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CO2が世界を救う!?

2008年10月20日 | ECO

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秋は深まり、柿は寂しく、

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蜜柑は色づいてきた。

世界金融恐慌と言われる声が大きくなろうと、自然(正に)の営みは続く。

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文藝春秋の11月号であるが、東京大学生産技術研究所の渡辺正教授による記事。

抜粋引用するが、ご興味があれば購入して読んでいただきたい。

地球は温暖化中→主犯はCO2→CO2を減らすにはエコ対策をしなければ、という、もはや常識となった図式に私は科学者として大きな疑問を持っている。そもそも「地球は温暖化している」という科学の前提にすら様々な異論、反論が出されているのが現状だし、CO2元凶論は、他の複雑な要素を意図的に捨象し、わかりやすいところだけ切り取ってきた話である。

ではなぜ、CO2だけが地球の敵とされてしまったのだろうか。始まりは、米国NASAゴダード宇宙科学研究所のジェームズ・ハンセン氏による「地球温暖化説」だった。88年6月に米上院公聴会でなされたハンセン発言は「大気に増えるCO2が地球を暖め、異常気象の多発などが人類に災いをもたらす」というもの。ここからCO2を悪役とみる「地球温暖化物語」の時代が幕を開ける。

なんとも単純な神話だった。単純で解りやすいからこそ、万人に迎え入れられた。つまり、CO2が増えているという事実と、CO2は熱を吸う、言い換えるとCO2は赤外線を吸収するので地球を暖める、という推測を結びつければ、子供だろうが科学に疎い人だろうが、誰でも単純に、地球はどんどん暖められる、これは大変なことになるぞ、と予感できることになるのだ。

地球が温暖化していようと寒冷化していようと、CO2が増え続けていることは間違いない。だが私たちはむしろ歓迎すべきである。無理やり増やせとは言わないが、生産活動=エネルギー消費を続ける限りCO2の増加は止めようがないし、現に増えているわけだ。それを受け入れるのは決して悪い話ではない。CO2が増えると食料は増産され、緑化も進む。また、枯渇が懸念されるエネルギー資源の救世主になる可能性も秘めている。温暖化による人類の危機が叫ばれているが、そんなはずはない。CO2は世界を救ってくれるのである。

植物の光合成を研究テーマにしているという渡辺教授ならではのご意見か。

もしかしたら、散々ガソリンを使っておいて良かったのかもしれない。

しかしCO2と違い、最近は話題にならないが、特にNOxの排出は酸性雨の原因になるので止めなくてはならないのでなかろうか。

北極の氷が増えたのか減ったのか、現地に見に行ける方もソウはいないし、衛星写真の生データを見ることができるわけではない。

ネット上で拾った情報では、リーマンブラザースに排出権取引の窓口があったので、とりあえずストップしているのは朗報か?

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
燃料の消費による二酸化炭素の大気への放出と、緑... (うえま)
2008-10-21 17:38:25
燃料の消費による二酸化炭素の大気への放出と、緑化、食料/燃料生産が等速にちかいならいいですが、燃やす方が簡単なので大気中の濃度が増えているんですよね。
地球全体の炭素量は変化しないと考えると、大気中に増えた分だけやっぱり燃料や森林に含まれる分は減ってるんじゃないでしょうか?
この記事も全体をみたわけではないですが、かなり乱暴な印象も受けますね。
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うえまさん、 (ピストン)
2008-10-21 18:29:04
うえまさん、
>かなり乱暴な印象も受けますね
政府、「地球温暖化問題に関する懇談会」で国内排出量取引の試行案を提出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000125-reu-bus_all
私はこちらのほうが乱暴な気がします。
>地球全体の炭素量は変化しないと考えると・・・
石化燃料は地中にあったので、掘り出して燃やすと大気中の総量が増えるのではないでしょうか?
渡辺教授は現在のCO2大気中平均濃度が390ppmしかないので、希少な存在だとも言ってます。

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言葉足らずでしたね。 (うえま)
2008-10-21 22:26:16
言葉足らずでしたね。
地球全体とは、地中、大気中両方あわせて、なので、ものを燃やすから大気中に増える。
でも、地中というか地上に固定する(植物や燃料になる)には燃やすよりも時間かかるし、引用部分の最後の「二酸化炭素増加で食物増産、緑化促進」あたりは強引すぎるのでは?ということです。
植物は成長過程で二酸化炭素をとりこみますけど、同じように呼吸によって放出にしています。
実際にどちらが大きいのかはいろいろ議論があるみたいですが、恐竜の時代はいまよりも大気中濃度が高かった、というような話をきくと、放出のほうが大きいのか?などと単純に考えてしまいます。
二酸化炭素をめぐるやり取りはいろいろ胡散臭いですね。
結局金があればなにやってもいいんだ、ということになるだけで何も解決できそうにありませんね。
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うえまさん、 (ピストン)
2008-10-22 15:45:19
うえまさん、
>同じように呼吸によって放出にしています
そうなんですけど、枯れて腐るときに色んなカタチで放出されるまで固定されるのでは?
>結局金があればなにやってもいいんだ・・
とりあえず、リーマンにより証券化されなくて良かったのではないでしょうか。
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寒冷化のほうが怖いという話も... (内緒)
2008-10-22 17:30:52
寒冷化のほうが怖いという話も...
ttp://www.moriyama.com/netscience/Maruyama_Shigenori/Maruyama-3.html#04
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ビールと鉛筆と紙を用意してのんびりわらいながら... (うえま)
2008-10-22 19:52:59
ビールと鉛筆と紙を用意してのんびりわらいながらあーでもない、こーでもない、とやってるといろいろ出てきそうですね。この手の話は。

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内緒さん、 (ピストン)
2008-10-23 15:53:58
内緒さん、
寒くなると、農作物の収穫が減りますから、飢餓の問題も大きくなりますね。

うえまさん、
どうも裏があるでたらめは、プレゼンテーション能力が高いのでしょうね。
あれだけ主張して、寒くなってきたら何と言い訳をするのか。
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