今号の紹介です。
今年最後の号だけあつて、一年を振り返る記事が多い。やはりと言ふべきであるが、安倍元首相の暗殺については多くの論者が触れてゐる。特に警察の怠慢、話題が別のところに行つてしまつたこと、マスメディアの劣化、自民党のお粗末さ、国民の衆愚化、それらは共通してゐる。頷けることばかりで、それだけに現在の惨状に思ひやられる。
一面の吉田先生の「三題噺」はここ何年か続いてゐるが、年末の恒例として面白く読ませていただいた。痛快である。
二面の照屋先生の指摘は、その通りである。独裁者は現れる時代は暗黒である。しかし、それは他責的な衆愚と化した国民が呼び寄せるものでもある。つまり、共産主義の暗黒化は当然として、民主主義の暗黒化は責任逃避の国民が招き寄せるものである。
三面の小滝氏の論は、現状を的確に指摘してくれてゐる。岸田政権にその認識があるのだらうか。今般の「防衛三文書」の閣議決定はその証であると思ひたい。
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令和四年「腹立ち三題噺」
マスメディアの御都合主義
コラムニスト 吉田好克
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コラム 北潮(政治学者矢部貞治について)
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暗黒時代の足音が聞こえる
独裁者 習近平、プーチンが跳梁する今
早稲田大学名誉教授 照屋佳男
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教育隨想 安倍元首相は「愛子天皇」を認めてゐたか?(勝)
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近代日本と地政学
「海洋国家としての自立」「台湾支援」は喫緊の課題
ノンフィクション作家 小滝 透
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コラム 眼光
嘘のレイプ被害に加担した罪(慶)
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コラム
不思議なことばかり(紫)
嘘のレイプ被害に加担した罪(慶)
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コラム
不思議なことばかり(紫)
広告塔として祭り上げられる女性達(石壁)
疑ふべきは「個人」(星)
改めて弔辞を読んで(梓弓)
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