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汚染米流通先のリスト

2008-09-18 17:56:35 | 政治・社会

農林水産省の報道発表資料 平成20年9月分から16日の事故米穀の不正規流通に関する調査結果の中間報告についてに続いて18日に 「事故米穀の不正規流通に関する調査結果の中間報告について」に係るプレスリリースの追加情報についてがありました。資料はいずれもPDFファイルでアップロードされています。

Maff_2008091601 Maff_2008091602

この中間報告に山梨県が入っていない事を確認できました。全国ブランドの焼酎とかについては、それぞれの会社が回収などしていることは報じられています。私には無関係だと確認したくて検索の手間をかけました(^o^)

平成20年9月12日の太田農林水産大臣記者会見概要も目を通してみましたが、主題は「非食用の事故米穀の不正規流通について」です。以下のような発言をメモしておきます。

事故米につきまして、冒頭申し上げますけれども、非食用の事故米穀を食用に転用していた、三笠フーズ株式会社及びその関連会社である辰之巳株式会社について、昨夜、不正競争防止法違反で熊本県警に告発いたしました。今後は、捜査当局とも連携し、不正行為の実態解明に向けて、最大限努力していきたいと考えております。
次に、検査分析機関理事長等の会議を本日開催いたします。このような事件への対応も含め、農林水産省をはじめ、関係機関がいかに食の安全を確保するかが問われている中で、先般、農林水産省所管団体が、食品などの検査証明書を適切に発行していなかったという、極めて遺憾な事案が明らかになりました。これは、食品の検査・証明などの国民生活の安全や信頼の確保に関する公益的な業務を担う法人として、あってはならないことであります。
今回のような事案の再発を防止するため、この会見の後、問題のあった団体を含め、当省所管の公益法人等、法令に基づく検査・検定を行っている機関を集め、検査分析業務の実施体制を含めたコンプライアンス体制について、自主点検等を行うことを指示することといたしました。
また、農林水産省といたしましても、これらの当省所管の検査分析機関に対して、業務運営体制等がしっかりしているか確認するため、速やかに一斉点検を行うとともに、事業者を含め、当省所管法令に基づく検査分析等を行う法人・団体に対する検査・調査のあり方について、抜き打ち検査を実施することを原則として、監視・指導の実効性の観点から、早急に見直し作業を進めたいと考えております。こちらの方からは以上であります。

この記者会見では情報公開の姿勢について記者さん達が繰り返し繰り返し問いかけ、大臣が答えています。それがとても面白いです。 終わりの方で記者からの質問、 『消費者目線の行政が大切だというのは、大臣言うまでもなく当然わかっているし、皆も判っていることなので、そこをちゃんと大臣がリーダーシップを取っていただいて、そんな業者寄りのような感じを持たせないような調査の進め方と公表の仕方、消費者目線でちゃんと農水省はやっているのだなというやり方というのを、ちゃんと大臣がリーダーシップを取って、「やれ」ということをきちんと指示をして、リーダーシップを取っていただきたいということをあれやこれや言っているという、そういうことなのです。』
これに対して大臣は、『分かりました。正しいご指摘だと思います。そういう気持ちでもって、残り任期わずかですけれども、かんばっていきたいと思います。』
国民を背中にして問題意識をもって問いかける記者魂、官僚組織を背中に応える大臣、久しぶりに楽しめた記者会見記録でした。 大臣が言われた『安全性とのバランスでもって、公開するかどうか・・・』、いろいろなシーンで「**とのバランスで」と言い替えれば応用できそうです(^o^)

ちなみに、平成20年9月16日の非食用の事故米穀の不正規流通についての記者会見記録もあります。この時に上記資料が配付されたようです。私がテレビ画面をキャプチャーしたのは次のくだりのようです。

今まで、さっきも言いましたように、それぞれの企業が自ら自分のところのことを開示をするということが、一番よいと思っておりました。それから、これは付随的なことでありますけれども、流通ルートの全容解明をする中では、公表を前提としない方がよいというふうに判断をしておりました。 時間がかかったということでありますけれども、ある程度、姿とか、骨格が見えてから公表することがよいと思っておりました。

テレビなどが報じる時はオイシイところを「つまみ食い」、「組み合わせ」編集がされていると書かれているブログも多いです。大臣記者会見記録が時をおかずに読めるインターネット時代なのですから、なにか調べたい時は私もきちんとした情報取得と解読に務めたいと思います。しかし情報が見つからないケースについては脇を固めながら感じた通り、言いたい放題に書くしかないかな・・・甲府市中心市街地活性化基本計画・・・頑張って欲しいな・・・

ところで、今回のリスト公開で一番の問題は消費者のひとつ手前、上段の左図で言えば製造販売業者として末端のお店・企業をどう扱うべきかということでしょう。

既にテレビなどでは問題米によるものだと全く知らずに材料として使用し製品は販売済みというお店の方の話も出ていました。これからどうするかという点については未だ私は知りませんが、被害者であるそれらの方々が扱われた製品について、農林水産省も地元メディアも正確な情報を消費者に伝えるべきと思います。

責任の所在という点からいえば、リコール対象車だと知らされずに使用されていて、その車両欠陥を原因として事故を起した時の問題と似ていると思います。運転者は事故っただけで大きなショックを受けるものです。でもその人を非難する事ができるでしょうか。

