渋谷でもっとも暑い場所

2018-02-18 00:00:44 | 美術館・博物館・工芸品
渋谷駅周辺では、駅そのものを含め無数の工事が行われている。古いビルは次々に倒され、高層のオフィスビルやホテル、商業施設に建て直されている。ある意味で「暑い街」といってもいいだろう。

ただし、実際に気温が熱いわけではなく、冬になれば雪は積もるし、高層ビルの間を寒風は吹き抜けている。

ところが、徒歩10分程度のところに、本当に暑い場所がある。しかも公共施設である。

目白通りを恵比寿方面に歩き、突如右に曲がった場所にその建物はある。

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「渋谷ふれあい植物センター」。この施設名だけではよくわからないだろうが、大きなガラスの温室が建っている。入館料は100円(シルバー無料)と格安で、館内は相当暑い。つまり亜熱帯から熱帯といった設定になっていて、そういう種類の植物が植えられている。お決まりの食虫植物もある。この時期、コートを着ているので、まず一枚脱いで、次にまた一枚脱いでということになる。太陽政策だ。

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今まで行った色々な植物園の中でも異例の感じがある。どうも強い主張が感じられない。サボテンも鉢植えで並んでいるし、屋上のハーブ園も鉢植えで、私の庭の地植えのハーブ類の方が立派に思える。そして2階部分には、椅子がおかれ、無料のお茶が飲めるし、植物関係の様々な本を読むこともできる。くつろいでいるのは20代の男性とか女性とか。

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一人でこういう場所で精神を休ませているのだろう。ちょっと心配だ。まあ、ペットと一緒の時がくつろげるという人もいるのだから、植物と一緒の時にくつろげる人がいてもおかしくない。こういう方々が年配になると盆栽とかやるのだろう。

そして、この場所は、渋谷区民他の心を休ませる大きな役目を果たしているといえるのだが、一つの根本的な問題がある。

それは、暑過ぎることかもしれない。