ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




2011年5月16日、電気新聞の記事です-東電、今夏供給力を上方修正 想定最大需要上回る、要旨は以下の通りです。

東京電力は13日、今夏の供給力を7月末に5520万キロワット、8月末に5620万キロワットへ上方修正した。
想定する最大需要5500万キロワットを上回った。
需給に問題がなければ東北電力に最大140万キロワットの電力融通を行う考えだ。

前回見通し(4月15日)以降の7~8月の追加供給力は、緊急設置電源30万キロワット、広野火力1、2、4、5号機計280万キロワット、自家発余剰の購入10万キロワット、揚水発電250万キロワット。火力は長期計画停止中の横須賀火力5~8号機を除く全号機の復帰が織り込まれた。その一方、中部電力浜岡原子力停止の影響で応援融通20万キロワットが減少する。火力燃料の調達について「夏場を乗り切れる量は確保できた」(藤本孝副社長)としている。

前回見通し(4月15日)の事は、2011.04.19 電力供給力が回復している、その上限は?で書いています。
電力需給について、特に供給力がどのようになっているかは私には調べきれていません。
需要については、昨年並 6,000万kW を5,500万kW に抑えることが大切です。その為に何をどうすべきか、それは地方主権の問題になっていると私は思います。
山梨県計画節電実施本部とか立ち上がったのでしょうか。山梨県内の需要状況の明細データをまず早急に整理して公表し、その上で分野ごとに節電計画を検討していくことです。
業務用と一般家庭用と半々位じゃないか、前にどこかに書いたかも知れませんが、1戸平均30A契約とすると 30A x 100v = 3,000W = 3kW、県内住宅(世帯)30,000戸とすると 90,000 kW、家庭で真夏のピーク時 30A まで行くとして、それをもっと下げねばならないかどうかは過去の需要データがなければ決められません。それは東京電力が持っています。
作業所、工場では設備は通常稼働させて、間接部門でどれくらい下げられるかでしょう。納税に関して保存されている帳票などから過年度夏場の電気料を確認することは容易です。地域として節電目標を決める時に個別事業所ではデータを準備して打合せに臨む事ができるでしょう。そういう具体的な数値に基づけば実行可能な節電計画ができるでしょう。キャッチフレーズだけでは何も変わらない場合もあります。

山梨県 www.uty.co.jp 記事-電力対策で産業界への説明会 5/16 18:50

政府が電力の需給対策を決定したことを受けて、県はきょうからこの夏の節電対策について、事業者を対象にした説明会を始めました。 東日本大震災による原発事故の影響を受け、東京電力の管内では、この夏に十分な電力が供給できない可能性があるため、政府は今月13日に夏の電力需給対策を決定しました。 それによりますと一般家庭も事業者も7月1日から9月22日の間の平日の午前9時から午後8時までの時間帯で、去年の同じ時期の使用最大電力量の15%を削減しなければなりません。 きょうから始まった説明会は業種別に具体的な節電方法を示して、県が事業者に節電への協力を求めるもので、東京電力山梨支店の担当者が説明にあたりました。 具体的には、照明をLEDに変えたり、空調の温度を28度にしたりするほか、節電の対象となる時間帯の作業を早朝や夜間にシフトする方策などが説明されました。 出席した県中小企業団体中央会の内藤悦次会長は、「計画停電だけはぜひ回避したいという切実な経験をした。国民的な義務として積極的に協力していきたい」と話していました。

ちなみに、5月13日電力需給緊急対策本部公表資料では、東京電力から東北電力に融通するとして、

<最大限の融通を行った場合の需給バランスの比較>
                 東京電力管内   東北電力管内
 想定需要(抑制基準)    6,000万kW     1,480万kW
 供給力見通し(融通後)   5,380万kW     1,370万kW
 必要な需要抑制率       ▲10.3%      ▲7.4%

(注)需要抑制目標は、基準となる想定需要からの抑制比率という形で設定。基準としては、東京電力では6,000万kW、東北電力では1,480万kWという昨年並みのピークを想定した需要を使用。



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藤田ミラノ展~ヨーロッパに花開いた日本の抒情~が東京・弥生美術館で開催中です。湯村の杜 竹中英太郎記念館の館長日記やお知らせページでポスター画像を見た時に惹かれました。私は藤田ミラノさんの名前を知らなかったので東京に出かけたついでに立ち寄る事にしました。
会期 : 2011年4月1日(金)~6月26日(日) 10:00~17:00 但し入館は16:30迄に 月曜日休館
藤田ミラノ展@弥生美術館

弥生美術館については、弥生美術館訪問記 2006年12月を書いた後も何度か訪問していますが、今回は1年以上間があいています。前には無かったコインパーキングが隣の空き地に出来ていました。これはありがたかった。この付近は駐車場が無く、東大の構内も勝手に入ることはできません。美術館の方に伺うと恒久的な駐車場ではなく、次の建築が始まるまでのツナギらしいです。

