ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない




補足情報として、2011.05.18 神奈川県は厚木、開成町、小田原でも放射能測定 を書きました。


神奈川県の地元紙、神奈川新聞が2011年5月11日に「南足柄産の茶葉から基準値上回る放射性セシウム」と報じたのに続いて、2011年5月12日「足柄茶から規制値上回る放射性物質検出、県が出荷自粛を要請」で詳しく報じています。
『(神奈川)県によると、南足柄市内の茶畑で9日に採取した生葉を県が国の協力を得て2回検査したところ、1キログラム当たり、それぞれ550、570ベクレルの放射性セシウムを検出。放射性ヨウ素は検出されなかった。4月上旬には、生産者から検査を求める声が県に届いていたという。県は規制値を上回る放射性物質が検出されたことについて、「間違いなく(福島第1原発の)事故の影響。地域経済と県民の安心、安全を脅かす問題で非常に遺憾」とし、国や東京電力に対し補償を求めていく考えを示している。』・・・2011年5月11日 神奈川県記者発表資料 > 県内で生産された農産物の放射能濃度について・・・神奈川県内市区町村リンク集・・・南足柄市県内で生産された農産物の放射能濃度について
この件は 2011/05/11 18:46  【共同通信】 「足柄茶」に基準値超のセシウム 神奈川の農産物で初 の記事もあります。これからチェックしたのだと思いますが、香港ドメインの新聞が 2011-05-11 日本神奈川茶葉發現輻射物 と報じている記事が検索でヒットして驚きました。

文部科学省サイトで都道府県別環境放射能水準調査結果 というホームページがあります。「環境放射能水準調査結果(都道府県別)」  が毎日発信されていますが、神奈川県は茅ヶ崎市のデータのみです。「全国大学等の協力による空間放射線量」では横浜市のみです。
放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング のページから神奈川県では川崎市、横浜市の複数、逗子市、横須賀市などで足柄方面はありません。

文部科学省ページからリンクされている全国放射線量マップβ版 では「環境放射能水準調査結果(都道府県別)」 が見やすいですが、測定場所が増えているわけではありません。

横浜市では独自に環境科学研究所(磯子区滝頭、5階建)の屋上で測定したデータを、横浜市内における放射線量の測定状況について で毎日1時間ごとに公開しています。
神奈川新聞では「カナロコ災害情報」のトピック一覧で、「*日の県内の放射線量」として横浜市、川崎市、横須賀市、茅ケ崎市の4地点のデータを掲載しています。これらのソースは神奈川県安全防災局危機管理部-神奈川県内の放射線等の情報(大気、水道水、食品など) だと思います。

武田邦彦さんの5月10日記事、柏、松戸、流山、三郷のホットスポット は衝撃的な情報です。
「4月上旬には、生産者から検査を求める声が県に届いていた」のは、生産者の方々は福島から流れ出す放射性物質の拡散を「想定していた」のだと思います。海外機関が発信していた情報と日本政府が発表する情報とを比較していれば誰でも感じる事です。

上掲、有志による全国環境放射線モニタリングのデータを見ていて、文部科学省 原子力教育支援事業 原子力・エネルギーに関する学習用機器(簡易放射線測定器)の貸出 に気が付きました。「はかるくん」 CP―100 という測定器は教育関係者なら借りることができるなら、測定ポイントは各県何か所でも必要なだけ増やすことが出来るじゃないか。非常時にはあらゆる可能な手段を駆使して対応すべきだと思いますが、「文部」と「科学」の縦割り行政の弊害がこんな時にもあるのでしょう。

山梨県での「原子力教育」の状況は全く知りませんが、「全国大学等の協力による空間放射線量」や「放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング」に山梨県内からの参加が無いというのは、甲府市富士見の1か所で測定していれば大丈夫という「想定」なのでしょうか。南足柄市で生じたのと同じことが山梨県内ではありえないと断言できる人はいないはずだと私は思っています。・・・環境放射能調査測定結果の公表について(発表日:2011年3月15日) 文部科学省の委託があろうが無かろうが市民・県民の安全無事を思う気持ちに関係はない。「はかるくん」を借りている学校での測定実施をサポートできる市民・学生は山梨県にもいると思います。多彩な人材が活躍するボランティア大国の山梨です。・・・・山梨県衛生環境研究所 甲府市富士見一丁目7-31 055-253-6721 4階建の屋上で計測されています

