メトロポリタン美術館展

2012-12-16 00:00:23 | 市民A
metro上野の東京都美術館で開催中のメトロポリタン美術館展へ。金曜の夜は8時まで開いているので約束までのちょっとした時間を利用するにはちょうどいい。ただし、上野公園内は夜になると照明が少ないため公園の奥の方にある都美術館にまっすぐ行くのは結構難しい。もう少し明るくした方がいいかと思うが、暗いのは、公園を住居としている方々のプライバシーに配慮したのだろうか。もう少しだけ明るくしてもらいたいところだ。新知事に期待する数個の要望の一つだ。あやうくツタンカーメン展に入るところだった。

ところで、都美術館は改装中であって、改装なった第一段の特別展が『メトロポリタン』だった。確かにエスカレーターがきれいになったような気がする。それと館内の照明が、見やすくなったような気がする。

それで友情出演というわけで、世界屈指の美術館からお裾分けがきたわけだ。

そして、なんといってもゴッホの糸杉がある。そんなに大きな絵ではないが、それでも輝いている。なぜか、描きたてといった風である。どこかで読んだことがあるが、ゴッホは実際に、絵画の糸杉を、見えたまま描いたといわれているそうだ。

さらに展示物に混ざっているエジプトやギリシアの工芸品などを見ると、アメリカの大国ぶりがよくわかる。

実は、スペインや英国やフランスには数多くの美術品があるのだろうが、それらの多くは海外から無理やり(あるいは格安で)略奪したものが多い。アメリカはカネで買っている。

あとは、各自確認の事。

困った親

2012-12-15 00:00:28 | しょうぎ
ボランタリー風に地元のこどもたちに将棋を教えている。何年も続けているので、のべ1000人近いのかもしれない。中には、まったく将棋のルールをs知らないこどもを親が連れてくることもある。

それで、駒の並べ方、8種類の駒の動き、敵陣で成るルール、駒を打つときに「二歩」が反則であることを教えて、約1時間で、対局できるようになる。

かなり地元に浸透している教室らしく、「大人の将棋教室」も作ってほしいとの要望もあるのだが、深く話が進まないようにあいまいな態度をとっている。

要するに、大人は余計なことばかり考えるので、ちっとも強くならない、ということ。

それで、少し前に、年長の子を父親が連れてきて、最初から教えてほしいとのことなので、駒の並べ方と動かし方を教えることとした。こういうケースの場合、その子の父親が将棋を知らなかったりすることが多いのだが、どうもこどもの傍から離れずに、駒の並べ方がわからない子供に教えてしまうわけだ。助言の始まり。

それでも、年長でも強い子はいるのだが、この子の場合、親がクレームをつけてきて、「歩とか香とかいってもこどもは字を読めないのだから、わかるように説明してほしい」というわけだ。

はっきりいって、言いがかりとしか思えないが、ものごと突き詰めると喧嘩になるので、まあ、言われるままにしておく。どうせ、帰ってから、講師の悪口を叩いて、「もう行かせない」とか思っているのだろうが。まったく不思議なのは、少し将棋ができるなら、自分で教えればいいのに、ということ。

一応、親子の帰り際に、「ピアノと同じで、家で練習していただかないと、ここで月1時間の講習で、将棋が強くなることはありえません」と言い添えるも、あまり期待できない。

まあ、そういう事態は1年に1回位なのだが、どうもすっきりしない。



さて、12月1日出題作の解答。

c12


▲3三金 △同玉 ▲2五桂 △2二玉 ▲4二飛成 △3二香 ▲3三銀 △1二玉 ▲3二竜 △2二合 ▲1三香まで11手詰。

6手目の非限定が多いため、詰将棋の仲間には入れてもらえない。


本日の問題。

1215


作るのにはかなり時間がかかったのだが、解くときにはあまり力は要らない。

わかったと思われた方は、コメント欄に手数と最終手と酷評を記していただければ正誤判断。

20865

2012-12-14 00:00:10 | 市民A
20865暮れのあいさつ回りを続けているのだが、東京都内というのは、JRとかメトロとかそういうものを乗り継いで、主要顧客にはアポをとって、時間が余ればアポなしで、会社で作ったカレンダーとか手土産とかばら撒きながら歩き回るわけだ。昨日も歩数をみると、『20,865歩』ということだそうだ。

ただし、消費カロリーは581kcal。脂肪燃焼量は、わずか33.1g。

で、夜は忘年会。脂肪蓄積量はどれくらいだろう。なかなか骨付き肉というのも、いいものだ。せっかく歩いたのに、きょうの脂肪収支は、プラスに終わったようだ。


ところで、あと何日か歩くわけだが、歩いているうちに、震災の結果、予想外の利益を得ている会社がいくつもあることがわかってきた。給料高いのだろうか??

rib

北の漂流民は、現代の風船爆弾か?

