元気ずしにAKB

2011-08-05 00:00:29 | あじ
先日、地方都市に行った時、あいにく午後2時のアポなのに1時前に到着する。鉄道が不便な場所なので、バスセンターである。残念ながら、ゆっくりと地元の寿司屋に腰を据えて地魚をつまみに酒盛りを始める時間はない。

といって、バスセンターの回りにあるのは、チェーン店とかばかり。「○亀製麺」とか「ココ○カレー」とか「○ら寿司」とか「○スト」。スーパーのフードコーナーのたこ焼きとか。

帯に短し襷にも短し。今にも雨が降りそうなので、最も歩かないという選択肢を最重要ポイントとし、「元気ずし」に入る。ぐるぐる寿司である。

ただ、あまりぐるぐるしていなくて、注文するようだ。

地元産の貝が安いので注文すると、口に合わなかった。イカはかなりいけている。ツブ貝はそこそこだな、とか思っていると、目の前に縁の赤い派手な一皿が通過する。

akb


つい手を伸ばすと、「AKB盛り」と書かれている。なんとなく、北陸の温泉地に実存するという噂の現代名「人魚盛り」を思い出してしまう。

で、なんでAKBかというと「(A)あまえび」「(K)かつを」「(B)びんちょう」の三種盛りということだそうだ。168円。48円だともっと嬉しい。

チェーンの名前のように、食べて元気になろうということなのだろう。なかなかいいネタを使っているようで、元気がでてくるのだが、ちょっと元気の種類が違うような気がする。

その後、タクシーに乗るが、運転手さんから「やっぱり、寿司はいいネタを食わないと、回転すしなんか食えないねえ」と言われる。見られていたのだろうか。さっきの元気は、あっさり消えさった。