本居宣長と上田秋成の「呵刈葭」論争とかも。かかいか?
他にもあったかもしれないなあ。
佐藤春夫と谷崎潤一郎のは論争とは言わないのかなあ。
小林秀雄と中野重治とかもあったような。

本を読んでいて、たまたま論争中の片方の意見を読むことはあるけれど、それに対する相手方の意見とか、そもそもどんな意見に対する反論で書かれた意見なのか、わからないままの場合が多い。めんどくさくてそこまで追いかけようと思ったことはない。
岩波文庫かちくま文庫か講談社学術文庫あたりで、なにがし論争をまるっと一冊でまとめてくれないかなあ。解説なんかいらない。コミック雑誌なんかいらない。そのものの文献を年代順にまとめてくれるだけでいいんだけど。
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☆地獄のギロチン

2006年06月12日 16時08分38秒 | 文学
山田風太郎の「明治断頭台」を読んでいる。「山田風太郎明治小説全集」の7巻。
なんで7巻からかというと、行った本屋に7巻しか置いてなかったから。
歴史のことを全く知らないので、なんだろう、誰だろう、ということが多くあるが、あまり気にしないようにしている。気にしすぎるとおもしろくないんじゃないかと思う。ペースも狂う。
「断頭台」とはプロレスで言うところのニードロップのことかと思っていたが、ギロチンのことだそうだ。「キン肉マン」の影響は測り知れない。
悪魔将軍の「地獄の断頭台」は「地獄のギロチン」ってことだったんだなあ。名前負けしてる。キン肉マンの首が切れなかったし。

歴史小説つながりで、藤沢周平や司馬遼太郎にも手を出そうかとも思っている。
読んだことないので。
藤沢周平はまずは「蝉しぐれ」なのかなあ。
司馬遼太郎は「燃えよ剣」と「竜馬がゆく」と「坂の上の雲」と「翔ぶが如く」なんだろうか。どれも長いなあ。
しかし、「龍馬がゆく」でも「竜馬が行く」でもなく「竜馬がゆく」なんだなあ。引っ掛け問題のような題名。「燃えよ剣」も「萌えよ剣」ではない。これは間違えようがない。
「翔ぶが如く」の「とぶ」は「翔んだカップル」と同じ、ということで憶えておこう。
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