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ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

古代からの…芦ヶ池調整池

2021-04-04 06:56:14 | 愛知(ダム/堰堤)
愛知県田原市野田町芦ヶ池(たはらしのだちょうあしがいけ)にある豊川水系の芦ヶ池調整池に来ました。ここはため池百選のひとつであるとともに豊川用水の東部幹線水路にも繋がっていて、重要な役割を果たしています。それについては後で説明します。

これがダム上に相当する場所。県道416号がこれと並行して走っているのでとてもダム「上」という感じがしませんが、構造上は「上」になります。



上の写真を撮った場所が左岸のダム横に相当し、そこには越流式の洪水吐があります。増水時にはここから溢れ出て、



県道の下を横切って、あちらへ流れてゆきます。



この左岸のところにあるのがサンテパルクたはらの看板。これは体験型の農業公園だそうで。この看板は目立つのですぐにわかります。



さて、ダム上を歩いてみます。中央付近から見た調整池の様子はこんな感じ。



下流側の景色です。景色といっても高低差がほとんどないので長閑な風景といったところ。



右岸側にある建物。これは? (後で判明します)



右岸から見たダム上。



右岸から見た調整池の様子です。写真中央に見えるのがサンテパルクたはら。



右岸には「芦ヶ池調整池」と刻まれた石碑。



その裏には沿革が記されています。これによると芦ヶ池は奈良時代から存在した溜池で、1968年に豊川用水が完成したのに伴い、芦ヶ池の規模を拡大しそれを活用する目的で1987年2月より工事に着手。そして1995年3月に「芦ヶ池調整池」として完成したそうな。



近くには芦ヶ池調整池の案内板。これによれば、ここは少し遠くにある大野頭首工(参考)と豊川用水を通じて繋がっていて、豊川の水量が多い時にこの調整池に水を溜めておき、水が不足した際には渥美半島の地域の農業用水として活用されるそうです。大野頭首工と繋がっているなんて、なんだか不思議な気がしますね。



で、気になっていたこの建物、



先ほどの案内板を見て納得。ポンプ場でした。



渥美半島は本当に温暖で、訪れた時にはキャペツやメロンの出荷で忙しそうでした。
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