2012-12-13 00:00:02 | 市民A
11月28日に佐渡に漂着した木造船から5人の遺体が収容された事件があった。当初は、脱北に失敗した漁民が流されたのだろうと、思われていたのだが、隠された大事実が明らかになってきた。

死因は何と考えられるのか…。前出の政府関係者が言葉を継いだ。

 「調べによると、5人は鳥インフルエンザにかかっていたとみられ、北朝鮮の人間が謎の伝染病を村から追い出そうと、死者と罹患者を船で流した可能性がある。遺体の1人は全裸状態だったというから、死亡してから船に乗せられたのだろう。船にあった漁具は偽装の可能性があり、漁船の遭難ではない。新潟県警も、マスコミの注目が少ないからから必要以上の広報をしていないだけだ」


つまり鳥インフルで亡くなった人や亡くなりつつある人びとを船に乗せ、日本に向かって放出したというもの。

戦争中の日本の苦し紛れの兵器である風船爆弾に似ているような気がする。というか風船爆弾を飛ばされると困るので、国連の新たな決議に追加しなければならない。

笹子トンネル天井崩落事故

2012-12-12 00:00:50 | 市民A
落ちたコンクリート板のこと

笹子トンネルの天井板の崩落は、直接原因はトンネルの上部から天井板を吊り下げるボルトの天井埋め込み部分に使われた接着剤と天井のコンクリートの間の接着力が失われ、ちょうどマッチ棒の頭のようにボルトに接着剤の塊が付いたまま抜け落ちたようだとされている。

そうなると、当初言われていたボルト側の問題ではなく、コンクリ側の問題ではないかということが、言われ始めている。打音検査すべきはボルトではなく天井のコンクリートだったということかもしれない。

そこで言われ始めたのが、このトンネルの竣工した時期。1975年ということは高度成長期の最後のあたりで、あちこちで公共投資が行われていた。一方で、資材不足が深刻になってきて、コンクリートの質の劣化が激しくなってきた。具体的には、セメントを節約した結果のシャブコンとか、海砂の使用とかである。以前、完成後、施主が受け取り拒否した欠陥ガソリンスタンドを視察したことがあるが、表面が見事な砂漠状で、風とともに果てしなく白い粉が舞い上がる始末だった。

今回の事故で疑われているのが海砂。塩分を含んでいるので鉄筋の骨を酸化させ、その骨材が膨張することによって、コンクリートにひびが入るということになる。こうなると、一体だれの責任ということになったり、同様の建築物は無数にあるということになる。

だから、「公共投資が必要」とか「事業仕訳で・・」といった論議に直結させるのでは、まったく頭が悪いというしかない。

さらに、もっと簡単なところから言えば、天井に1枚1トンのコンクリートの板を敷き詰めていたわけだが、コンクリートの密度よりも軽い素材を使っていれば天井の埋め込みボルトへの負荷も小さいし、仮に落下しても下敷きになる衝撃も異なるはず。たとえば軽量気泡コンクリートという素材なら、密度2.4のコンクリートに対し、最軽量なら0.6にまで落とすことができる。プラスティックでも軽いと思われる。さらに、連鎖反応にように落下したメカニズムも不明だが、まあ本質的には1枚でも落ちてはいけないもののような気がする。


奇跡的に助かった女性のこと

なぜ、つぶれたワゴン車から脱出できたのか、今のところまったくわからないとのこと。眠っていて、気が付いたら車外にいたということは、後部の席でシートベルトをはずしていて、さらに何かのはずみ(爆発的にガソリンに引火した瞬間に隙間ができたとか)に無意識に逃げたのかといったところだろう。

