goo blog サービス終了のお知らせ 

ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

文化の香りがする…子撫川ダム

2019-11-27 08:11:39 | 富山(ダム/堰堤)
小矢部市にある小矢部川水系の子撫川(こなでがわ)ダムは富山県土木部が手がけた6番目のダムで、1978年6月竣工。



ちょっと奥まったところにダムの碑があります。





おなじみの水利使用標識。このダムは水道用水確保のためなんですね。




ダムの入口側には見所が色々ありますが、そのご紹介は後ほど。とりあえずダム上を歩いてみましょう。



貯水側です。早朝のせいか、水面にモヤがかかっています。



下流側の景色。



対岸近くの排水溝。水はここから流れて…



ここから下流へ向かっていきます。



対岸に来ました。



管理事務所はこちら側にあります。





元の側へ戻ります。やや高い場所に慰霊碑がありました。25歳の若者がダムの建設現場で亡くなったとのこと。合掌。



ダムについての説明板がありました。



でも、子撫川の名称の由来は記されていません。気になるので調べてみました。昔、この川の上流に一軒の家がありました。ある時その家に若い僧侶が訪ねたそうです。家の娘は僧侶にお茶を出してもてなします。僧侶が立ち去った後、娘が僧侶の飲み残したお茶を飲むと妊娠してしまう。身に覚えがない娘はそのまま女児を出産し、子供が3歳になった頃、あの僧侶が再び現れます。そしてその子を見るや呪いの文言を唱え全身を撫でると子供の身体はみるみる溶けて泡になってしまった。そして僧侶がその泡を川に流したことからこの川は子撫川と呼ばれるようになったそうです。(参考1参考2

いやいや、結構切ない話じゃないですか。

さて、ダム入口側には色々なものがあります。まず上流側には作者不詳の碑と銅像。





ダム入口近くには、やはり作者不明の歌碑と銅像。





そして下流側には







いやいや、まさしくアングルの代表作の「泉」の3D版やん。



まあ、是非はともかく、このダムには文化的な香りがしたのでした。
コメント    この記事についてブログを書く
« 順序じゃないよ…五位ダム | トップ | いよぅ!…医王ダム »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

富山(ダム/堰堤)」カテゴリの最新記事