消費者に全ての情報を公開する事は必要でした。しかし、それぞれのお店の店頭には「農林水産大臣の詫び状」が大きく掲示される必要がある、それくらいの事をやるべきだ。


岡崎だったからいいけど・・・

2008-09-17 10:18:07 | 政治・社会

※印以下は、9月16日の記事に追加しておいた部分を分離しました。職人魂、プロフェッショナルの心意気について想った事と一緒の記事にしておくのは職人さんに失礼かと・・・(^o^)
17日の今朝、改めて検索してみたらYouTubeには当該演説の動画を含むニュースもアップロードされていて確認しました。「失言」という言葉で済ませることが出来る場合と、本音が出たと感じる場合があります。目の前の人々に語る時にその場にいない人々もイメージできるのがICT(Information and Communication Technology)のひとつの姿だと私は思っています。だからICT、e-Japan、u-Japan とはハードを作れば完成なのではない。『コンナ発言ブログで書いても、炎上するよね!』と書いているブログもありました。ここで使われた「炎上」という言葉の意味が分からない場合は現代の政治家とは言えないわけでして・・・

200809162220_10ch

※ アップロードしてから10chテレビニュースを見ていたら職人の心を忘れ去ったようなコメントが見えたのでキャンプチャーしておいた。北海道の「きらら」に汚染米が混入だって、山梨には流れていないようで安心だけど、「きらら」は価格も手頃でよく買っているのですよ(^_^;)
続いてのニュースはキャプチャーできなかったが、またまた麻生氏の失言か!死者まで出ている被害に対して「岡崎だったからいいけど・・・」、公共事業の意義を説く為らしいがこの一言で政治家として終わりでしょう、族議員とはこういうものなのかな。
これについては以下の2008年9月16日 夕刊記事麻生氏「豪雨、岡崎だったからいいけど」 岡崎市が抗議文送付が出ていたので引用しておきます。検索はgoogle 岡崎だったからいいけどで大量にヒットしました。(画像は10ch、17日お昼のニュースから)

200809171142_10ch
愛知県岡崎市と同市議会は16日、自民党の麻生太郎幹事長が8月末豪雨に関する発言で市と市民を深く傷つける発言をしたとして、麻生幹事長あてに抗議文を書留郵便で出した。安城市も同様の抗議文を送る方針。
 抗議文などによると、14日にJR名古屋駅前であった総裁選立候補者による街頭演説で、麻生幹事長は「岡崎の豪雨は1時間140ミリだった。安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたら、この辺、全部洪水よ」と発言した。
岡崎市は「岡崎市と岡崎市民を深く傷つける発言。麻生氏の不適切な配慮のない発言は極めて遺憾であり、市民を代表して強く抗議する」としている。

2008年9月14日22時05分  読売新聞によれば、『「公共工事は、都市部でもきちんと行うべきだ」という趣旨の演説の中での発言』とのことです。後からならなんとでも言えることを承知の上ですが、「安城や岡崎のようにインフラ整備がある程度出来ていても大きな被害が出た、この名古屋のように下水道などの整備が不十分なら・・・」とでも言えば、道路特定財源的な発想でも説得力をもったと思います。頭の回転が早く適切な言葉がぽんぽんと出るようじゃないと政治家にはなれないと私は思っています。だから私は過去に一度たりとも政治家を志したことはありません(^o^)


追録・テレビ東京のワールドビジネスサテライトに出演していた木村剛さんのブログを探して見ていたら、麻生首相?:野中広務氏が憎んだものが出ていて、そこでリンクされていた「katolerのマーケティング言論」の、麻生太郎の差別発言と自民党総裁選レースの行方を読みました。技術的なブログなら次々と追いかけるのですが、予想もしなかった日本政界の闇に愕然、この問題はここでやめました。Katolerさんが紹介しリンクしていたのは麻生さんのWeb記事、2006年3月号 『ニート』 でした、これは総理になられたら再読してみようと思います、というか、その状況をあまり考えたくないですね、ワタシって政治家についてはけっこう「目ん喰い」なんです、心の窓ですから(^o^)


KIWAMI、洋菓子を極めるイベント

2008-09-16 21:38:03 | アート・文化

補足情報です、2008年09月18日に手作りが生み出す心地よい空間 ~ DOux CAFEという記事が出ました!これは「楽天食いしん坊!」さんのブログです。道案内と『おいしい食事や飲み物、手作りの暖かみある空間、そして何よりオーナーさんのお人柄もあって、とても心地よい時間が流れて行く、素敵なカフェです。』とのご紹介、写真もあります、さすがに食いしん坊さん。これで私の取材は不要になりました(^o^)
※ 9月20日に訪問してKIWAMI展だけを拝見してきました。DOux CAFEさんでお茶する時間が無くてそのまま退出、写真だけを撮らせていただいたので掲載しておきます。