藤田ミラノ展については実際に観ていただくのが一番ですが、私は絵の中から見つめられる瞳の百万ボルトパワーにドキドキしながら会場を廻りました。近年のアニメ界などでも似たような作風のオンナノコの絵は多いと思いますが、ミラノさんの絵から感じる気品は全く別物と感じるのは私が古いヤツだからでしょうか。近くのアキバに集う男子や女子がこの展覧会を観たらどう思うか、訊いてみたい気もします。時間が無くて閉館間際に飛び込んだので竹久夢二館を廻る時間も無かったし、これは再訪問か。

スカイツリー この日、もう一つ見ておきたかったのは東京スカイツリーです。Wikipedia 東京スカイツリーにリンクしておきます。

上野駅前から一本道で押上(おしあげ)に行く浅草通りは走り慣れた道ですが、両側の街が様変わりしている、こんなにビルが立ち並んでいたかと思うほどになっていてショックでした。駒形橋で隅田川を越えると目の前に見えてきます。おかしなことに私の第一印象は「そんなに高いもんじゃないな」 何故そんな風に感じたのか

スカイツリー 押上駅前に到着しましたが四つ目通りに停めることもできず、東側の北十間川沿いの道に停めて急いで二三枚撮りました。634(ムサシ)メートルが既に出来ていて今年12月の竣工を目指す段階なのでしょう。
私は電波塔よりも隣接して建設中のオフィスビル31階の方に恐ろしさを感じました。ホント何故だか恐ろしい、東京にパワーが集中して行く象徴をみているような気がしたのかも知れません。
押上ですよ、この地域にこのオフィスビル、私の昔の感覚では「アリエナイ」

スカイツリー 全景を納めきれないので最上部だけ別にしました。完成した時にこのクレーンを分解して部品を人間が担いで降ろすとか聞いたことがありますが、その一部始終がテレビ中継されるかも知れません(^o^)

戻りは京島の中を一回りして曳舟から明治通りにでて、王子-池袋―目白・・・
明治通りもすっかり様子が変っていて、東京の繁栄に取り残された寂れた町と思っていた道路の両側に壁のように高層マンションが並ぶ。

これは一体何だ? どうしてこうなる? たった10年程の時間が街を変えてしまった。センチメンタルジャーニーは苦い口惜しさのようなものを私に残しました。目白からはいつも通る新青梅街道-立川-八王子ルート



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埼玉県では文部科学省データに掲載される測定については、「原発事故に関する本県での放射線量等について」のページがあります。測定地はさいたま市ですが実施している施設については分かりません。

「放射性物質の埼玉県産農畜産物への影響調査結果について」のページでは、5月13日に茶葉について実施した調査結果が書かれています。
入間市は狭山茶への影響(放射性物質の埼玉県産茶への影響調査について)、所沢市は埼玉県の放射性物質に関する影響調査において埼玉県産茶(狭山茶)の安全性に問題はありませんでした、お茶香るまち狭山市は記事が遅れているようです。

◇ 埼玉県庁、過去に実施した「放射性物質の埼玉県産農畜産物への影響調査」の結果についてでその他の一覧があります。

◇ さいたま市では、「さいたま市産農産物の放射性物質による影響調査について」を掲載しています。
『東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の県内農畜産物への影響については、埼玉県が調査を実施し、その結果を公表しております。これまでに採取した農畜産物の放射性物質の濃度は、埼玉県内の全ての検体において暫定規制値を下回っており、調査結果は健康被害を懸念する数値ではありません。  また、さいたま市産の農産物においては、以下のとおりの結果となっております。』
このページに、「他県の農産物の放射性物質検査結果は以下のホームページをご覧ください。」 として福島県、新潟県、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県の関連ページにリンクしているセンスはなかなかです。

埼玉県内市町村(全64市町村)リンク集から、茨城県に隣接している問題の三郷市を確認してみたら、2011年05月13日、「三郷市の放射線量について」という記事が出ていました。

『現在、インターネット上で柏・流山・松戸・三郷市が放射能の「ホットスポット」となっている旨の掲載がされており、市民の皆さまから多くの問い合わせを頂いております。』として対応が書かれています。情報感度が高いですね。
『放射線量の測定については、県が文部科学省の委託を受けてさいたま市内で実施し、その結果は県のホームページ上で公表されています。
市では消防本部にて、市内業者からのご厚意でお借りした移動式の測定器で3時間おきに簡易計測を行っておりますが、問題となる値は検出されていません。
市民の皆さまには、冷静な対応をお願いいたします。』
 ということです。その計測結果がホームページに掲載されていると市民は冷静な対応ができます。この場合文部科学省が掲載している「さいたま市」のデータに説得力はありません。

