日産の小型EVサクラに乗ってみた。買ったわけではなく車検の間の代車。買った場合は313万円で、ここから国からの補助金が55万円あるようだ。軽自動車ということ。
運転してみると、他の電気自動車にも増して、飛行機のように身軽で、運転は慎重にならないと、すぐにPに目を付けられるはず。少し運転していると、加減がわかってくる。乗った車には自動運転機能は見当たらなかったが、現時点でEVで高速道路で遠出する気にはならないから関係ないかな。
自宅に駐車場がある方は200V用の充電器設置すれば、二度とガソリンスタンドに行かずにすむはずだ。
一方、借家とかマンションに住む人にとっては、ガソリンスタンドのような充電ポイントが必要だが、それが最大の問題だろう。自宅であれば急速ではなく普通充電で問題ないが、外でチャージとなると、10分ぐらいで済ませたいがそうはいかない。そもそも満タンに近付くとチャージ速度が遅くなるので80%くらいが妥当なレベル。20%位になればチャージしたいので、実際にはMAXの60%容量で使うような感じだ。
しかも、充電場所が非常に少ない。
おそらく、開発を遅らせた自動車会社の顔を立てるように充電サイドの問題を後回しにした結果、市場には安い中国製のEV車が国内参入直前(少なくてもタクシーには使われるだろう)になってしまっているのだろう。
また、ガソリンスタンドのように運営者が石油会社と契約して、製品を買って、ドライバーに売るというような形ではなく、電気を小売りするためには電気小売事業者にならないといけない。ということで、現在スーパーの一角やカーディーラーの施設に置かれた充電施設の多くは電気を売っているのではなく、充電器の場所に車を一定時間止めた分の場所代として徴収し、使った電気代を原価ではなく費用として計上している。それだから急速充電器では儲からないわけだ。
一方、ガソリン価格の中のガソリン税、約60円/Lだが、EVになればなくなってしまう。EV車からも徴収すべきという声はあるが、課税対象が使用電気量なのか走行距離なのか未だに見えないようだ。
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