包括申請から個別申請になって笑う人

2019-07-08 00:00:06 | 市民A
日K関係が、こじれてきたのだが、大統領が変わった時からの流れを考えれば想定内なのかもしれない。なんとなく、何回も独立運動をしたがっているのかなと思ってしまう。世界に国家は200ほどあるのに、米中日ロといった大きな国しか眼中にないようで、小国との関係をコツコツと築くということをしないので、いつもコンプレックスを感じているのだろう。

今回のフッ化水素他の包括輸出申請終了の件で、きわめてマイナーで些少なことなのだが、陰で大喜びしている会社群があることに気付いている。

以前、通関業もやっている会社にいたので気が付いたのだが、通関業というのは浜辺に小石を築くような仕事で、通関書類作成と税関への通関申請、積込みの確認などの仕事で、一件あたり数万円の利益しかない。法律で単価が決められているわけだ。質では稼げないので量で稼ぎたいのだが、大敵がある。それが「包括申請」だ。今後1年とか2年とか3年で、同じ製品(商品)を同じ相手に合計〇〇個(〇〇円)輸出するという申請をすると1回で済むわけだ(細かく言うと包括申請の内数であることを報告するのだが)。

そうなると数年間で1件の輸出申請なので、数万円の利益で終わってしまう。もっとも包括申請のメリットの一つは通関手数料が少なくて済むということなので、立場の違いそのものである。

おそらく日本では、輸出者の通関を行う通関業者が今までの何百倍の利益を得るような気がする。頻度がよくわからないが、毎週出荷していたとすると、年間50回、3年で150回だ。といっても一輸出先当たり数百万円ということだろうけど。臨時ボーナス支給だろうか。K国の輸入会社の通関業者も儲かるはずなのだが、たぶんK国では、儲けると袋叩きになるのではないかと少し心配。

もっとも、すぐにこの措置が終わったり、そもそも輸出入がなくなると、ぬか喜びということになる。