思えば人類が登場してから数百万年経っているのだけど、そのかなり初期の頃には山火事とか猛獣に取り囲まれるとか、隣の集落との大戦争とか、そういうことで種の滅亡寸前のようなことがたくさんあって、この女性銀行員のように奇跡的に生還した人がいて、種が滅亡しないですんだのだろうと、思ったりする。もちろん、これからも核戦争の一つ二つは起きるだろうし、未知の病気でほとんどの人類が滅亡したり、巨大隕石が落下したりするのだろうけど、でも奇跡的に助かる人っているのだろうね。

スバル・インプレッサ

脱出したNHKドライバーの乗っていたのがスバル・インプレッサ。水平対向エンジンということで、重心位置が車体の中心に近いので、取り回しが素早いのが特徴だが、乗り慣れていないとハンドルに振り回されることになるという評判。

かなり、この車に長期間(20年近く?)乗り続けていて、車の挙動を把握していたということも大きいのかな。もちろんコンクリ塊が助手席に落ちてきただけで運転席に落ちてきたらダメだったのだけど。それと、この車の性能を出し切ったということは、日頃から公道ラリーで腕を磨いていたのだろうが、不問。

スバルに乗って生き残った話を聞いて思い出したのは、マイ父親のこと。終戦間近、大学生だった。理工系の学生の応召には一定の猶予があったのだが、敗色深まる昭和20年には、もはや特別扱いを設ける余地はなかったのだが、最後の方法として、大学卒業後、中島飛行機への就職内定を取り付ける。

中島飛行機こそスバル(冨士重工)の前身であり、陸軍の戦闘機である「隼」などを生産していた。その内定の結果、入隊することなく、結局、終戦。もちろん終戦後は終戦前の約束はすべて反故になり、マイ父親は、飛行機や自動車とは関係ない方向へと、時代とともに漂流していったわけだ。

ということで、スバルがなければ、私はいなかったかもしれないし、この駄文の最後の行まで付き合うという難行を読者に強いることもなかったのかもしれない。スバルでも買おうかと思いついてみたのだが、3台目を買うほどの余裕なし。

マーフィーの法則って奥が深い

2012-12-11 00:00:32 | 書評
最近、マーフィーの法則の本を読んでいた、

ついでに、この法則の元になるマーフィーさんのことも調べたのだが、はっきりしない。

まず、基本は、

If it can happen, it will happen.
(起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。)

という日本人には痛いコトバだ。だから、実際にはマジメな話で去年の3月10日までに誰かが読んでいたら。少しは犠牲者が少なかったかもしれない。

で、結局、世間に流通している各種マーフィー法則は、ほとんどがマーフィーさんが作ったわけではないニセモノだそうだ。


ところで、米国のヒューストン空港での、ある最新情報を読んだ。

「荷物の待ち時間が長い」空港のクレームを激減させた驚きの解決法

アメリカ・テキサス州にあるヒューストン空港では、以前からスーツケースなどの荷物の待ち時間が長いと多くのクレームがありました。

ところがある手段をとってみたところ、荷物を運ぶスピードをあげたわけでもないのに、クレームの数がぐっと減ったのです。

いったい、どんな手を使ったかというと……。

その解決法ですが、

「荷物の引き取り場所を遠くに設定し、客に空港内で長い距離を歩かせるようにした」 と言うもの。

すると一気にクレームの量が減ったと言うのです。

人はじっと立って待ってるときよりも、余分に歩かされる方がストレスを感じにくいようです。

こういうのも、マーフィーさんなら、何か法則に仕立ててくれるのだろうけど、そっち方面の能がないため、ちょっと思いつかない。

というか、立って待つより余分に歩く方がストレスがない、というのが事実そのものだからかもしれない。

落選確実なのに立候補する候補者の気持ちみたいなものだろうか。

流行語的にはガッカリな年だった2012

2012-12-10 00:00:52 | 市民A
第28回ユーキャン新語流行語大賞に選ばれたのは、

ワイルドだろぉ

その他のトップテンは次の9点

iPS細胞
維新
LCC
終活
第3極
近いうちに・・・
手ぶらで帰らせるわけにはいかない
東京ソラマチ
爆弾低気圧


オリンピック関連1、政治(というか選挙)関連3、ノーベル賞関連1、コトバというより一般単語みたいのも多く含まれている。

で、大賞の「ワイルドだろぉ」という言葉の語感がなんとなく微妙なのは、「ワイルド」という言葉を、ややネガティブに表現していることから感じるのかもしれない。ノーマルに対して、20%位違っているような状態を、ワイルドと表現していて、何かワイルドというのが標準と異なっているような潔くない言い方だからではないだろうか。

