細指に敗れる

2012-12-01 00:00:02 | しょうぎ
11月24日の職団戦。基礎体力のせいか、第2戦後半から疲労し始める。2週間前の風邪の影響だろう。団体戦として最も重要な3回戦で、相手のペースで攻められてはいるものの、自宅でソフトで解析したところ、互角の場面だったにもかかわらず、自分が不利になっていると勘違いし、無理技を次々にかけていって自滅の構図となってしまった。

この一敗でチームは2勝3敗と敗退。次回までに体力を戻すしかない。

思えば、相手の指がずいぶんと細かったので、超強豪と思い込んでしまったのがいけなかったのかもしれない。なにしろ自分の指はかなり太い方なので、指の細い人の気持ちがよくわからないわけだ。

負けた一局はマル秘とし、一回戦の最終盤の図。

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ここまで来るのに、粘りに粘られ、8筋の桂2枚を銀で取られると、負けそうな局面。▲9四桂で歩を補充して、7三に歩を打っても、△8五銀と桂を取られると、後が読み切れない。インチキながら6二に角を打ちながら、小さな声で“飛車取り”とささやくと、時間はまだあるのに、ノータイムで△6二同金、▲同竜、△7二金、▲7三金で投了していただいた。最初の▲6二角打に対し、△4二金と打たれると、大汗かかなければいけないのだが、小声が効いたようだ。

二局目は有利に展開していながら、体力切れでよく見えなくなっていた場面。

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4四に金を打ったところ予想外に4三に桂を打って穴を塞がれる。実はこの局面では▲3三金から詰んでいるのだが発見できず。▲4五角成と大技を繰り出す。△4五同桂に対し、穴の開いた3三に銀を打てば簡単に詰むのだが、▲4三金と突進して詰ませる。このあたりの読みの浅さが3回戦での失敗につながっていったのだろう。


さて、11月17日出題作の解答。

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▲3一角成 △同玉 ▲3二飛 △2一玉 ▲1一歩成 △同玉 ▲1二歩 △2一玉 ▲3三桂 △同金 ▲1一歩成 △同玉 ▲1三香 △2一玉 ▲1二香成 まで15手詰。

動く将棋盤は、こちら



今週の問題は、厳密には詰将棋としてはキズありというか、玉方の非限定あり。上の職団戦第二局の詰手筋から。6手目は玉方非限定。

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