ボルトと同じだった前原の焦り

2011-08-30 00:00:14 | 市民A
民主党の党首が変わり、たぶん総理大臣になるのだろう。もちろん、二日以内に、党が二つに分裂しなければ、ということだが。

選挙に、「馬」と「鹿」が出馬するというのも、笑えない偶然だなあと思っていたし、いまだにわからないままとなった疑問としては、同点二位だったら、そういう決選投票するのかな、ということと、一回目の投票の時にあった不在者投票だが、決選投票の時には、どうなるのだろうと思っていた。

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第一回目も第二回目も同じく投票総数は395票だったので、不在者投票の実行方法には何か工夫があるのだろうか。しかし、開票作業の手際の悪さは、この政党の実務能力の欠如を示しているようにしか見えない。どうせ派閥選挙になるなら、投票ではなく、各候補者のまわりに支持者が集合して、観光バスの添乗員のようにカウンターで人数を測ればいい。第二次投票で寝返る人間もよくわかるはずだ。

で、当初の本命だった前原だが三位失格。どうも直前に登場して動き過ぎていたような感じで、フライング一発退場のボルト選手と同じような感じだ。「自分に負ける図」。

海江田氏は要するに小鳩連合以外には票が伸ばせなかったというところだろう。一回目の死に票150票のうち、34票しか上乗せできなかった。

実際、前原より野田が好まれた最大の理由は、短期政権だろうと思われているからだろう。前原本格政権になると長期政権の匂いも漂うし、それじゃ困るというのが人情かもしれない。

もっとも、小沢グループには入閣させようにも、きちんとした人物が足りないようだし、多くは、次の選挙の先にはいないだろう。


ところで、前原とボルトの相似であると書いて思いついたが、紳助と原発の関係というのもあるようだ。

今まで、役に立つともてはやされていたのに、色々と社会の裏側が表沙汰になってくると、一斉攻撃を受ける。紳助だって原発だって、今まで関係者は大儲けしていたはずだ。知らんぷりである。日本人の得意技だ。