というか、この流行語大賞の歴史は、まさにバブル崩壊の歴史をなぞっているわけで、オシンドローム(1984年第1回)、文衆(1985)、究極(1986)、マルサ(1987)、ハナモク(1988銀賞)、そして流れが変わったのが、セクシャル・ハラスメント(1989)、ファジィ(1990)、「じゃあ~りませんか」(1991)・・・コトバのはやりが、あいまい方向に進んだのは国民が未来に対する自信を失ったからだろうか。


自分的には、「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」という五輪での水泳メドレーリレーの松田選手が先輩の北島選手のことを思ってレース後、公言したセリフがいいな、と思っていたのは、北島選手自体が2004年に金メダルを獲得した後に発した「チョー気持ちいい」という大賞受賞語が、チョージコチュー(2000年入賞)であるのに対し、「手ぶら・・」では逆に他者中心的な思考回路が働いていて、とてもいい感じだ。


このエントリを調べながら書いているとお笑い芸人が受賞すると、1年で消える、というジンクスがあるそうで、確かに芸人のギャグというのも、計算されて作られているわけで、どこか不自然なところがあって、さらに大当たりすればするほど、次のネタとのギャップが大きくなり、芸人としてグッバイとなるのだろう。

さらに、流行ったコトバがその後、生き続けるのかそれとも消滅するのかというのも問題で、もちろん流行語なんか、そのまま消滅してもまったく構わない(というか、流行の美学)のだが、いつまでも記憶に残ったり、さらに日常的なコトバ(あるいは表現)となっていくもののある。

ちょっと驚いたのだが、自分的にはよく使う表現である「ワタシ的には・・」というのは、今は亡き飯島愛さんが2000年に受賞している。

さらに、受賞したものの該当者なし、というか、表彰式に現れない例がいくつかある。代表的な例を並べると、

「あなたとは違うんです(福田康夫首相辞退)」、「貸し渋り(該当者が名乗り出ない)」、「コメ泥棒(無論、該当者所在不明)」、「食品偽装(多過ぎて特定できず)」、「脱小沢(受賞者仙石氏辞退)」、「天の声(受賞者拘留中)」。

ところで、前年である2011年のトップ10は、なでしこジャパン(大賞)、絆、スマホ、どじょう内閣、どや顔、帰宅難民、こだまでしょうか、3.11、風評被害、ラブ注入。

やはり、今年が小粒過ぎるのだろう。

ハンターズ

2012-12-09 00:00:27 | 美術館・博物館・工芸品
渡辺仁博士といえば、東大で民族学を研究していた方として有名。民族学というのは、実際、色々な切り口があって、何が正解というようなものはないと思う。

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で、博士の遺した資料の中で大きな分野が、「ウォニエ村」のもの。ニューギニアのオリオモ地区にある村で、生活の大きな部分を狩猟におっている。先生の収集したのは弓矢とかヤリである。

それらは、魚を突くという狩猟行為や野鳥を撃墜する目的に使われるのだが、いかにも道具を使いこなす腕によることは言うまでもない(ゴルフクラブみたいなものだろう)。

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その狩猟用具の素朴さからいって、博士自らヤリを振り回したり弓矢を使ったことがあるのだろう。

もっとも、それらを使うのが狩猟の目的だけではなく、隣村との抗争も含まれるのは言うまでもないだろう。なまじ研究者の腕前がよくても、とつぜん始まった戦争に駆り出されて、那須与一みたいな大奮戦をすることになっても、責任はとれない。

太い指は誰。

2012-12-08 00:00:49 | しょうぎ
先週の「細い指」の続きが、「太い指」。

123


将棋フリーペーパー「駒doc」秋号の「?この手 誰の手?」に登場するのが極太の指。

この指は!・・・・・まぎれもなく加藤一二三九段のものに決まっている。

 ここで、余談だが、この先生の名前である「一二三」であるが、最近のキラキラネーム例の中に紹介されているのが、「一二三=ドレミ」。まあ、親を恨め!といったところだろうか。


で、細すぎる指も怖いし、太すぎる指も怖いと思うのだが、それは少し変わったことに対する怖さという人間のもつ根源的な感情によるのではないかと思う。といっても、私の指も、標準よりも若干太いが、それで将棋を指すときに相手に恐怖を与えているとは思えないのだが、おそらく、平均に対して20%程度までは違和感がなく、それを越えたあたりから心理に影響が出るのではないだろうか。

