言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

生徒帰り 静かなりぬる 雪の朝

2014年12月18日 08時54分25秒 | 日記
 昨日、講習も終はり、生徒がそれぞれの家に帰つて行つた。寒風が吹き荒れた天候で、身をかがめながらスーツケースを転がしつつ帰る後姿を見送つた。思ひはすでに年末と正月の喜びに浸つてゐるのかもしれないが、何かを果たす冬休みであつてほしいと念じてゐる。
 そして今朝は、一面の雪景色である。予報通りであるとは言へ、その景色の美しさに目を奪はれる。東三河の住民だから抱くそんな感慨は、雪に苦しむ地方の方には失礼極まりないだらうが、九年ぶりの景色ださうで、しばし眺めてゐたいと思はれた。
 今週末は入学試験、そして編入試験と我々の仕事はまだ続くが、節目といふものは人間の成長には必要である。冬の厳しさと共に、新年を迎へるといふ日本の季節に感謝したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする