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◆富士山登山鉄道構想 県庁と民間団体の意見交換

2024-11-13 21:00:00 | 産業・社会
2024年11月13日 17時00分 「富士山登山鉄道構想」で山梨県と反対団体が意見交換 (NHK山梨)

 県が検討する「富士山登山鉄道構想」をめぐり、13日、長崎知事は構想に反対する団体と直接、意見を交わしました。
 団体側からは大規模開発につながるなどといった懸念が示されましたが、長崎知事は鉄道は重要な選択肢の1つとして年内にも構想の具体的な方針を示す考えです。

 県の「富士山登山鉄道構想」は、富士山のふもとから5合目までの交通手段としてLRT=次世代型路面電車の導入が有効だとしています。

 そして、構想の実現には地元との丁寧な対話が欠かせないとして、県は13日、長崎知事が出席して構想に反対する団体との会合を開き、およそ3時間、意見を交わしました。

 この中で団体側から鉄道の車両基地や変電所などの整備に富士山で大規模な開発が行われるのではないかとか、県が試算した収益や輸送力は厳しい自然環境を反映しているとは言えないなどという指摘が出されました。

 また、富士山の環境保全には来訪者数の管理が必要だという認識は一致しているとして、代替にEVバスなどの手段を検討すべきだと訴えました。
 これに対し長崎知事は、どの程度の開発ならば許容されるのかといったことを質問するなどして意見に耳を傾けていました。

 会合の後、反対団体の秋山真一さんは「知事と直接意見を交わすのは貴重で、一定の成果があったと思う。対話する場は継続して設けてほしい」と話していました。

 そして長崎知事は「建設的な意見交換ができ、必要に応じて議論を積み重ねていきたい。LRTはありきではないが、引き続き重要な選択肢の1つなのは間違いない」と述べました。

 県は13日の意見も踏まえ、年内にも構想の具体的な方針を示す考えです。