山梨県に隣接している140号線ルートの秩父市では特に放射線量測定などの記事はなく、秩父市の水道水は安全です<水道水の放射能検査結果>が見つかる程度でした。



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食品の放射能汚染を調べている時に気が付きました。2011年3月25日に 『放射線の専門家集団が、皆さまの抱く素朴な疑問や、不安にお答えするサイトがオープンしました。専門家に直接質問することもできますので是非ご利用ください。 』 とのTwitterのツブヤキがあります。最初の質問とその答えは3月23日のようです。
専門家が答える 暮らしの放射線Q&A
放射線防護、放射線影響の専門家で構成する「日本保健物理学会」監修(2011年3月25日)

Q&Aは4つに分類されています--放射線の人体への影響(24ページ)、放射線の食物への影響(10ページ)、放射線の水への影響(9ページ)、その他(33ページ)--ページ数は 2011.05.15 現在
ページが多いのですが、一つ一つのQ&Aは簡明で分かりやすいです。
Twitter @radiinfo を見ていると新着Q&Aが伝えられます。
5月12日の最新ツイートでは、「Q&A更新しました→母乳への影響が心配です。」 からリンクされたページ、2011/05/12 放射線の人体への影響 で掲載されているというようなスタイルです。

5月12日のQ&Aで、答えの中に『原子力発電所から放射性物質が放出された大部分は3月15日です。あれから2ヶ月が経過している・・・』というような記述があることに気が付きました。放射性物質の放出が一度で終っているかどうかという点には異論があると思います。この事を計測して公開している一つが前の記事に書いた文部科学省の都道府県測定データだと思いますが、今は放出していない閉じ込めてあるとは私は思っていませんから、こんなブログを書き続けています。昔あったゴミ焼却場のダイオキシン放出事件とは違うと思っています。
しかし、Q&Aを読めばすぐ分かりますが、質問者の意図を的確に捉え、質問者が何か記事を参照しているなら回答者もそれを参照しながら丁寧に回答しています。これはネットでのこのようなサイトとして実に素晴らしいと私は感じましたので、ブログ記事にしてお勧めする次第です。



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この記事は私の確認不足だったことが分かりました。文部科学省の東日本大震災関連情報ホームページに、定時降下物のモニタリングというページがあります。これを見落としていました。『定時降下物について、毎日24時間、降水採取装置により採取し、ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて核種分析調査を行い、定期的に可能な限り1日1回、自治体に報告を求める。』 ということです。
測定地点は下に書いたフローと同じ47都道府県それぞれ1個所ですから、平常時の仕事をそのまま続けているだけと思いますので下に書いた私の考えに変わりはありません。


文部科学省の公開データを見ていて感じたのは、これは平常時のフローを全国的な傾向として見ているだけで、今の非常時には何の役にも立たないのではないかということです。
足柄茶汚染のニュースからそれを確認するために山梨県の観測地、甲府市富士見の山梨県衛生環境研究所を調べましたが、文部科学省の委託で実施している計測は地上15m程度の建物の屋上でした。神奈川県で横浜市独自の計測でも環境科学研究所(磯子区滝頭、5階建)の屋上でした。47都道府県全てを確認せねばいけませんが、原発のある鹿児島県のサイトが大変参考になります。

【補足-測定位置が高いことについて】 財団法人日本分析センターが文部科学省の委託により管理・運営しているサイト、「日本の環境放射能と放射線」に、「連続モニタによる環境γ線測定法」というマニュアルがあることが分かり、そのPDFファイル 11/58 「第4章 連続モニタの設置」 に「検出器の地上高をそれぞれの方式について統一する。」 として 「・・・シンチレーション式モニタの検出器は地上高10m以上,屋上からの高さ3m以上とする。」 とされていました。このことは、専門家が答える 暮らしの放射線Q&Aの記事に書かれていて確認できたものです。

鹿児島県の環境放射線監視情報のホームページから、「監視体制の紹介と解説」を開くと、鹿児島市内にある「鹿児島県環境保健センター」の紹介ページが読めます。
同様に、【測定局設置状況一覧】のページがありますが、『川内原子力発電所の周辺地域には発電所を取り囲むように県が22局、九州電力(株)が6局、合計28局の放射線測定局を設置しており、24時間絶え間なく監視を行っています。』 の28は全て鹿児島市内ではありません。
すなわち文部科学省の公開データが記載しているのは鹿児島市のデータだとわかります。おそらく他県でも同様でしょう、**県環境センターなどと命名された施設が受託している計測作業を載せているだけだと思います。

全国的な大気の流れで各地の傾向を観察していると、国内原発、大陸、半島の状況や洋上で軍艦などに原子力関係の事故があったことを察知できるという程度じゃないかと思います。
いうなればフローを観察していてその傾向から何かを察知するということで、事故が確認された時には非常体制でのきめ細かい観測網が敷かれる体制があるのだと思います。その時にはストックも観測せねばならない。火山噴火で言えば火山灰の蓄積を問題にするのと同じです。

