ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

高の倉ダム(再訪2022)

2022-09-21 06:59:56 | 福島(ダム/堰堤)
えー、どーも、ワシです。今回からしばらく東北方面のダム関連施設を回ります。で、最初に訪れるのは福島県南相馬市原町区高倉細倉(みなみそうまし はらまちくたかのくら ほそくら)にある新田川水系の高の倉(たかのくら)ダムです。実はここ、昨年の12月に来たんですがその時は運悪く工事中でちゃんと見ることができなかったんです(参考)。というわけで今回再訪した次第。アクセス方法などはリンク先を参考にしてください。

まずは右岸から見た「勇姿」をご覧ください。やあやあ、こんなお顔でしたか。



…と、まあ、結果としてご対面することができたんですが、前回と同じく管理事務所のある左岸沿いの道を登ってくると、前回のような工事こそしていませんでしたが、なんと関係者以外立入禁止の表示が!





ダム下へ向かう道も同じように関係者以外立入禁止。ぬぁんと!



この時点では「嗚呼、またもや見ることができないのか…」と諦めムード。でも確か右岸からもアクセスできたことを思い出し、前回と同様に右岸へ移動することに。

右岸のダムへの入口に来ました。でもクルマで行けるのはここまで。ここからは歩いてダムへ向かいます。幸いなことに今回は立入禁止の看板がないのでダムまで辿り着けそう。希望の光が見えてきました。ちょっとウキウキしながらダムへ向かっていると…おおっ、あれか!



これが右岸から見たダム上です。早速歩いてみます。



ダム上、中央から見た貯水側の景色。



ダムの真下はこんな感じ。



そして下流側の遠景。



ダム上から左岸を見ると…あれが管理事務所でしょうか。



対岸(左岸)に来ました。振り返ると、こんな感じ。



左岸、貯水側から見たダムの様子。



近くには「高の倉ダムの概要」を表示した案内板と水利使用標識が並んでいます。







先ほどの建物はやはり管理事務所でした。でも「高ノ倉」と表示されていますね。



「定礎」は1972年11月。



管理事務所付近からダムを見ると、こんな感じ。



衝撃だったのはこれ。セメントでシールドされた壁面が崩れていたんです。なるほど、それで左岸からの道は立入禁止だったんですね。



土砂がもう少し多ければ埋もれていたかもしれない「高の倉ダム」の石碑。あれ?ここでは「ノ」じゃなくて「の」になってますね。



諸元が記されたプレート。「位置」の欄が「福島県原町市高の倉」になっていますが、原町市(はらまちし)は1954年から2006年まで存在した市で、同年に鹿島町(かしままち)、小高町(おだかまち)と合併して南相馬市になったのに伴いそれまでの原町市は南相馬市原町区になりました。


石碑の裏側を見ると、ダムの着工は1972年1月で、竣功は1976年3月と記されています。


再訪してダム全体を見ることができたのは良かったのですが、壁面の崩れを目の当たりにするとダムが築造される場所というのは厳しい自然と隣り合わせなんだなと改めて思い知らされます。
コメント    この記事についてブログを書く
« 複雑な地形の狭間に…鴨川ダム | トップ | 農業用ダムとしてはオシャレ... »

コメントを投稿

福島(ダム/堰堤)」カテゴリの最新記事