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2008年8月31日  読売新聞山梨版 『空き家バンク 関心高いけど 人気観光地に集中◆増えぬ紹介物件』という記事がありました。これに関連して、先日書いた二地域居住については、二地域交流居住とテレワークとして整理してみることにしました。このページは「二地域交流居住」、「テレワーク」、そして「山梨県市町村と空き家情報リンク集」という形にしました。テレワークという就業システムが甲府駅北口高度情報化拠点整備と関係して、市街地甲府として田舎暮らしとは別な意味での二地域居住、交流居住を活かせるものになると思えたからです。

 農村などにある使われなくなった民家を自治体などが希望者に紹介する「空き家バンク」。過疎化防止や地域振興につながるとして、県内の自治体では9市町が取り組み、首都圏の住民を中心に山梨への移住の関心も高まっている。ただ、有名な観光地に人気が集まりがちなうえ、紹介物件がなかなか増えないのが実情だ。

 県が7月に東京都内で主催した田舎暮らしの相談会。自治体ごとに分かれたブースには2日間で計123人の移住希望者らが訪れ、盛況だった。

 空き家バンクは、空き家の所有者が事前に登録した物件を、自治体などが希望者を募って賃貸や売買を仲介する制度。所有者との間に自治体が入るため希望者は安心感を得やすいといい、山梨での田舎暮らし希望者の相談に応じる「グリーンカフェやまなし」(東京都中央区)でも2006年6月のオープン以降、約700件の問い合わせを受け付けたという。

 ただ、担当職員は「富士山や八ヶ岳山ろくなどテレビなどで紹介される自然豊かな地域に希望が偏りがち」と話す。
(編注・この記事から、甲府市活性化と二地域交流居住が直結しないと私は感じました。)

読売新聞が25日現在で各自治体に聞いたところ、富士河口湖町はこれまでに16件の物件の契約が成立した。現在も登録物件は5件なのに対し、空き家の希望者は30倍の150人に達する。北杜市は昨年10月に空き家バンク制度をスタートして2件の物件が希望者に提供された後、登録物件は枯渇しているが、70人が物件を待っている状態だ。これに対し、身延町は取り組みが今年度からと遅かったものの、1物件に対し、希望者は2人にとどまる。甲府市は5物件に対し、希望者は27人だ。
(編注・甲府市の物件はホームページから見ると市街地では無さそうに思えました。)

 人気のある自治体も特有の問題を抱えている。北杜市は新たな空き家がなかなか登録されなず、市の担当者は「空き家は多いが、(住民の間には)他人に自分の家を貸すことに対する抵抗感が根強く、物件を提供してもらえない」とため息をつく。

 富士河口湖町では景観で人気に差が出る。移住希望者の多くは「湖と富士山が見える所」を求めるが、実際の空き家は山間部や農村地帯に多く、担当者は「イメージに沿うような物件はあまり存在しない」と話す。

 比較的空き家バンク事業が好調な山梨市は23件の成約を終えた現在も12件登録されており、市への移住希望者は300人近くもいる。市が「ブドウの町」として対外的にPRし、一定期間田舎暮らしを体験できるイベントなども手がけたことが奏功したようだ。

 しかし、希望者数に比して物件数が及ばないのはいずれの市町にも共通した悩みだ。このため、自治体では担当者間で物件情報を共有し、新たな物件を掘り起こす工夫などについて研究を進めるという。

甲府市活性化を願う私としては、自身が失敗したテーマであるテレワークと二地域居住について考えてみたいと記事をまとめてみることにしました、これは山梨情報ハイウェイの最終的な目標のひとつだったようにも思えるのです。
この記事に関連した空き家バンクリンク集を整理してあります。



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