鹿児島県の上記ページからは、観測局には風向風速計や雨量計まで含まれている事が分かります。
甲府盆地に八ヶ岳方面からの風が吹いている時に、平常時より多い放射線量が計測されているなら、それが微量な差であっても問題だと考える必要があるかも知れません。計測時の条件において等しければ問題はありません、というような科学的な検証は求められるはずです。フローを見ている文部科学省のデータからそこまで分かるでしょうか。
フローを見ながらストックを考える事が必要なはずです。それは地上15mの計測で得られるものでしょうか。

右側のリンク集に追加した3.11東日本大震災後の日本から、東京大学で公開している「東京大学環境放射線情報」を知りました。環境放射線情報に関するQ&Aには、本郷(2)-6階相当、本郷(3)-地上1m、駒場-3階相当、柏(1)と柏(2)は地上1mという測定高さ、そして地面の状況が記載されています。明らかに地上に近い方が値は高い、その理由もこのページには書かれています。
東京大学の原子力関係者は原子力村だと批判される記事をよくみかけますが、≪東京大学環境放射線対策プロジェクト≫との関係を私は知りません。このように客観的に判断できる資料を公開されているのは素晴らしいと思います。

この非常時に必要なのは、フローと同時にストック(地上への蓄積量)をきちんと測定し、各地の比較も容易な整理した形で公開する事だと思います。東京都でも分かった下水汚泥の放射能汚染からは、上水道と同様に下水の計測も間接的に地上汚染の状況判断に役立つらしいと感じました。
収穫された全ての果実農畜産物に風評被害などというものが発生したのは明確な情報が見えないことにあった、などと歴史に刻まれるのは恥ずかしい事だと思わねばなりません。魚介類についても状況は同じです。
その地域で公開された測定値が他地域の人々にも信頼されるかどうかは別な問題です。



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放射性物質に汚染された食品について調べている時に気が付いて優れたサイトをメモしておきます。
中学校理科「放射線」:授業の準備は“らでぃ”におまかせ!

私がこのサイトに気が付いたのは「放射線をどうやって防ぐか」を調べている時です。
放射線の種類と特徴
放射線の種類と特徴の図から切り出したものですが、同じような図はあちこちで見かけます。原図は資源エネルギー庁発行パンフレットのどこかに掲載されているようですが、私は未確認です。
この図は例えば、
 中部電力-放射能と放射線の違い
 関西電力-放射線の種類と透過力
 四国電力-放射線の種類と透過力
 東北電力-放射線の種類と透過性
などで使われているのを確認できます。

最初にこの図を見た時にはなるほどと感心しました。じっと見ているうちに、放射線が右側から照射されたらどうなるかと思いました、私はいつも天邪鬼です(^o^)
スーパーマンの眼力で弱点は鉛を透視できないことです。「クリプトナイト」という石はスーパーマンの力を奪う作用があります。 原発推進者の方々は全てを見通す力があり、それを隠蔽する力も強力なので日本国に君臨していますが、唯一の弱点は原子力発電所の傍には住めない脆弱な心身をもっておられる事です。

右側から照射された時の問題を解決できたのは、“らでぃ”の放射線の透過力についてという記事からです。
『結論から言えば一定の条件が整っていれば、水やコンクリートはα線やβ線、γ線、X線、中性子線といった放射線を止める(=遮へいする)ことが可能です。また、鉛や鉄の板でもα線やβ線を遮へいすることができます。ただし、水やコンクリートでγ線を遮へいするには鉛や厚い鉄の板と同じように放射線を遮へいするための「厚さ」が必要となりますのでご注意ください。』( 以下略、本文をご参照ください)
このサイトのトップページにある記事を下に引用させていただきます。

「“らでぃ”とは」
 新学習指導要領において中学校理科「放射線」に関する内容が組み込まれることになりました。
約30年ぶりに復活するその指導内容は理科第一分野「科学技術と人間」の「エネルギー資源」に関わる項目において「放射線の利用とその性質についても触れる」と表記されているものの、総合学習などで「エネルギー」に関する教育実践に取り組んだ中学校の事例を除き、現職の理科教師のほとんどがこの項目について実際の指導経験が無い状況にあります。
 日本教育新聞社では中学校理科新学習指導要領に記載された「放射線」にかかわる教育の支援を同ホームページを通じて行って参ります。

「教育現場で子どもたちの指導をされている皆様」
東日本大震災に伴う原子力発電所の事故以降、テレビや新聞では連日放射線に関するさまざまな情報が報道されております。しかしながら放射線に関する報道は専門的な表現・内容が多く含まれており、一般の方々にはわかりにくい分、不安を感じられることもあると思われます。
“らでぃ”では、教育現場において子ども達の指導に携わる先生方に対してテレビや新聞で報道されている「放射線」に関する情報をFAQ形式で発信させていただきます。子どもへの正しい教育、保護者の方々への正しい理解をしていただくための一助になれば幸いです。

“らでぃ”のホームページに登録している読者の分布状況図、これはフラッシュなので、おそらく数値を反映して都道府県の色が変わるようにプログラムされているものと思います。山梨県は白で表示される程度の参加者らしい現状がわかりました(2011.05.15 確認時)

