替え玉投票をしてしまう

2012-04-16 00:00:47 | 市民A
この4月から1年間、輪番制で町内会の班長(組長という)をすることになって、最初の大きな仕事が、総会での町内会長の選出である。実は町内会というのは正式には○○1丁目というような、丁目単位になっている。住宅街地なので、その下に20くらいの班があるわけだ。

で、日曜日に町内会長選出の総会があったように、うろ覚えだったのだが、時間を書いた文書が見当たらない。くず箱に捨てたような気がして、自分の手帳の予定表のところを見るが、当日のところはブランクになっている。そして、かろうじて、ごみ箱の中にくちゃくちゃになった文書をみつけ出し、時間だけ確認すると、2時からだった。

ほっ。

なにしろ、今の町内会長はすぐ近くの知人なのだ。ただ、知人といっても、その人は宗教政党支持の人で、顔を知っているという以上の付き合いはないのだが、それでも、一票のあてにされているように思われているようだから、行かないわけにもいかない。

5分前に、近くの自治会館に入る。

ところが、なんとなく居心地が悪いわけだ。2回ほど定例会に出ているのだが、男性が6割程度だったのだが、今回は女性が多い。7割が女性。男が出席すると役員に選ばれるリスクが高いから奥様方が代わりに来ているのだろうか。

そして、当日の資料をみると、役員候補者という資料に、知人の宗教系候補者の名前が書かれていない。

「とうとう、多数派工作に失敗したのだろうか? あるいは、長く務めたので勇退したのだろうか? あるいは急病? 」とか、ぼんやり考えてみるが、会長が代わった理由をいくら考えても思いつかない。

そして、会議は始まり、今年度の活動予定とか予算案とか説明があり、質疑応答が始まる頃に、話の内容に今一つ不自然な感じが漂う。

そして、突然に気がついたわけだ。

いや、本当に驚いたわけだ。ひとりドッキリカメラみたいな話なのだが、真相はこうだった。


町内会違い。

隣接する町内会だったわけだ。

しかし、会場は満席状態。途中で抜け出すのは難しいし、今さらそんなことを言い出したら、大失笑物だ。会が終わるまで黙って耐えるしかないではないか。

そして、役員選出。昨年からの役員が引き続き任を勤めるということだそうだ。投票代わりの拍手をしてしまったわけだ。


帰宅してから文書を再確認すると、来週の同じ時間が当方の総会日時だった。念のため再度、手帳を見ると、来週の日曜の欄に、明確に「14時 総会」と、記入されていた。


わたし、大丈夫?