Kiwami080920a Kiwami080920b

2008年9月20日(土)、甲府市朝日通り商店街近くのDOux CAFE(ドゥ・カフェ)を会場にして、「DOux CAFEでKIWAMI展」が開催されます。
このイベントは甲府市内や近郊の洋菓子店9店のパテシエさん達による「KIWAMI」というグループのイベントだそうで、ドゥ・カフェが場所を提供されたようです、詳しくはコシカブログから上記カテゴリーをご参照ください。9店自慢の焼き菓子を一箱に入れて、数量限定販売とのこと。
参加されるという洋菓子店のWebページにリンクしてみましたが、私が知っているのは「アピロン」だけ、「ボンマルシェ」はフレンチレストランとして甲府市中心街にありますが、お菓子についてはアルプス通り左岸で見かけて知っています。とりあえず今後の探訪先としてリンクします。

洋菓子アリス
洋菓子あっぷる
シェ・リー
プリエール
ソレイユ
ボンマルシェ
ピーターパン
アピロン
バンド・ア・パール

そもそもこのイベントに気付いたのはネットサーフィン中の全く偶然で、私はこれまで記事にしていたように朝日通り商店街は知っているのですが、「ドゥ・カフェ」は知りませんでした。甲府駅北口地区にはギャラリーも無いと思い込んでいたほどです。
今回のKIWAMI展をサポートされている「コシカ」も初めて知りました、中心市街地活性化とはこういうプロジェクトを大事にする事だと考えますので、私はこれからも注目していきたいと思います。
和菓子も洋菓子も私は好きなのですが、通りがかりの知らない店で買うのは難しいです。甲府風月堂の姉妹店「風月庵 椿」で和菓子、竹中英太郎記念館から巡回して湯村山の「ぱざぱ」に出かけた時はケーキを口にする程度。KIWAMIを機会に私の狭い世界も広がるといいなと思っています。

私は最近、「あんどーなつ」というTBSのテレビドラマにはまっています。そろそろ最終回を迎えるようですが、ドラマの舞台が浅草! そして老舗の和菓子屋さんで修行をはじめた若い菓子職人「安藤奈津」を中心に展開している、各回で和菓子作り、ものづくりについての職人のこだわりが心にしみるドラマとして見ています。私も自分ではショクニンだと思っているから・・・(^o^) だからこの記事のカテゴリーも「アート」です。

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もつたいないか、キャベツ廃棄

2008-09-14 17:00:42 | ニュース

昨日9月13日、三連休の初日、久しぶりにお休みらしいことをしたいと思って出かけました。
戻ってからやはりネット記事の確認をせずにすまない私ですが、NHK山梨のニュースで、「需給調整でキャベツを廃棄」が目につきました。タイトルでピンと来ます、東京にいた頃にレタスとか牛乳とか、生産過剰と値下がりで出荷しても赤字になると産地で捨てていくニュースは何度も読んでいましたから。そのたびにアフリカなどで飢えている子供たちの事を思いましたが、私にはどうにもならない事ですから、実に不愉快な気分で記事を閉じたものでした。2008年09月14日付け山梨日日新聞も『緊急需給調整のキャベツ処分始まる 鳴沢、30軒の農家対象に計50トン予定』と報じました。

今の私は産地の近くにいます。県内の経済情勢なども以前のように東京から見ているのでは無く現地にいて空気を感じながら読めるつもりでいます。「せっかく育てたキャベツを捨てるのは、つらいことだが、今年の安さでは仕方がない」、「今年は資材の値上がりもあり、経営が厳しかった。それでも手間をかけて育ててきたのに、最後は廃棄とはやるせない」とニュースには書かれていました。
私は自分の手作業ではとても切れないくらいに細く切ったキャベツを山盛りにして、気に入ったドレッシングをかけて食べるのは大好きです。キャベツ廃棄--もったいないと連鎖反応してしまいました。

2008091101 慈善事業で農業生産に関っているのではないのですから、「農林水産省は山梨を含む5道県で需給調整を実施。計7145トンを処分する計画で、農家には1キロ当たり32円の交付金を支払う。」(山梨日日新聞)のも当然なのかとは思います。山梨県内では合計50トンが処分されるそうです。トンあたり3万2千円、総額160万円の交付金ですね。以前の私なら、なんだこの交付金は!と怒ったでしょうが今は理解できます。在庫調整ができない農業産品と農業界についてはこれしか方法が無いのでしょう。金融業界救済に比べたら安いものです。食べ物なのだから「もったいない」と感じてしまう感傷は捨てねばなりませんね。

でもその前に何かできることがあるのではないか。最初に思うのは地産地消の給食食材、これは「芦川の”村”を元気にする会」ブログで、「今年から給食の食材に、芦川産野菜が使われる様になりました。」を読んでいたので真っ先に思いました。
もう一つは、道の駅の活用です。鳴沢村にもなるさわ道の駅があり、私も二、三度立ち寄ったことがあります。山梨県内には他にも多数あり、そのうち県内を制覇したいと思っていますが、今までのところでは鳴沢のほか、甲斐大和、三富、道志、富士吉田、豊富、韮崎くらいです。山梨県内の全ての道の駅で県内で廃棄処分されるキャベツを特別販売したらどうなのでしょう。
でもこんなことは農産物の流通機構を知らない者のたわごとかのようでした。下のように検索したら、緊急需給調整(市場隔離)と括弧内の記載が農林水産省の記事にはあります、「市場からの隔離」がポイントなら給食も道の駅も駄目でしょうね。でも山梨県内で農林水産省が言うところの「有効利用」される事例があればぜひWeb記事として紹介して欲しいと思います。

