サッカー観戦無料のなぜ?

2011-08-09 00:00:16 | 市民A
少し前に神戸に行っていた。神戸には何回か行っているのでメインの名所は詳しいので、今回は、その他の話題。

kobe1


まず、地下鉄駅に女子サッカーのポスターが。例の沢選手の所属するチーム「INAC」の本拠地が神戸である。

しかしよくわからないのが日程。7月24日のジェフユナイテッドの試合の次が11月6日の日テレ・ペレーザ戦。4カ月も先かと思えば、その下に7月31日の岡山湯郷戦となっている。まさか来年の7月31日じゃないし・・

kobe2


よくポスターを観察すると、わずかに謎が解ける。7月24日と11月6日の試合は有料試合だが、7月31日は無料試合になっているようだ。プロの試合なのにタダ。

そして、7月24日の試合には、1万7812名が詰めかけ、さらに31日の試合は、2万人以上の観客になったそうだ。無料だから正確な人数の把握ができないのだろう。


INAC神戸対岡山湯郷戦に2万人以上の観客…先週の最多観客動員数を更新

SOCCER KING 7月31日(日)17時30分配信

31日に行われたなでしこリーグのINAC神戸対岡山湯郷戦に、2万人以上の観客が集まり、先週のINAC神戸対千葉戦で樹立した女子リーグの最多観客動員数1万7812人を更新した。

試合は日本代表MF宮間あや擁する岡山湯郷が先制し、INACが開幕7戦目にして初の失点を喫するものの、韓国代表MFチ・ソヨンの2得点などで逆転し、INACが3-1で勝利。無傷の7連勝で首位をキープしている。岡山湯郷は今季初の黒星となった。


では、なぜ、「無料試合」なんてなるのだろう。

これについて、朝日新聞7月30日版で「なでしこ活況、進むか有料化」という記事があった。

どうも会場使用料の制度にカギがあるようだ。例えば、神戸ユニバーの場合、メーンスタンド開放で無料試合をすると、使用料は7万6千円だが、有料試合だと営利目的と言うことで使用料が3倍になる。さらにチケットを販売すると人件費もかさむし、ナイター設備を使うと、1時間で最大16万8千円が上乗せになる。もしかすると、スタジアムも公益法人になっているのだろうか。

しかも、昨季の1試合平均は、「わずか912人」だったわけだ。

リーグでは2013年には全試合有料化を方針に掲げているそうだが、2011年現在、全72試合のうち42試合は無料試合になっている。

優勝の経済効果は1兆円とか計算した研究所もあるようだが、もっと身近な損益分析も行ってほしいものだ。

なお、8月19日には、なでしこVSリーグ選抜の試合が国立で組まれているそうだ。ロンドン五輪予選のための強化試合ということ。平日開催でナイターになるそうだ。地上波で生中継される。もちろんデジタルテレビを買ってない人は、見ることができない。行くしかない。料金は不明だ。