私が調べているのは、食品の放射能汚染から身を護る方法ですが、とりあえず寄り道で基本情報を確認しました。



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◇ 2011年5月13日 15:48 日本テレビの記事、汚泥の焼却灰から高濃度の放射性物質 東京
『東京都の下水処理施設から出た汚泥の焼却灰から、一キロあたり17万ベクレルという高濃度の放射性物質が検出されていたことが日本テレビの取材でわかった。
 東京都によると、江東区の下水処理施設「東部スラッジプラント」で3月25日に採取した汚泥の焼却灰から、一キロあたり17万ベクレルの放射性物質が検出されていた。同じ時期に採取した別の2つの施設の焼却灰からも、一キロあたり10万ベクレル以上検出されていたという。これらの焼却灰は、すでにセメントや建築資材などに再利用されている。』

日本テレビの取材を補完するように共同通信が取材したのでしょうか、汚泥焼却灰から放射性物質 都下水処理施設で3月採取 2011/05/13 20:53  【共同通信】 が出ています。
『東京都内の下水処理施設で3月下旬に採取された汚泥焼却灰から、1キログラム当たり17万ベクレルの高濃度の放射性物質が検出されたことが13日、都への取材で分かった。焼却灰は既にセメントなど建設資材に再利用されたという。  都下水道局によると、検出された施設は「東部スラッジプラント」(江東区)。同時期に大田区と板橋区の下水処理施設2カ所でも汚泥焼却灰から10万~14万ベクレルの放射性物質が検出された。  1カ月後に再調査し、3施設の放射性物質は1万5千~2万4千ベクレルまで低下したことを確認。物質が放射性セシウムかどうか特定を進めている。』

焼却灰の試料採取日が4月25日で、東京都下水道局公式ホームページには、下水処理における放射能測定結果 平成23年5月12日 が出ていますが、これ以前には同様な記事はありません。
日本テレビや共同通信の取材がいつだったのかは分かりません。『東京都下水道局で自主的に行ってきた全β(ベータ)放射能の測定』による3月下旬の結果を知っている人が、隠しておくことはいけないという思いから日本テレビなどに知らせたことで取材が入り、当局側と擦り合わせながら当局は5月12日に記事を公開し、メディアは13日に報じた--こんな風に「根拠もなくあれこれおしはかって勝手に想像すること」も可能な世の中です。
東京都下水道局が報道の根拠となったデータもホームページに公開するのは公僕として当然の仕事です。石原慎太郎さんも分かっておられるでしょう。

ちなみに、 〔共同〕配信の日本経済新聞によると、高濃度放射性物質含む焼却灰は容器保管 政府方針 2011/5/13 12:25
『福島県の下水処理施設の汚泥から高濃度の放射性物質が検出された問題で、政府の原子力災害対策本部は、放射性物質の濃度が1キログラム当たり10万ベクレルを超える汚泥については可能な限り県内で焼却や溶融処理をし、焼却灰は容器に入れて保管すべきだとした取り扱い方針をまとめた。国土交通省などは12日、同県に方針を通知した。同県が安全な処理方法を示すよう国に要望していた。』 罪刑法定主義を適用すれば東京都がセメントや建築資材などに再利用したことは罪に問われません。5月12日という日付の一致を揣摩臆測してはいけません(^o^)

東部スラッジプラントは、砂町、三河島、有明、落合、中野、みやぎ水再生センターの水処理の過程から発生する汚泥を処理しています。」とのことです。水再生センター一覧から江戸っ子の私は23区内の町名ならおよその場所も分かります。
搬入された汚泥段階の測定なら汚染地もわかるでしようが焼却灰で測定するなら何処から来た汚泥かは分からないのかも知れません。そういうことも含めてデータの公開は必要と思います。
都内は学校の校庭なども含めてほとんど舗装されていると思いますので、目視できない放射性物資は地表に積もる事も無く水で流されているように思います。東京都の散水車が走り回っている地域があるかも知れませんね。パーキングメーターが使われている場所では散水しませんから要注意です。
都内23区も三多摩各市でも神奈川県や茨城県と同じように自治体独自に測定がされているかも知れませんが、今はそこまで調べる時間はありません。都内区市町村リンク集を設定しておくだけにします。

2011.03.24 浄水場サンプリングの方法を知りたい の記事は東京都の水道水に放射性物質の混入が報じられた時に書きましたがフォローしていません。今回の下水汚泥の汚染についてもフォローせずに書きっぱなしの記事になるでしょう。
私自身はこれから都内に出かける時もいつも通りです。こういう非常時にICTは如何にあるべきか、関心はそれだけでこんな記事を書いています。愚かな人々の道連れにされるのは口惜しいけど私に関係ある人々の子供たちだけはなんとか守れるようにしたい。彼たち彼女たちがこれから日本を立て直してくれるのだから。