仮に相手の指が6本でも、動揺することはないだろうが、7本あると、相当、ドキドキするだろうなと思うわけだ。

選挙が近いので、政策論とかの話だが、現状から2割変化する程度の範囲なら人々はその政党に対して違和感を覚えないだろうが、それ以上離れた目標が登場すると、支持されないということなのかもしれない。原発全廃とか10年で全廃とかいうよりも、毎年20%ずつ削減といった方がマイルドな感じがする。


さて、11月24日出題作の解答。

c12


▲2三竜 △同玉 ▲1二角 △同玉 ▲2四角成 △2二玉 ▲3四桂 △2一玉 ▲1一竜 △同玉 ▲3三馬 △1二玉 ▲2二馬まで13手詰。

3手目までに、全体構図を見極めれば、あとは流れるように解けるはず。

動く将棋盤はこちら


今週の問題。

1208


誰しも忌み嫌う入玉図。しかもコーナー逃げ切りの王を無理やり詰ますことになる。持ち駒はたっぷりあるが、終盤に、ある問題に直面する。

手数のヒントは、「二桁の素数の数マイナス2と同じ」である。

わかったと思われた方は、コメント欄に、最終手と手数を記していただければ、正誤判断。

あなたも発電所長になれる

2012-12-07 00:00:41 | MBAの意見
幕張メッセで開催中の第7回再生可能エネルギー世界展示会へ行く。会場内は撮影禁止なので遠景だけ。といっても外国人は、ところかまわずデジカメで撮影しているがおとがめはない。こういうところからして日本人と外国人の違いがある。実際のところは外国人の方は、日本に出張して仕事をした証拠を残しているだけなのかもしれない。半日はビジネス。残り2日はディズニーランドと都内見物というのかもしれない。日本人が海外のコンヴェンションに行くのと同様。
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それで、再生可能エネルギーといえば、風力や地熱発電も含まれるのだが、この会場の80%は太陽光発電パネル関連である。というかパネルのモデルハウスといった感がある。

内外の各社が会場にパネルを持ちこんで優劣を競いあっているのだが、見ているだけでは何とも違いがわからない。この会場を設営する時でも世界中から見かけがかわらないパネルが同時に搬入されたのだろうからずいぶん混乱しただろう。自分のブースの太陽光パネルが行方不明になっても捜索不能だ。

looopそれで、一番、驚いたのが株式会社Looopが出店した「MY発電所キット」。12KWのMY発電所キットが3,350,000円である。これを空地に設置することで、売電収入が年間60万円だそうだ。5年半で元が取れる(はず)。さらに空き地にこれを設置した場合、下草が伸び放題になるため、除草シートというのも売っている。これを敷くと雑草は伸びない(らしい)。

さらに帰宅後、L000P社を調べると、楽天市場でエントリーモデルとして56,000円の発電キットを売っている。バッテリーと組み合わせれば色々と利用可能である。まさに、あなたも『発電所長』になれるわけだ。というよりも、電力会社社長の気分になれるかもしれない。

有楽町でみつけたオムライス

2012-12-06 00:00:48 | あじ
たまたま、普段づかいのカメラを買い替えたので最初の写真が、オムライスとなる。どうも接写10センチということなのでなんでも撮影できそうだ。といっても、取扱説明書を解読するのは至難の業。

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たまたま、今、読んでいる「マーフィーの人間哲学」という本に、マーフィーの法則の一部が書かれているのだが、「取扱説明書」について、こう書かれている。

1.取扱説明書が理解できる人には、取扱説明書は不要だ。
2.取扱説明書を理解するには、取り扱いを完全に理解しておく必要がある。
3.取扱説明書には説明書は付いていない。

まあ、そんなところである。

ところで、オムライスだが、東京フォーラム内のレストランのロイヤルのメニュー。つまりロイヤルホストということなのだが、なかなかの味だ。なによりご飯がケチャップで味付けられているがチキンが入っていないのがいい。

あと200円安くなって780円になれば、もっといい。

日本警察腐食の構造(小林道雄著)

