『ミレミアム囲い』というのは丁度、西暦2000年の頃に登場した玉の囲い。数年間はやっていたが、確か囲いが破壊されるような定跡が現れたわけでもなく自然に衰退していた。

実は、私は時々愛用する戦法で、あまり勝率がいいわけではないが、定跡書もないので、なんとなく指していた。今回、正々堂々と定跡がまとめられたので、購入して読んでみたのだが、色々と驚くことがあった。
一番の驚きは、自己流2000年型ミレニアムは金銀3枚と角と桂で構成されていたのだが、金銀が3枚でなく4枚すべてを囲いに使うというもの。それでは松尾流居飛車穴熊と同じかというと、松尾流は囲い全体が正方形に対し、新ミレニアムは横長長方形ということか。6八に銀を配置する。
ただ、実際に指してみると、穴熊の場合は金銀が7筋にいるので、と金が5八にいても、まだ一手余裕があるが、6八に銀や金がいると、5筋にと金を作られるといきなり苦しくなる。
実感としては、変化筋が少ない戦法のようで、それが長所でもあり、短所でもあるということかな。
さて、3月29日出題作の解答。



今週の問題。7手詰。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。
金の動きが可愛い。
正解です。