ヒューゴの不思議な発明(2011年 映画)

2019-07-10 00:00:00 | 映画・演劇・Video
アカデミー賞をたくさん受賞した映画。原作はあるのだが、映画のために書かれたかのようにはまっている。

父を亡くしたヒューゴ少年は孤児院送りにならないように必死に生きているのだが、人生の一つの目的は、父親の生前に修理を続けていた機械じかけの人形を動かすこと。その部品を非合法に集めているうちに偏屈なジイサンに捕まって、組み立てノートを取られてしまう。

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実はこのジイサンのところにナイスなお嬢様がいるのだが、実はこの娘も孤児だった。そして映画らしく、この少年と少女は機械人形を動かすために冒険を始めるわけだ。

そして映画らしく、さまざまな困難と幸運が起きる。おおげさにいうと「人生はあざなえる縄のごとし」ということになり、生死の境をさまようことになる。捕まると孤児院に行くということが懲罰的に描写されるのが少し問題のような気がするが、欧米ではそうなのだろう。コネ社会だからだ。

そして、最後にジイサンの本当の身分が明かされ、映画時代が始まった当初の映画王だったことがわかる。

ところで、一つだけわからないのが、途中でヒューゴ少年がある人物から「ロビンフッドの本」を渡される。少年は、これは何かの理由があると推測するのだが、実はよくわからない。同じような疑問を持った人も多いようでいくつかの感想に書かれていた。

この人物も実は何のための登場なのかよくわからない。個人的推測だが、この映画の続編のための布石なのではないだろうか。といって、今のところ続編はないのだが。