2012-12-05 00:00:19 | 市民A
keisatuヒドイ!、コワイ!、最低!。こんな感想が思いつくとんでもない本である。

特に、大阪府警を裏側から観察し、どうして殺人などの凶悪犯になる警官が多いかということを分析している。

官僚主義とか、ヤクザとのなれあい、暴力取り調べ・・・


一方、警察が市民から特に嫌われているのは、交通警察。「オイ、コラ!」体質である。刑事にしても警らにしても、いきなり一般市民を手錠を持って追いかけたりしない。一応、捜査したり、身元確認したりといった手順が必要なのだが、交通取り締まりは、いきなり「オイ、コラ!」である。社会の中の警察の重要性のバランスからいって、まったくゆがんでいるわけだ。その結果、市民の協力が遠ざかっていく。いっそ、警察から切り離した方がいいのかもしれない。 

幕末史(半藤一利著)

2012-12-04 00:00:53 | 書評
この本は、実に口語体で書かれているのである。というのも慶応大学でのセミナーで著者がしゃべったことが活字になったからなのだが、こんな言い方だ。徳川慶喜を将軍に推す勢力と徳川慶福を推す勢力が拮抗していた頃のことなどを、こうやって書く。

慶喜か慶福か、開国か攘夷か、この四つが入り乱れてしばし政局を混迷させ筋道をわからなくします。ガタガタ揉める裏で動くのはお金、そこに乗っかるのは野心的な公家さんたち。このへんから、山ほどお金を懐に入れた公家さんたちが、ああでもないこうでもないと口出ししはじめます。

要するに幕府が京都の公家対策で大金をばらまいて工作活動をした結果、京都の世論がカネで右や左に動きまわっていたということを言っているわけだ。

bakumatu


結構、幕末史というのは戦国時代と並んで、歴史上、人気のある期間であるのだが、有名な事件は多いのだが、わかりにくいのは、幕末史が始まった頃に登場人物が思い描いていたことと、まったく違うところで終結するのだが、どうして尊王攘夷とか言っていた人たちが、尊王とは言えないような方法で天皇を利用したり、外国かぶれみたいに帝国主義を始めるに至ったのか、その歴史的な必然性がはっきりわからないわけだ。

本書は幕末をペリー来航から西郷隆盛の死までの期間として、その間に起きた各種事件のつなぎの部分を詳しく書いている。で、問題の尊王攘夷をずっと唱えてきた水戸藩があっさり薩長に見切られたことについては、薩長も公家も「外国のこと」をまったく知らないまま、条約反対!と唱えていたようだ。それだからこそ、あっさりと攘夷から開国に宗旨替えできたのだ。

まあ、このあたりは、現在のTPP賛否論につながることでもある、「第二の開国」という表現もかなり正しいと言えるだろう。

で、幕末人物列伝と現在政治家列伝をシンクロさせてみると、

 大塩平八郎・・・河村たかし 一暴れして、滅亡。
 徳川斉昭・・・石原慎太郎 硬骨おやじ。攘夷論。いずれジャマポイとなる。
 岩倉具視・・・ハッシー 邪魔になったら水戸を捨てる予定。黒幕。
 井伊直弼・・・小泉純一郎 古いタイプの人間だが、強引に新自由主義(開国?)に突き進む。
 堀田正睦・・・ノダッチ 井伊直弼の小型版、歴史上は井伊直弼より前。国論まとめられず大混乱に。
 ペリー・・・・TPP
 坂本竜馬・・・不在
 西郷隆盛・・・石破茂。押しが強く、地方票が支え。
 大久保利通・・・アベッチ。凡庸こそすべて。
 伊藤博文・・・未定
 島津斉彬・・・小沢一郎 時代からはぐれた。
 勝海舟・・・鳩ポ 何度も引退する。
 徳川慶喜・・・石原伸晃 優柔不断を代表するような人格。言うことがコロコロ。
         なお、2013年度のNHK大河ドラマで慶喜を演じるのは、石原良純の方。

やはりキャストがまとまらないのは、幕末ではなく、戦国時代なのかな。小泉=北条早雲とか。まだ斎藤道三が退治された位のところかな。

切れたアーティストの抱えた別案件

2012-12-03 00:00:10 | 市民A
さかもと未明さんと言えば、岡倉天心を始めとした横浜市ゆかりのアーティスト群のリーセントバージョン(要するに活躍中の女性漫画家)であり、活躍しているカテゴリーは多様であり、その中にはアマチュア将棋愛好家という分類もある。タイトル戦の解説会で聞き手を引受けることもある。腕前の方は、大会で飛車で自分の歩を取るという荒業で反則負けという意外な結果を披露したこともあるようだ。

