ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

猛暑でのロシア語学習

2005-08-03 16:40:25 | 脳みその日常
暑い時こそ前向きに生きる。そう思わなければ余計にバテそうな気がするから。で、思いついたのはロシア語を復習すること。しかし、ただでさえ暑いのにこんな時に読書をするなんて正気の沙汰ではないと思うだろう。そりゃそーだ。暑けりゃ、集中力もなくなるもんね。

そこで、テキストとして本棚から引っ張り出してきたのは右に示した本である。これはソフィヤ・ヘーントヴァ(1922-2002)が著した『指揮者ロストロポーヴィチ』(1993)。ヘーントヴァといえば一般には作曲家ショスタコーヴィチ(1906-75)の研究者として有名であろう。代表作のひとつとしては『驚くべきショスタコーヴィチ』(筑摩書房 1997)がある。

ただし、ショスタコーヴィチの評伝についてはローレル・F・ファーイの『ショスタコーヴィチ ある生涯』(2002初版/2005改訂 アルファベータ)が近年ではその内容にかなり信憑性のあるものとされている。だが、ロシア音楽の専門家として知られるイアン・マクドナルドが、そのレビューにおいてファーイの方法論などに些か疑問を呈しているのは誠に興味深い。


話がそれてしまった。ヘーントヴァに戻ろう。その著書『指揮者ロストロポーヴィチ』を開いてみると、右に見る通り、左側にロシア語、右側に英語が併記されている。つまり、これは露英辞書のようなもので、ロシア語の内容がわからなければ横にある英文を見ればよいという便利な代物なのだ。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(b.1927)は指揮者でもあるが、優れたチェリストでもある。本書はロストロポーヴィチの指揮者としての側面に焦点を当て、彼がどのような経緯で指揮者になったのかが綴られている。したがって、内容はさほど難しいものではない。ただ、ネットで検索する限り本書は現在のところ絶版になっているようだ。

もっとも、ヘーントヴァの著作には『ロストロポーヴィチ チェロを抱えた平和の闘士』(新読書社 2005)というのもあるようだが、今回ワシがチョイスしたのとは全くの別もの。まあ、そんなことをしながらワシは猛暑を凌いでいるのである。

そういえば、昨晩後輩のT君から急な仕事の依頼があった。全部で8つの演奏会の曲目解説を2週間ほどで書いてもらえませんか、と。ヒマを持て余していたところなので快諾するも、タイトな日程に軽いめまいを覚える(笑)

よし、頑張ろう!
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