ついでに・・・・
◇ 文部科学省-都道府県別環境放射能水準調査結果 で東京都内のただ1か所、東京都(新宿区)が以下の場所です・・・
東京都健康安全研究センター
都内の環境放射線測定結果 測定場所:東京都新宿区百人町
 【ここはJR山手線高田馬場駅と新大久保駅の間、JRと小滝橋通りに挟まれた小高い土地で団地のはしりだった戸山団地で有名です。--参考・高齢化進む戸山団地
足柄茶の問題から神奈川県や茨城県の測定状況を見てきて、文部科学省が平常時に続けていたものを、相変わらずそのまま続けているのは何故だろうかと疑問に感じます。

 
 
2011/05/24 14:49:43 平成23年5月19日 下水道局の記事が出ています。テーブルの数値情報は引用を省きます-- http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0513.htm 下水処理における放射能等測定結果 東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター及びスラッジプラントの脱水汚泥及び汚泥焼却灰に含まれる放射能の詳細な測定結果並びに施設周辺の空間放射線量の測定結果が出ましたので、お知らせします。 なお、今後も放射能濃度の測定を定期的に実施し、当局ホームページで公表していきます。 -------------------------- 空間放射線量の測定結果 は測定日5月18日 で、以下のコメントがあります-- 放射線量は、職員が地上1mの地点でシンチレーションサーベイメータ等により測定しています。 (参考) 文部科学省ホームページ「全国大学等の協力による空間放射線量」によれば、5月11日~18日の各地区における空間放射線量を1時間あたりに換算した参考値は、 文京区 0.13μSv/h~0.21μSv/h、 府中市 0.04μSv/h~0.08μSv/h、 目黒区 0.04μSv/h~0.08μSv/h、 港区 0.08μSv/h~0.08μSv/h、 八王子市 0.04μSv/h~0.08μSv/hです。 東京都健康安全研究センターにおける「都内の環境放射線量調査」によれば、5月11日~18日の1日単位の測定結果の平均値は、 新宿区百人町 0.0627μSv/h~0.0678μSv/hです。 ------------------- 「全国大学等の協力による空間放射線量」も毎日PDFファイルで掲載されていますが、山梨県内大学で協力はありませんので、私はこれまで参考にはしていません。
2011/05/31 01:11:46 保坂展人さんのブログ記事、 http://bit.ly/k2k7cY (URL短縮形) 「世田谷区内の消費電力」の情報開示を求めて から辿っていって、 http://www.city.setagaya.tokyo.jp/020/d00033250.html 世田谷区サイト-放射性物質等測定結果の情報 ここから、 http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html 都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について >地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターでは、今般の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、自然界に通常存在しない放射性物質の測定を行っています。以下に、その測定結果を速報でお知らせします。 このページを知りましたので、追記しておきます。 尚、東京都ホームページ http://www.metro.tokyo.jp/ では、左目次の「都内の環境放射線測定結果は、測定場所:東京都新宿区百人町」がメインです。 (関連情報)の中で、都立産業技術研究センターの上記ページにリンクされています。


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情報通信月間公式ホームページから、山梨県内では2件の行事開催を確認できます。山梨県庁の担当は情報政策課です。
予告記事は、2011.02.01 デジタルと光がむすぶ、みんなのきずな 情報通信月間 を書いていましたが東日本大震災、無計画停電、原発震災の追っかけで最新確認が遅れました。下記のように「関東テレコム講演会」も震災テーマにシフトしたようです。私は大震災とICTの活用を中心とした検証がいずれはどこかで行われると期待しています。3.11で日本が変わるためには避けられないステップのひとつだと考えています。

◇ 5月26日(木) 10:40~ 平成23年度情報通信月間記念講演会
 会場 : ベルクラシック甲府
 講演 : 「クラウドコンピューティングで広がるITの未来」
 講師 : マイクロソフト ディベロップメント株式会社 代表取締役 社長 兼 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 最高技術責任者(CTO) 加治佐俊一(かじさ しゅんいち)氏
 『昨今大きな注目を集めている「クラウドコンピューティング」。ソフトウエアやハードウエアの使い方に革新的な変化をもたらしつつあるこの新たなITの形態は、地域における市民活動や企業経営の環境も劇的に変える可能性を秘めている。クラウドコンピューティングの最新の状況と、そこから広がるIT の未来像について紹介。』
 参加費 : 無料です

◇ 6月11日(土) 10:00~15:00 CMで伝えよう!今、わたしにできること~約束編~
 会場 : 山梨県立科学館 対象 : 小学校4年生~6年生 30人
「公共広告って何だろう?」というテーマで考え、その役割や作るときの注意点などを学びます。グループ毎に相談しながら、撮影・編集をして、みんなで実際に公共広告を作ってみます。
「こんにちわに」、「さようならいおん」、「ありがとうさぎ」・・・子供たちにも人気があるのではないかと思います。

