ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ブルネイ

2004-09-10 23:59:36 | 回想する脳みそ
我が国の「さるお方」がブルネイ皇太子の挙式出席のため、同国に赴くというニュースが流れる。
さるお方は、ちょうど渦中の人なので、マスゴミもヨダレを垂らしてネタに飛びつく。
ネタはまだあった。
ブルネイのほうの花嫁が現役の女子高生という、これまたウハウハなネタ。
ある局では、ご丁寧に花嫁の生年月日まで報道しておった。
そんなもん知ってどーすんねん。

遠い昔、そうだな…20年ぐらい前のことである。
ワシはハウスクリーニングのアルバイトをやっていた。
つまりは「掃除屋さん」なのだが。
で、どういう経緯か知らんが、そこの社長がブルネイ大使館の日勤の仕事を取って来た。
掃除業界でいうところの「日勤」とは、トイレ、床、入り口などの共用部門を毎日掃除することを意味する。
日勤をするのは、だいたいオバチャンと相場が決まっている。
すなわち、オバチャンたちは、日勤要員として雇われるわけだ。

ところが日勤のオバチャンに緊急事態が生ずると、我々がやるハメになる。
で、その通りになった(泣)
不幸の矢は何の躊躇もなく、ズバババーンとワシに刺さりよったのだ。
所詮バイトなんて雑用係さ。
社長に言われるがままに、コキ使われるだけの…

ともかく、その日から毎日始発電車に乗って山手線の大崎駅へと向かった。
当時その大使館は大崎から歩いて、ソニーの裏の坂道を上ったところにあった。
早朝といっても、大使館に行けば当然職員はいる。
もちろん、日本語なんて理解できないアホばかり。
しゃーないので、用がある時はこちらが英語を喋るしかない。
ったく…日本にいるんだったら、日本語の勉強ぐらいしろっての !

報道されているように、ブルネイはお金持ちの国である。
その大使館に据えられていた調度類なども、そりゃアンタ、金ぴかでしたでー。
さすがに便器までは金ぴかではなかった…、いや、どうだったかな、金ぴかだったかも。

その日勤の仕事は、4ヶ月ぐらい続いた。
さすがにウンザリしたことを覚えている。
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