専門家の発信、素人のたわごと、両方を読んでみたいと思って検索リンクを設定だけしてこの記事は終わりにします。
 需給調整 キャベツ 廃棄
 ブログ検索-需給調整 キャベツ 廃棄
 農林水産省から、キャベツの緊急需給調整の実施について(平成20年9月11日)
考えてみたらこれまで私は農林水産省のサイトをほとんど見たことがありませんでした。これからシーズン入りの鍋物必需素材、ハクサイも廃棄処分があるのでしょうか、やるなら早目に時と場所を知りたい、でも山積み廃棄した上に毒薬などまいてあるのかな、立て看板あり-「危険ですから持ち出さないでください」、市場隔離ですからね(^o^)

糊やその他工業製品を作る為の「汚染米」もしっかり食品市場から隔離が出来ていれば、公務員の信用は失墜せずにすんだのです。同じことを繰り返さないで欲しいものです。セキュリティ意識はインターネットだけじゃない、公務員の中にウィルスが侵入している、ウィルスの侵入を許してしまう脆弱性がシステムの中にある日本国にはウィルス防御・削除ツールになれる議員さん、そういうセキュリティレベルの高いシステムへの改革に尽力もできる政治家が必要だ・・・想いがどんどん拡大していく私の悪い癖・・・

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元気な商店街創造セミナー参加記

2008-09-12 23:45:00 | 街づくり

20080912a2008年9月12日に主催・(財)やまなし産業支援機構、会場・桜座で開催されたので参加しました。

このイベント案内は山梨県庁サイトでも2008年8月20日には「元気な商店街創造セミナーを開催します!」と詳細情報がでていました。

講演のタイトルは、「全員参加によるまちづくりと商店街の役割」、講師は(有)プロセスデザイン研究所を主宰される百武ひろ子さんでした。早稲田大学芸術学校/都市デザイン科、NPO法人合意形成マネジメント協会などに関係しておられる方です。


20080912b14:00~16:10の予定時間は二部に分かれていました。第1部の講演はパワーポイント映像による判りやすいお話。

パワーポイント資料から「講演のポイント」を引用させていただきます。
 1.まちなか問題をまち全体で考える
 2.つかい手が主役のまちづくりへ
 3.成功の鍵をにぎる「いい話しあい」のつくり方
 4.リーダーを育てる土壌をつくる
 5.いろいろな人が参加できるいろいろな参加の仕方

私が目からウロコと感じたのは、まちは「つくって」できるのではなく、「つかって」生きる、「つかう」という観点からまちなかを変える、と示唆された事です。確かに私のように街づくりに直接関係しない者が中心市街地活性化のことなどWebページに書くのは、街を使っているだけの立場で、これは素晴らしいとかこれは変だとか言っているに過ぎません。時には私ごときが何を書いても・・・と思わないでも無いのですが、「ワタシ使う人」でいいじゃないか、それはパソコンやソフトやインターネットについてあれこれ書いたり言うのと同じじゃないか、とインターネット・オタクの私は自分で納得しました。

百武さんは「つかう」市民にまちづくりに参加してもらうこと、市民、商業者、行政など中心市街地に関わる人々が合意形成をはかりながら異なる知恵と活動を持ち寄りムーブメントをつくっていく事が必要と説かれました。これが「全員参加による・・・」の意味であり、今日の講演の中心的テーマとして「参加型合意形成」について実に詳しく解説、説明されたのです。

今日のセミナーは金曜日の午後という時間帯でしたから、地元商店街の方や学生さんの他は県庁、商工会議所など行政関係の方々が多かったようです。その方々にとって、普通の会議と参加型合意形成の違いとか、納得のいく合意形成をもたらす話し合いのプロセスの大事さなどのお話は、それこそ「納得」できるものであったに違いないと私は思います。

休憩を挟んで後半では参加者全員から「街づくりのために自分は何をしたいか、しているか」を書いたメモを提出させ、ボードに張り出して一つずつ紹介されていきました。
メモは55件、前半の講演だけ聞いて帰られた方もあったようですが、第2部にもその人数の参加者が残っていたことになります。 何人かの参加者にはそのメモの内容について説明を求めたり、それにコメントしたりしながら進行されました。

残念ながら予定時間が来てしまったのですが(写真のタイムスタンプは16:20)、この後半の意見交換スタイルは実にユニークでした。「全員参加による・・・」という主題を見事に実践された事を感じました。参加者の皆さんもおそらく「センセイの言う通りにしなくちゃ・・・」、と学生時代に戻って懸命にメモを書いたのではないかと思います(^o^)

今日のセミナーの収穫としては上に書いたようなことです。参加型合意形成による街づくりを、「街を使う」人々の全員参加をも視野に入れながら進めていく、その方法論が明確に示されたものだということです。甲府中心市街地活性化に関係したイベントに私もこれまでにいくつか参加してきましたが、今日は実に新鮮でした。
百武さんを招聘してご講演をお願いしようと企画された方々の意識の中に、おそらく参加型の合意形成についてきちんとした理解が必要だ、これまでのやり方を繰り返しても中心市街地活性化は壁を突破できないという熱い思いがあったのではないかと、僭越ながら推察しています。その思いがある限り甲府の再生は難しくないと私は心強く思いました。
全員参加とはリアルにその場に全員が集まる事を意味するものではありません、情報発信、受信のシステムを十分に考慮して、互いに連携して、活用していく事で全員参加が可能な時代になっている、私はいつもそう思っています。