◆ 6月9日(木) 13:30~17:00 平成23年度第1回関東テレコム講演会 内容は当初の「クラウドコンピューティング関連、セキュリティ関連<Xd12L>」から、変更されています。
 会場 : 九段第3合同庁舎 11階共用会議室1 (東京都千代田区九段南1-2-1)
 講演1 「東日本大震災を受けた今後のICT事業者の取り組みについて」 講師 : 株式会社野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部上席コンサルタント 北俊一氏
 講演2 「災害時における通信事業者のBCP(事業継続計画)の在り方」 講師 : デロイトトーマツリスクサービス株式会社パートナー 丸山満彦氏
なお、『例年、6月1日に開催しております「電波の日・情報通信月間記念式典」については、開催しない』とのことです--総務省関東総合通信局-お知らせ/平成23年5月9日

2010年については、2010年情報通信月間、山梨県内行事を書きました。



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足柄茶の事例から神奈川県について調べている時に産経新聞 2011.5.10 記事、小泉政務官の放射線量測定報告に困惑 取手市教委 に気付きました。武田邦彦さんの5月10日記事で書かれていた、柏、松戸、流山、三郷のホットスポット近傍です。
国土交通大臣政務官 衆議院議員 小泉俊明サイトで、5/6(金)茨城県南9市町村の放射線量を測定しました。 が該当する記事と思えます。

文部科学省の都道府県別環境放射能水準調査結果ホームページで公開されているデータは水戸市と東海村だけですから、この件については意味が無い。
◇ 取手市サイトで 2011年5月12日、茨城県が取手市の放射線量率を測定
 『茨城県原子力安全対策課では、県が放射線量率測定を行なっていない31市町村を5ブロックに分け、5月から7月の第2と第4水曜日に、各市町村の役所駐車場で15分間、可搬型モ二タリングポストで測定を行なっています。  取手市は第4グループで、同じグループ内には五霞町、境町、坂東市、常総市、守谷市が属し、独立行政法人日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターが測定を実施しています。』
これを手がかりに以下を確認しました。

県内31市町村における放射線量率測定結果 【原子力安全対策課】 これが取手市の記事に書かれていたものです。公開日2011年5月12日を確認しました。--独立行政法人日本原子力研究開発機構 大洗研究開発センター ここには関連記事は見つかりませんでした。
  『県内31市町村(固定放射線測定局及び可搬型モニタリングポストを設置してある市町村を除く)において,モニタリングカー又はサーベイメーターにより放射線量率を測定した結果は以下のとおりです。』 として
 ※健康に影響のあるレベルではありません。 には疑問を感じました。
5月11日 取手市 0.236、守谷市 0.226 (マイクロシーベルト/時間)、他の茨城県内の測定値では 0.2 を超える値は出ていないし、年換算すれば小泉俊明さんの記事に書かれていること、そのままになります。
産経新聞が書いていた、『取手市教委は「あくまで文部科学省の内容に従って行動する」としている。』ですが、文部科学省の内容とは、20mSv/年を指しているのでしょうか。
『児童生徒等の受ける線量を考慮する上で、16時間の屋内(木造)、8時間の屋外活動の生活パターンを想定すると、20mSv/年に到達する空間線量率は、屋外3.8μSv/時間、屋内木造1.52μSv/時間である。』
私が支援する人々の活動に関係する子供達はこのホットスポット近隣にも大勢いますので、以上私が確認したことを書き残しておきます。

以下は関連記事にリンクのみ・・・
◇ 茨城県トップ > 東日本大震災関連情報>県内の放射線情報 、茨城県が行なっている測定
 『福島第一原子力発電所1号機の爆発後、北茨城市(北茨城市役所)、高萩市(総合福祉センター)、大子町(大子工務所)に可搬型モニタリングポストを設置し、放射線量を確認しております。』
ページ末尾に、「設置線量率測定局(固定局)データ PDF : 236KB 」 がありますが、これは東海村近傍の41地点が記載されています。
◇ 県南地区の放射線測定結果は、産業技術総合研究所-つくばセンター放射線測定結果
茨城県環境放射線監視センター

東海村のある茨城県ですから、行政がいろいろな施策を講じている事がネットで見えました。しかし、どういうデータを集めるか、集めたデータをどのように用いて国民を守るかというのは、行政任せでは良い結果に繋がるとは思えないことを国民はもう十分過ぎるほど学習したはずだと思います。
近々山梨県も甲府市も動き出すはずです。足柄茶の問題を他人事だと思っているような人はここにはいないはずです。その成行き、公開される情報に注意したいと思っています。



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補足情報として、2011.05.18 神奈川県は厚木、開成町、小田原でも放射能測定 を書きました。


