痛い腕でキャッチの節分

2018-02-05 00:00:49 | 市民A
昨年に続いて二回目の川崎大師の節分会(せつぶんえ)に行く。実は危ないところだったのが開始時刻の記憶違い。二回目の豆撒き時刻を2時半と思い込み、それでも今年は土曜だし遅刻するわけにはいかない行事なので、2時前には現地に行っておくことにしようと思っていたのだが、実際には開始は2時だった。そのため最悪事態である遅刻は免れたものの、群衆の前の方とはいかず、後ろの方のその他大勢的場所になる。

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そして、豆を撒く一団が登壇するわけだ。数えたところ豆を撒く人数は71人。一人は勧進元の大僧正であるが、残り70人は、貴族でも政治家でも相撲取りでもなく、ただの平民のように見える。実際には、登壇するには、金七万円也を寺院に収める必要がある。もう一つの条件は年男年女であること。豆撒きは1日3回なので、寺院の収入は、7万円×70人×3回ということで1470万円になる。一家5人で登壇という豪気な人たちもいる(年男ではないのではないかともうっすらと感じる)。

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そして、開始の太鼓が鳴ると、一斉に上から豆袋が飛んでくるわけだが、その時気付いたのは自分の腕の状態。左上はいわゆる五十肩。右ひじはテニス肘と診断されていて、手を上に上げると痛みがある。といってもしょうがないので、痛くないような顔をしながら痛みに耐え、いくつかの豆袋を手に入れることができる。本当は痛くても顔に出さずにニコニコと頑張るM坂D輔選手の気持ちがわかる。

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そうなると、自分の方に飛んできたものを確実にキャッチするという食虫植物主義になるのだが、野球の外野手のテクニックを思い出した。つまりボールを取る前にグラブを開いて待つのは×で、手を閉じておいて、取る瞬間に開いてまた閉じるという美しい技術を川崎大師で披露することになる。5つフライが来てエラー2回。外野手ではなく内野手だったからだ。

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ところで昨年のブログでは川崎大師の由来など不興なことを書いたが、今年は参道の店の事。まず、食べ物店が多い。名物は大師のど飴というもので薬を飲めない妊婦には喜ばれるはず。飴切りの音が騒がしい。それから久寿餅で葛の粉は使われていないはず。さらに甘酒屋や煎餅店。

濡れせんべいは絶妙な味だ。形態も焼鳥に似ている。しかし、まったく味は違う。煎餅の食べ歩きは禁止になっているので、帰宅してから食べるのが正解だ。