デジタル・ディバイド解消、秩父

2008-09-11 00:31:00 | インターネット

総務省関東総合通信局の広報ページで、地域間のデジタル・ディバイド(情報格差)解消のため、情報通信基盤の整備を支援 「地域情報通信基盤整備推進交付金」の交付を埼玉県秩父市に決定(平成20年9月9日)という記事に気が付きました。以下のような内容で総事業費約3億9,600万円の三分の一約1億3,200万円を地域情報通信基盤整備推進交付金として決定したというものです。

総務省関東総合通信局は、地域の特性に応じた情報通信基盤の整備を支援していますが、平成20年度予算による「地域情報通信基盤整備推進交付金事業」を実施する埼玉県秩父市に対して、次のとおり交付金の交付を平成20年9月8日に決定しました。これにより、地上デジタルテレビ放送難視聴地域の解消をはじめとする住民サービスの向上、地域間情報格差の解消及び地域の活性化が図られることとなります。
 埼玉県秩父市の荒川地区と大滝地区の一部において、光ファイバ網を整備し、地上デジタルテレビ放送難視聴地域を解消する。また、整備した光ファイバ網を電気通信事業者に開放し、当該地区でのインターネットアクセス環境を提供し、地域間における情報格差の解消を図る。

過日訪問した秩父市方面について岩魚すし、秩父、珍しい通信販売を記事にしたばかりで、その時に140号線を走りながら考えていたのがこの地域のインターネット環境でした。関東総合通信局のタイトルで「秩父市」の文字を見てクリックしたのはその為です。岩魚すしの「みな寿し」さんは光回線をお使いだとその時にお話を伺いましたが、雁坂トンネルのすぐ向こう側、大滝や荒川地区は未だISDNかADSLかも知れないと思っていました。--秩父市、「Bフレッツ」誘致運動--総務部 情報政策課情報一覧

未だきちんと調べてはいませんが、甲府市では北部の黒平、南部の上九一色地区はNTT局からの距離を考えればADSLも無理かと思います。二地域交流居住の促進にも関係することで、このデジタル・デバイドのインフラ側の問題はとても気になるところです。9月10日は月例公開だったのですが、マイクロソフトのセキュリティ修正プログラムの提供が進んでも、それをスムーズにダウンロードして適用できる環境が整っていなければ意味が無いわけです。ウィルスもスパイウェアもファイルサイズは大きくはありません、通信環境がISDNだって瞬時に、アクセスしたページの表示も終わらないうちに飛び込んでくるのですから。

山梨情報ハイウェイから更に進んで全市ブロードバンド化に至る途中にある甲府市として 『地域情報通信基盤整備推進交付金とは、地域の特性に応じた情報通信基盤の整備を支援し、地域間の情報格差(デジタル・ディバイド)を是正することにより、地域住民の生活の向上及び地域経済の活性化を図るものです。』 を利用できるとよいと思いますが・・・


太陽光発電パネルの耐用年数

2008-09-10 14:53:11 | 掲載記事一覧

2008年09月10日の山梨日日新聞サイトの見出しに「太陽光発電で経費50万円削減」があり開いてみたら「甲府市 CO2排出12トン抑える」のサブタイトルでした。
 甲府市が上下水道局庁舎の屋上に設置している太陽光発電パネルの2007年度の発電量が約3万2900キロワットアワーに上り、年間約50万円の経費削減につながった。
  上下水道局によると、省エネルギー対策として新エネルギー財団(東京)と共同研究契約を締結。06年12月、屋上に約25キロワット分のパネル(140枚)を取り付けた。庁舎内には気温や発電状況などを来庁者に紹介するモニターを設置した。費用は約2600万円で、市が半額を負担した。
 1カ月当たりの平均発電量は2746キロワットアワーで、5月の3613キロワットアワーが最高だった。3、6、8月も3000キロワットアワーを超えた。電力は庁舎内で使用し、同庁舎の年間消費電力(約30万キロワットアワー)の1割以上を賄った。同局は「二酸化炭素(CO2)の排出量を約12トン削減できた」としている。
ちょっと見た限りですが、甲府市上下水道局サイト(これは以前からの水道局と併合された下水道部局のページが分かれています)からは、太陽光発電を導入している様子は分かりませんでしたから、山梨日日新聞の記事をベースに感じた疑問について書きます。

いつもやる事ですが、今回私が検索をかけたのは、google 太陽光発電パネル 耐用年数です。
やはりWikepedia 太陽光発電がヒットして、これは総合報告のような解説記事でした。このページには参考文献として沢山のリンクがありますので私のような素人にはありがたいです。
Solargene01 耐用年数については色々な記事が検索ヒットしますが、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の太陽光発電システムの発電コスト算出法を基準に考えておきます。(財)新エネルギー財団の成果報告書には山梨県で22件の事例があり、甲府市上下水道局もここに入っていて 「平成18年度共同研究業務成果報告書」(平成19年5月18日) というPDFファイルにリンクされていました。PDFファイルには写真も多数掲載されていて全35ページ 1.4 MB程度です。 (写真は新エネルギー財団から)