で、書こうとしているのは、機内で泣く子がいたら、航空会社にクレームすることではないわけ。遅ネタ過ぎる。しかし、出発点は、その事件。事実を並べていくと、「こどもいじめ的な意見を発表」→「ネット上で大バッシング」→「本人が翻意。さらに、シートベルトを早くはずして通路を歩きだしたことにつき、警察署に出頭」というような展開になった。

その出頭した警察署というのが都筑警察署と書かれていたので、いささか驚いたのだ。マイハウスの近くだ。では近くに住んでいるのだろうかと思って軽く調べると、世田谷区だそうだ。どうもおかしい。さらに調べてみると、妙な方向の記事がある。

「略奪婚!」。まあ、結婚までのプロセスは色々あったようなので詮索しないが、横浜市都筑区の開業医(かなり年上の男性)と結婚したらしい。と、なんだか話がまとまってきたようなのだが、この医院を探してみると、都筑区役所や都筑警察署が近くにある横浜市営地下鉄センター南駅から3分ほどの場所にあることがわかった。駅の名前を医院の名称にしている。こういう方面の医業である。

そして、ここまで調べたころには、さかもとさんのブログに書かれている妙な案件のことが気になってくる。

詳しくは、そのブログの11月26日号「サウスウッドという不思議なビルについての疑問」に詳しく書かれているが、簡単に彼女の主張を述べると、現在駅前に建設中のサウスウッドという半木造の大型商業施設の一角には、複数の医院を入居させることになっていて、計画段階では第三セクターの横浜みらいから医院の入居(引っ越し)の勧誘があり、同地区の4件の医院と相談し、申し込んだ。しかし、最近になって、横浜みらいの代理人と称するものから、当初予定の入居料単価が約2倍になると言われ、まず2社が脱落。

さらに突きとめていくと、店子さがしを任されたのは別の会社であり、その会社がさらに実態のないペーパーカンパニーに丸投げしているそうだ。

そして、誠意のない態度の横浜市長や神奈川県、ペーパーカンパ二―を放置している東京都に対し、告訴したり、辞任請求したり、質問状を送ったりと、天誅を下しているのだ。

そして、この問題、彼女のブログを見ればわかるはずだが、ジャーナリズムはあえてシカトしている。そのうち見えてくるだろうが深く調査中ということなのだろうか。


しかし、本当によくわからないのだが、なぜ、漫画家が開業医と結婚したのだろう。自分的には、仮に開業医と漫画家と、どちらにもなれるというのなら、絶対、漫画家。

東大古生物学(東京大学総合研究博物館)

2012-12-02 00:00:51 | 美術館・博物館・工芸品
todai1本郷の東大キャンパス内にある東京大学総合研究博物館の収蔵品の公開というか、要するに『化石』である。来年1月11日まで。

ここに来ると、いつも思うのだが「東大」というブランドを恥ずかしげもなく展開しているわけだ。大学の頂点と自認しているのだろう。この古生物学というのも、長い間、東大にしかなかったそうで、本展も、東大にしかなかった化石研究の時代の収蔵品、すなわち海外(多くはドイツ?)から、購入したものが一つのカテゴリーを為す。アンモナイトとか三葉虫とか・・。

todai2その次に、海外の学者が日本の化石を研究した成果としての一群がある。そういえば弥生時代の語源である弥生貝塚は東大の敷地に隣接している。そこからの収蔵品が一群。

そして、最後の一群は多くの大学で古生物学が始まり、日本全国で化石掘りが始まった結果のコレクションである。ただし、まだ解明されているわけではない。

その結果、日本には時代と気候の変化によってさまざまな生物が陸路だったり、海路から列島に到達していたことがわかってきたわけだ。

todai3そういう展示なので、ややわかりにくいところはある。

そして、何らかの哺乳類の下顎の化石をながめていると、まだ1年か2年と思われる女子学生が研究員に「どうすれば、学芸員になれるか」一生懸命に聞いている。どうも修士や博士になれば、自動的に学芸員になれるという誤情報を持ってきたらしく、軽く否定されていた。それはそうでしょう。

todai4さらに、「こんな専門家になってもしょうがないから」というような意味のことを言っていたようだ。