LRTが増えるのかな

2012-04-02 00:00:33 | 市民A
都市の交通網と言えば、大都市間を結ぶ高速鉄道、近距離通勤用の放射線状の通勤電車・地下鉄、そしてバスとタクシーといったところで、それぞれ国より、地域により組み合わせが変わるのだが、どうも日本では不人気な路面電車が復活の兆しのようだ。LRTとは、light rail transit の略で、大戦前に多く存在した軽便鉄道なども含まれるのだろう。

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そして、それなりに歴史があって、日本でも戦後の高度成長期でもあまり人口が変わらなかった中都市とか、道路が広くて車道と軌道とが分離できるところ。それと欧州の古い街並みのように自動車の市街地への進入を制限している街、北の香港と言われる大連市のように路面電車を撤去する間もなく人口が急増してしまって、そのまま新型にしてしまった都市などもある。

日本では、古く汚く車体全体が広告のようなみじめなサマになった場所が多いが、海外ではそれなりに車体のデザインもすばらしい。

ただ、実際に軌道が独立していないで、道路と見極めがつかないような場所をレンタカーで走ると怖いことが多く、高知では運転中にぶつかりそうになって急ブレーキを踏んだことがある。ルールを良く知らないのだ。それ以来、路面電車のある都市では運転しないようにしている。

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ところで、富山では、路面電車と天守閣との近接2ショットが撮れるようだが、残念ながら天守閣の方は復元物である。現存する天守閣は全国に12しか残っていない。弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中松山、松江、丸亀、松山、宇和島、高知。

これらの街で路面電車が残っているのは、松山と高知だけである。いずれも天守閣は丘の上にあり、路面電車は平地を走っているため、近接2ショットは無理だろうが、遠望2ショットはかろうじて可能のような気がする。チャンスがめぐってくるなら、トライしてみたい。できれば、捨たれゆく日本の風景として、さらに和菓子店もフレームに加えたいところである。