神奈川県の地元紙、神奈川新聞が2011年5月11日に「南足柄産の茶葉から基準値上回る放射性セシウム」と報じたのに続いて、2011年5月12日「足柄茶から規制値上回る放射性物質検出、県が出荷自粛を要請」で詳しく報じています。
『(神奈川)県によると、南足柄市内の茶畑で9日に採取した生葉を県が国の協力を得て2回検査したところ、1キログラム当たり、それぞれ550、570ベクレルの放射性セシウムを検出。放射性ヨウ素は検出されなかった。4月上旬には、生産者から検査を求める声が県に届いていたという。県は規制値を上回る放射性物質が検出されたことについて、「間違いなく(福島第1原発の)事故の影響。地域経済と県民の安心、安全を脅かす問題で非常に遺憾」とし、国や東京電力に対し補償を求めていく考えを示している。』・・・2011年5月11日 神奈川県記者発表資料 > 県内で生産された農産物の放射能濃度について・・・神奈川県内市区町村リンク集・・・南足柄市県内で生産された農産物の放射能濃度について
この件は 2011/05/11 18:46  【共同通信】 「足柄茶」に基準値超のセシウム 神奈川の農産物で初 の記事もあります。これからチェックしたのだと思いますが、香港ドメインの新聞が 2011-05-11 日本神奈川茶葉發現輻射物 と報じている記事が検索でヒットして驚きました。

文部科学省サイトで都道府県別環境放射能水準調査結果 というホームページがあります。「環境放射能水準調査結果(都道府県別)」  が毎日発信されていますが、神奈川県は茅ヶ崎市のデータのみです。「全国大学等の協力による空間放射線量」では横浜市のみです。
放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング のページから神奈川県では川崎市、横浜市の複数、逗子市、横須賀市などで足柄方面はありません。

文部科学省ページからリンクされている全国放射線量マップβ版 では「環境放射能水準調査結果(都道府県別)」 が見やすいですが、測定場所が増えているわけではありません。

横浜市では独自に環境科学研究所(磯子区滝頭、5階建)の屋上で測定したデータを、横浜市内における放射線量の測定状況について で毎日1時間ごとに公開しています。
神奈川新聞では「カナロコ災害情報」のトピック一覧で、「*日の県内の放射線量」として横浜市、川崎市、横須賀市、茅ケ崎市の4地点のデータを掲載しています。これらのソースは神奈川県安全防災局危機管理部-神奈川県内の放射線等の情報(大気、水道水、食品など) だと思います。

武田邦彦さんの5月10日記事、柏、松戸、流山、三郷のホットスポット は衝撃的な情報です。
「4月上旬には、生産者から検査を求める声が県に届いていた」のは、生産者の方々は福島から流れ出す放射性物質の拡散を「想定していた」のだと思います。海外機関が発信していた情報と日本政府が発表する情報とを比較していれば誰でも感じる事です。

上掲、有志による全国環境放射線モニタリングのデータを見ていて、文部科学省 原子力教育支援事業 原子力・エネルギーに関する学習用機器(簡易放射線測定器)の貸出 に気が付きました。「はかるくん」 CP―100 という測定器は教育関係者なら借りることができるなら、測定ポイントは各県何か所でも必要なだけ増やすことが出来るじゃないか。非常時にはあらゆる可能な手段を駆使して対応すべきだと思いますが、「文部」と「科学」の縦割り行政の弊害がこんな時にもあるのでしょう。

山梨県での「原子力教育」の状況は全く知りませんが、「全国大学等の協力による空間放射線量」や「放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング」に山梨県内からの参加が無いというのは、甲府市富士見の1か所で測定していれば大丈夫という「想定」なのでしょうか。南足柄市で生じたのと同じことが山梨県内ではありえないと断言できる人はいないはずだと私は思っています。・・・環境放射能調査測定結果の公表について(発表日:2011年3月15日) 文部科学省の委託があろうが無かろうが市民・県民の安全無事を思う気持ちに関係はない。「はかるくん」を借りている学校での測定実施をサポートできる市民・学生は山梨県にもいると思います。多彩な人材が活躍するボランティア大国の山梨です。・・・・山梨県衛生環境研究所 甲府市富士見一丁目7-31 055-253-6721 4階建の屋上で計測されています

UTYテレビ山梨のサイトで、工業製品の放射線測定始まる 5/10 20:10 という記事に気が付きました・・・
『東日本大震災による原発事故を受け、県工業技術センターでは工業製品に対する放射線の測定を始めました。 これは原発事故を受け、放射線測定の相談や要望が県に寄せられたことから、甲府市大津町にある県工業技術センターが始めたものです。 放射線測定の対象となるのは、食品や液体を除く工業製品で、サーベイメーターという測定器で測定します。 手数料は県内企業については今年の9月末までは無料で、県外の企業は3400円です。』--山梨県工業技術センター工業製品の放射線測定試験の開始について
民間では「想定外」を無くすようにする危機管理の常道を歩んでいることが垣間見えると思います。

原子力発電所事故を踏まえた農産物の取り扱い及び家畜の飼養管理について(更新日:2011年3月23日) 私は続報は確認していません。

ついでですが、もし山梨県内学校の校庭で放射能汚染が見つかった時、表土を下の土と入れ替える文部科学省方式は止めるべきです。汚染土は明野処分場の地下深く埋めて未来の県民に引き継ぐことにしましょう。



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