バリ島で駆け足(3)

2011-08-23 00:00:59 | たび
断崖絶壁で有名なウルワツ寺院へ。例のように曲りくねった舗装道路を大渋滞の中で進む。現代過去未来が混在する街並。高台の崖の上に上ると、寺院があり、野生の猿の群れの中を注意深く上がると寺院になる。貸し切りタクシー(白タクだが)のドライバーは、家に不幸があったので寺院には入れないと言うが真偽不明。

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石段を上がったり降りたりすると、眺望が開け、そこは東尋坊と同じだった。かなり怖い。猿は結構遊んでいるが、海に落ちたりしないのだろうか。心配してもしょうがないが。

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東尋坊の場合は、自殺者用に「待て!」とか「いのちの電話番号」とか色々看板が出ていて風景が大無しだが、ここにはそういう物はない。もっとも、訪れるのは外国人ばかりだから、わざわざここまできてジャンプする奴はいないだろう。

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寺院から東尋坊の反対側の崖伝いに歩くと、寺院そのものが崖の上に立っていることがわかる。よくバリ島の観光写真になっている場所。観光写真と同じアングルで写すと逆光気味である。観光写真は、かなりの早朝に撮影しているのだろうと、カメラマンに同情。

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日本だと、由緒正しい寺院は、参拝客が増加して、それなりの収入で、由緒正しい建物を建て直し、宝物については別途宝物館を立てて有料拝観料にするのだが、こちらにはそういう概念はないようだ。形ある物はそのまま朽ち果てるということか。バリヒンズーのことはよくわからない。もっとも日本の寺院は石造りじゃなく木造なので、本当に朽ち果ててしまうから建て直すのは致し方ないかもしれない。

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で、疲れた足を癒しに、「FOOT SPA」に行く。噂に聞く、魚に足の角質を食わせる方式だ。最初に足を洗ってから、水槽に両足を入れると、小魚が群がってくる。最初は気持ち悪いが、徐々に慣れてくる。早い話がピラニアだ。魚は全長3センチくらいだが、中には5センチがいて、これが過激だ。強烈に噛むので痛いわけだ。体が大きいから歯も丈夫になり、より大量に人の皮を食うようになり、さらに体が大きくなる。資本主義的というか、政界の首領というか・・

ある程度大きくなると、たぶん除去されて、「くぎ煮」とか佃煮にされるのかな?と思うが、決して確かめることができないだろうから気にしないことにする。

冬の間に毎日尿素入りクリームを踵に塗っていたのだが、ツルツルになっていた。効果があり過ぎだ。

つづく