きちんと計算するなら、NEDOの上記ページにあるような計算式を組み立てねばならないと思いますが面倒です(^_^;)
耐用年数20年として、「費用は約2600万円で、市が半額を負担した」分だけを償却するとしても、1300万円/20年=65万円/年になります。
50万円が節約できたという意味をどう考えればよいか。
1. 局舎で使用した電力総量をもとにして(全部を東京電力から購入した場合の電気料)と、太陽光発電を利用した事で(東京電力に支払った電気料+太陽光発電のコスト)の差額として50万円が節約できた。
2. 太陽光発電量約3万2900キロワットアワーを東京電力の電気料で換算したら50万円になった。
1と2のどちらの計算になるのか、私は東京電力の電気料の単価や計算方式をちゃんと理解していませんし面倒ですからやめときます・・・2なら設備投資の償却は考慮されていないことになります。採算として成り立つのは1ですが、2で50万円なのだとしても、このプロジェクトは一般市民の環境問題への意識向上を図り、甲府市の環境問題への取り組み姿勢のアピールという意義が大きいと私は理解しようと思います。甲府市水道局からの全国向けネット発信も欲しいですね。

大阪府の太陽光発電に関する一般的な質問の記事にあるような『一般的には、20年以上の耐用年数があると言われています。 また現在のところ、減価償却に約30年程度かかると言われています。 (設置費用230万円÷年間電気代削減金額8.6万円≒約27年)』あたりで一般家庭が考えていく事ができそうに思えます。
NEDOが関係するプロジェクトとして山梨大学の燃料電池研究開発についてはこのブログでもホームページの燃料電池 Fuel Cellでも取り上げています。これも実用化までの長い道のりを理解したいと思っています。

甲府市新庁舎が建設された時に上下水道局も新庁舎に入るとすれば、現水道局建物の太陽電池プロジェクトはどうなるのか?ちょっと気になりました。

未だに「空気」と「安全」はタダということになっているかも知れませんが、活用にはお金がかかるにせよ太陽の光もタダだったですね、 晴れの日が多く日照時間が全国一の甲府市です。でもマイクロソフトのセキュリティ修正プログラム月例公開ダウンロードが重くて進みません、それでこんな記事を書く時間がとれました(^o^)


胸に輝くブルーリボン、甲府市議会

2008-09-09 14:16:01 | 行政・議会

Shimizu0809092008年9月9日、甲府市議会9月定例会一般質問に登壇された清水仁議員、その議員バッジに並んで着けられているのは拉致被害者救出を願うブルーリボンです。2008年5月25日に開催された特定失踪者問題を考える県民の集いの記事をご参照ください。

質問をはじめる前に、8月23日に開催された甲府大好きまつりの参加団体が少なかったことなどに感想を述べられました。ご自身は池田地区の一員として参加されていたとの事です。私はお祭りを取材しましたが短時間だったので気が付きませんでした。出かけてはみても記事を書くようなネタは仕入れませんでしたから、「山梨県中心街ポータル 甲府城下町」の特集記事、第20回 甲府大好きまつりページをご参照ください、写真が豊富です。

私が注目した質問テーマは甲府西部地区(上石田、貢川、荒川の西側地域)の発展状況、それに関して10年ほど前から要望されているJR駅の新設についてです。

介護保険制度などの高齢者福祉問題、バリアーフリー、ユニバーサルデザインなどについての質問がありました。

全国的に問題になった教員採用に関する事件など教育について甲府市の考えを尋ねる質問で終わりました。

宮島市長の答弁はユニバーサルデザインについて、これまでの甲府市の取り組みについて説明し、これからも積極的に事業推進に取組むとのお話でした。

西部地域については山本治企画部長から答弁がありました。JR新駅設置の課題としてはJRとの話し合いの中で長松寺踏切の立体交差化、新駅アクセス道路の整備、利用者確保の方策などがあり、甲府市としてはなかなか困難であるとの話でした。

教育の現状と市の取り組みについては奥田理教育長から答弁がありました。子供の教育に道徳教育の必要性を認識し実践しているとの説明がありました。今年度は国や郷土の伝統や文化を大切にする事を重点にしている。教職員については教育公務員の使命と職責を果たす事を自覚するようにさまざまな指導をしているとの事です。過日のUSBメモリーによるセキュリティ問題発生から私が気になっていたICT関連については情報機器の扱いに慣れるような研修指導が行なわれているとのことでした。

海瀬正樹教育部長からは学校施設のユニバーサルデザインの現況について答弁がありました。清水さんが質問された一つで、学校にエレベーターが無い点について説明がありました。子供は歩けという想いがあるようでした。障害のある子供、大人の利用は少ないという判断もあるようでした。

清水議員は再質問で、新駅設置問題を総合計画見直しの時に明記して欲しいとの、質問では無く強い要望をされました。

何かのモデル校に指定されている池田小学校では、3階まで階段を使って子供たちが給食を運んでいるそうです。エレベータ設置についても重ねて要望されました。

以上、メモ書きのようなものですが、清水仁さんは甲府にいる私が注目している議員さんのお一人です。議会日程からご質問に登壇される事を知り、中継を見ながらメモしたままに記事にしました、タイトルの通り「ブルーリボン」を着用しておられる議員さんだからです(^o^)


