山本家の味噌煮込うどんといっても・・

2018-02-23 00:00:54 | あじ
まったく名古屋的な話で恐縮だが、名古屋の食べ物といえば、味噌カツ、ひつまぶし、トンテキ、あんかけスパゲティ、きしめん等と並んで有名なのが「味噌煮込うどん」である。

特に有名店が「山本屋」なのだが。

yamamotoya


しかし、山本屋というのは、実に二種類あるわけだ。

「山本屋本店」と「山本屋総本家」。これがまったく別の経営というのだから混乱してしまう。しかも、あまり仲がいいとは言えない関係らしい。

両者のHPを見ると、どちらも「我こそが老舗」と主張している。どちらも山本さんが作った会社ではなく「山本屋」という店名を買ったということらしい。二重売買をしたのか、そもそも「本店」も「総本家」もかなり古くから暖簾が存在し、それぞれが別の暖簾を買ったのかもしれない。そうなるとルーツを突き止めるのはかなり難しい。

ということで、名古屋人でも知らない二つの山本屋だが、個人的には山本屋=山本屋本店と思っていた。JR名古屋駅地下のエスカという飲食街に「本店」が入っていて、そこで食べたり、お土産を買ったりしていた。

ということで、「総本家」の方の味噌煮込うどんを買って、自宅で作ることにした。

一応、鶏肉と油揚げとネギと生卵を追加することにしたのだが、確かに味は相当違う。

「本店」の方が辛い。角が立っている味と言える。「総本家の方が薄口の感じがある」。あえていうと大衆的な味である。

しょっちゅう食べるなら「総本家」で、時々食べるなら「本店」ということなのだろうか。