ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

角間川の守護神となれ!…角間1号砂防ダム(堰堤)

2023-12-12 06:59:11 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県諏訪市角間新田(かくましんでん)にある天竜川水系の角間1号砂防ダムを目指します。アクセスは国道20号の「元町」信号を白樺湖/霧ヶ峰へ向かう県道40号に入り、道なりに進みます。急坂の突き当たりがT字路になるので霧ヶ峰高原方面へ。そして「角間新田墓地入口」を入っていくと角間川を渡る橋のところで当該ダムが遠くに見えます。

なかなかの規模です。

ダムをズームします。

ここからダムへ近づこうにも道がありません。そこで県道40号へ戻り、霧ケ峰高原方面へ向かい、最初のカーブを曲がらずに直進します。諏訪市が運営するリサイクル施設付近までいくと、そこがダム横になります。ところがご覧の通り、フェンスでガッチリとガードされているのでダム上に行くことはできません。

ならば、急斜面を降りてみることに。まあまあ近くから見た「お姿」がこちら。

そこから下流方向を見るとこんな感じ。

でも、この時点で実はダム名を確認していませんでした。そこで斜面から転がり落ちないように本体に近づいてみると…お、ありました。昭和63年(1988年)11月に竣工。高さが14.5mなので定義上は砂防ダムではなく砂防堰堤になります。


調べてみると、当該堰堤が築造された経緯は次の通り。昭和58年(1983年)9月28日、前日から続いた豪雨により角間川上流で山腹が崩壊し土石流が発生。そして護岸が決壊するとともに土石流は下流の民家を直撃し、死者1名を出し多くの住宅が浸水被害に遭うという災害が起こりました。これがきっかけとなり、昭和62年11月から当該堰堤の築造に着手したそうな(参考)。もちろん築造されたのはこれだけではなく、当該堰堤の上流には角間2号砂防ダム(堰堤)のほか、下流には芦ヶ沢砂防ダム(1999年竣工:未見)、唐沢砂防ダム(1987年竣工:未見)も土石流対策として築造されたようです。
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