お米汚染、共同体のコンプライアンス

2008-09-08 12:17:10 | ニュース

ニュース記事では無く、9月7日付の読売新聞と毎日新聞の社説で知って驚きました。

大阪市のコメ卸売加工業者「三笠フーズ」が、有害な農薬やカビが残留している工業用米を食用と偽って転売していたことが明るみに出た。
農薬は、中国製冷凍ギョーザ事件でも問題になった有機リン系の「メタミドホス」だ。少なくとも約300トンの汚染米が焼酎などに加工され、すでに流通している可能性が高いという。(読売新聞

喫緊の課題は、転売された事故米の流通ルートの把握と消費者の健康に影響が出ないかの確認である。なのに、農水省は「健康被害はない可能性が大きい」として、転売先を明らかにしていない。(毎日新聞

抽象的な言い方ですが「顔の見える方々」の生産した食材を主とする、「地産地消」でいくしかないです。先日の井尻千男(いじり かずお)さんのお話のように、「農業の再生を基本にした共同体としての都市と地域の再生」ということを真剣に考えないといけないと思います。

毎日新聞が書いたような官庁の姿勢はこれまでもしばしば報じられてきたし、これからも嫌と言うほど出てくる事でしょう。しかし中央官庁という「共同体」においては、その中にある慣習法のコンプライアンスとしては正当な対処法なのかも知れません。

コンプライアンス( compliance )という言葉が頻繁に見られるようになったのはこの数年のことのような気がします。私は意味が理解できずに慌てて辞書を確認したことを覚えています。自分では自信をもって使えない用語です。

法律を遵守することがコンプライアンスであるという場合、制定法体系の国においては、明文をもって定められた規定は当然に遵守されるべき性質のものであるということは、改めてコンプライアンスという用語を用いるまでもなく必然である。したがって、この場合は、あえてコンプライアンスという用語は必要とされないであろう。
しかし、慣習法体系の国では、特定集団内において自然発生的に成立したルールが、不文律に、すなわち、暗黙のうちに守られるべきものとして人々の意識の中に定着し、安定化した場合、その安定したルールが、慣習法としての性質を持つこととなる。慣習法体系の下では、制定的な明文の規定が存在しないものの、法意識にまで高まったルールは、その組織を構成する成員がお互い守るべき義務として意識される。制定法ではないが、それについての遵守義務が発生する。これがコンプライアンスの本源的姿ではないかと考える。
したがって、コンプライアンスという用語は、英米法体系の国において発祥した概念であるように思われる。独法等の制定法体系の国では、コンプライアンスという用語を用いるまでもなく、法律の遵守義務は必然の問題であって、あえてそのような概念をもって表現するまでもないことであるからである。

コンプライアンスの意味と構造 TKC全国会最高顧問 武田隆二 から引用)

日本の法律制度は明治時代になって文明開化の中でドイツの法体系から取り入れられたものだと聞いたことがあります。慣習法では無く制定法体系になります。だから日本にも以前にはコンプライアンスという概念は必要無かったのでしょう。
でも歴史的に考えたときに、日本では制定法体系は無理があった、日本は農耕民族の社会として慣習法で成り立ってきたからだと思います。「ご法度」という言葉は「法律」という意味ではなく「罰則」という意味で使われる事が多いですし、私は未だ不勉強ですが武田信玄が定めたという「甲州法度」も今の法律の形とは異なると思います。

井尻さんの講演を聴きながら思い出していたのですが、共同体を説明するのにゲマインシャフト=共同社会とゲゼルシャフト=利益社会という社会学の言葉があります。コミュニティという言葉はその両方を踏まえた意味で私は使うことが多いです、よく分からない事を曖昧に済ませるには都合がいいから(^o^)
『ゲマインシャフト(独:Gemeinschaft):地縁、血縁などにより自然発生した社会集団のこと。ドイツの社会学者、フェルディナント・テンニースの提唱した社会類型の一つ(共同社会)』(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
日本社会は歴史的にもともと共同社会であり、慣習法の社会だったと考えます。そこに成文法、制定法体系を持ち込んだのですから、村落社会(共同社会)はその後もそれぞれ独自の慣習法が存在し、その中では物事がスムーズに回っていたのだと考えれば良いのです。

制定法体系に基づいて職務を執行すべき公務員のフォーマルな組織の内部にもインフォーマルな組織があり、それは共同体であり、そこには慣習法がある。例えば「情報公開」という民主社会の行政として当然の理念はそのインフォーマル共同体のコンプライアンスにはそぐわないものだと理解すれば、全てが納得できます。

組織が本当に機能するにはインフォーマル組織の存在をかかすことはできず、組織を動かす時には常にそれを考慮に入れた執行体制が必要であると学んだのは私が受けた経営学・組織論・人間関係論などの授業でした、大昔の事です。フォーマルとインフォーマルの組織論が今も通用しているのかどうかは知りません。