UTYテレビ山梨のサイトで、工業製品の放射線測定始まる 5/10 20:10 という記事に気が付きました・・・
『東日本大震災による原発事故を受け、県工業技術センターでは工業製品に対する放射線の測定を始めました。 これは原発事故を受け、放射線測定の相談や要望が県に寄せられたことから、甲府市大津町にある県工業技術センターが始めたものです。 放射線測定の対象となるのは、食品や液体を除く工業製品で、サーベイメーターという測定器で測定します。 手数料は県内企業については今年の9月末までは無料で、県外の企業は3400円です。』--山梨県工業技術センター工業製品の放射線測定試験の開始について
民間では「想定外」を無くすようにする危機管理の常道を歩んでいることが垣間見えると思います。

原子力発電所事故を踏まえた農産物の取り扱い及び家畜の飼養管理について(更新日:2011年3月23日) 私は続報は確認していません。

ついでですが、もし山梨県内学校の校庭で放射能汚染が見つかった時、表土を下の土と入れ替える文部科学省方式は止めるべきです。汚染土は明野処分場の地下深く埋めて未来の県民に引き継ぐことにしましょう。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


« WikiLeaks か... 茨城県取手市... »
 
コメント
 
 
 
南足柄市ホームページに掲載されているPDFファイル... (ictkofu)
2011-05-12 15:58:30
南足柄市ホームページに掲載されているPDFファイルの本文から

生茶生産者の方へ
福島第一原子力発電所の事故に伴い、神奈川県が南足柄市の茶葉を5月9日採取し、検査した結果(5月11日)、食品衛生法上の放射性セシウム暫定規制値以上の放射性550ベクレル/キログラム(基準値は500ベクレル/キログラム、放射性ヨウ素は不検出)が検出されました。
このことにより、ただちに出荷自粛を行うよう、神奈川県足柄上県政総合センター地域農政推進課長より、市を通じて茶業関係者に口頭通知するように、本日要請がありましたので、県からの自粛要請を伝えます。
なお、国の、野菜の出荷停止の解除方法については、1週間ごとに1回検査を実施し連続3週間基準値以下であれば解除をしておりますが、今回のお茶についてはサンプルの継続採取が難しいため、現在県と国とで出荷自粛要請の解除方法を検討しているところです。

詳細については神奈川県農業振興課生産振興グループ TEL : 045-210-4427 または足柄上地域県政総合センター地域農政推進課 TEL : 0465-83-5111(代表)にお問い合わせください。
 
 
 
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/saigai/ (ictkofu)
2011-05-12 18:23:58
http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/saigai/
横浜市の記事を見て、大気中の放射線量をなぜ屋上で測定しているのかが分かりました。
------------
横浜市では昭和58年から環境科学研究所(磯子区滝頭、5階建)の屋上において、文部科学省「連続モニタによる環境γ線測定方法」に準じた方法により、測定器を設置し、大気中のγ線量を継続して測定しています。
 この測定方法により、地表からの放射線量の影響や周辺建造物の遮へい等による放射線量の減衰が少ない状態で大気中の放射線量を傾向として把握できます。
 なお、空間放射線量は日本では地域によって異なり、おおよそ25~150nGy/時となっています(文部科学省「日本の環境放射能と放射線」のデータ(2008年度)(別サイトにリンク)より)。
--------------------
しかし、福島原発事故により地上で生活する人間の被曝が問題になっています。平常時に大気環境を観察しているのと異なる局面を想定する必要があるはずです。
可能な限り多くの地点で地上から100cm(子供の身長程度)で地面からの放射線量についても測定することが「想定外」の問題発生に対処できるものと思います。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。