太い指は誰。

2012-12-08 00:00:49 | しょうぎ
先週の「細い指」の続きが、「太い指」。

123


将棋フリーペーパー「駒doc」秋号の「?この手 誰の手?」に登場するのが極太の指。

この指は!・・・・・まぎれもなく加藤一二三九段のものに決まっている。

 ここで、余談だが、この先生の名前である「一二三」であるが、最近のキラキラネーム例の中に紹介されているのが、「一二三=ドレミ」。まあ、親を恨め!といったところだろうか。


で、細すぎる指も怖いし、太すぎる指も怖いと思うのだが、それは少し変わったことに対する怖さという人間のもつ根源的な感情によるのではないかと思う。といっても、私の指も、標準よりも若干太いが、それで将棋を指すときに相手に恐怖を与えているとは思えないのだが、おそらく、平均に対して20%程度までは違和感がなく、それを越えたあたりから心理に影響が出るのではないだろうか。

仮に相手の指が6本でも、動揺することはないだろうが、7本あると、相当、ドキドキするだろうなと思うわけだ。

選挙が近いので、政策論とかの話だが、現状から2割変化する程度の範囲なら人々はその政党に対して違和感を覚えないだろうが、それ以上離れた目標が登場すると、支持されないということなのかもしれない。原発全廃とか10年で全廃とかいうよりも、毎年20%ずつ削減といった方がマイルドな感じがする。


さて、11月24日出題作の解答。

c12


▲2三竜 △同玉 ▲1二角 △同玉 ▲2四角成 △2二玉 ▲3四桂 △2一玉 ▲1一竜 △同玉 ▲3三馬 △1二玉 ▲2二馬まで13手詰。

3手目までに、全体構図を見極めれば、あとは流れるように解けるはず。

動く将棋盤はこちら


今週の問題。

1208


誰しも忌み嫌う入玉図。しかもコーナー逃げ切りの王を無理やり詰ますことになる。持ち駒はたっぷりあるが、終盤に、ある問題に直面する。

手数のヒントは、「二桁の素数の数マイナス2と同じ」である。

わかったと思われた方は、コメント欄に、最終手と手数を記していただければ、正誤判断。