甲府に来てネット記事から「山梨ルール」という言葉を知りました。ドライブしてそれを体感もしました。しかしそれが共同体の慣習法であるなら、一概に否定できるものではありません。郷に入っては郷に従えという言葉は慣習法コンプライアンスを意味しているのです。別な慣習法で育ってきた私はそれに順応するか、慣習法が変わるように行動を起こすか、それともこの地域から退散するか、三択問題ですが、歴史としての慣習法は変わらないからその地域としての意義があるのでしょう。結局は二択問題ですね(^o^)

しかし、制定法体系の中で全てを執行すべき人々がインフォーマル組織の慣習法に従ったコンプライアンスでしか判断できないなら、それはシステムの欠陥です。井尻さんのご講演は素晴らしかったのですが、私にはその点に若干の疑問が残り、これからも機会あるたびに考えていきたいと思っています。

日本国憲法の改正について、法体系を慣習法に変換すべきかどうかという最大の問題を無視していてもよいのかな、そんなことを感じることが最近多いです。ドイツ・ゲルマン民族と日本民族の違いってどうなのでしょうか。でも日本民族の柔軟性は制定法体系の中で慣習法的な運用もできるのでしょうか。たまたま目についた中央大学の歴史に、『いまだ欧米先進諸国のように体系化された法典を持たない日本にあっては、欧米列強の模範国としての地位を占めていたイギリスのような慣習法の国を自らのモデルとし、実社会と密接に結びついた英米法を学ぶことこそが「法律実地応用ノ道」に達する最良の方法であるという固い信念を抱いていました。』などと書かれているのを読むと、運用の妙という言葉を思います。四角四面で考えてばかりいては、今の世の中、生きてはいけませんね。


岩魚すし、秩父、珍しい通信販売

2008-09-07 05:56:10 | 逸店逸品

食品の単品で通信販売というのも珍しい、そんな気がして時々見ているサイトがあります、奥秩父名物「岩魚すし」 ~うまいもの処 みな寿しというホームページ。
(9日深夜の追記です--ブログでの発信もされています、Yahoo!のブログサーチを使って別件を調べていた時についでに見つけました、これはおかみさんのお役目らしい・・・秩父市の寿司屋 『みな寿し』 の気まぐれ日誌、お店の近くに和銅遺跡があるという記事に思わずコメントしてしまいました。マイクロソフト9月のセキュリティ情報公開を調べたり、RealPlayerのこれもセキュリティに関係したバージョンアップについて記事を確認したり、クライアントさんのホームページの切替準備をしたり・・・残暑を避けて仕事しているといつもこんな時間になってしまいます。)

私は埼玉方面に国道140号線(雁坂みち)を利用して出かけることが時々あります。第三のふるさと、埼玉にいた時に雁坂トンネルの開通を知りましたが、これを利用して山梨に入ることはありませんでした。甲府に来てからも埼玉行きは八王子から国道16号線経由で、それが一番走り慣れたルートでした。

ある時、試みに雁坂トンネルを通ってみようと出かけ、その時は秩父市に入ってから国道299号線に右折し正丸峠(トンネル)を通って飯能市から16号線に出たのですが、二度目には140号線をそのまま進行してみました。

Michi_chichibu560 国道の右手に「道の駅ちちぶ」があり、ちょっと素敵な建物に思えたので立ち寄りました。その店内で「岩魚すし」に出会ったのです。

自然オンチな私はイワナという魚は名前しか知りません、アユとかヤマメなどのように水のきれいな渓流に棲むと知っている程度です。

その包装紙からお店が近くにある事を知り探し当てることができました、それが「みな寿し」さんとの出会いです。

 
 

Minazushi366本店のページに地図がありますが、MapFanの地図で秩父市内や140号線との位置関係を確認できます。「大野原」交差点を山梨方面から右折して300mほど右手にお店が見えます。140号線沿道には商店、飲食店も多いのですが、みな寿しさんの周辺には商店が無い、この場所で営業できるという事に驚かされます。お店の前に数台分の駐車場がありました。

ホームページにも書かれているように、イワナの押し寿司です。お店では普通の「にぎり」など多彩なメニューが提供されています。

押し寿司であることから、通信販売が可能なのですね。私がいただいたのは目指す「岩魚すし」の一皿、お吸い物がついて1,260円でした。くせの無いさっぱりしたお味で私も体調がよければ2皿、3皿いけます・・・おっとギャル曽根ちゃんではあるまいし・・・(^o^)

粋なご主人が1年ぶりの私を覚えていてくださいまして、とても嬉しい驚きでした。最近の私はつい一月前にお会いしたばかりの方のお名前が出てこなくて申訳ないことも多いのです。
ご主人とはWebページによる通信販売について話しが弾みました。

ちなみに、山梨県で「雁坂みち」と呼ぶ140号線は埼玉県内に入ると「彩甲斐街道」という名前になります。ドライブ記事には必ず出てくるループ橋、たしかに壮観ですね。ループ橋といえば私が走っていたのはレインボーブリッジくらいですが、高低差は比較になりません、「山岳道路」のすごさだと思います。

140号線は山梨から行く時は私のぼろ車でもOKでしたが、逆に戻る時は雁坂トンネルまでの昇りは長丁場です、ちょっとつらいかなと思いますのでいつも16号線ルートで甲府に帰ります。行きはよいよい帰りは恐いという・・・
10月18日~19日には山車で有名な川越まつりがあり、12月3日は秩父夜祭です。140号線の探訪は続きそうです。