ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

何とも言えぬ形の…新接岨大橋

2020-02-09 17:40:35 | 橋のユニークな親柱
井川ダムから大井川沿いに下るには県道388号で行きます。そして、大井川鐵道井川線の閑蔵(かんぞう)駅近くには新接岨大橋(しんせっそおおはし)がかかっています。

立派な長い橋です。



その親柱のデザインがちょっと独特。



2000年3月竣工。



対岸もデザインは一緒。



データが刻まれたプレート。



それしても接岨とはどういう意味なんでしょうね。調べてみると「岨」とは崖が切り立って険しい場所という意味なので、険しい崖に接している場所といった意味だと思います。

まあ、そう言われれば確かにそんな感じの場所かもしれません。
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井上ダムだったかも…井川ダム

2020-02-09 08:03:36 | 静岡(ダム/堰堤)
前回の畑薙第二ダムから大井川に沿って県道60号を下ります。すると大井川は次の大井川水系の井川(いかわ)ダムに堰き止められて井川湖を形成しますが、この井川湖がやたらと大きい。なかなか井川ダムへ着きません。

そんなことを思っていたら井川ダムへ到着。



井川湖側から見たダムの様子。



壁面には「井川五郎ダム」とあります。ん?どういうこと?



調べてみると、このダムの竣工式において施工した間組社長(当時)の神部満之助(1893-1972)が「米国には大統領の名前を付けたフーバーダムというのがある。だから我が国にも人名を冠にしたダムがあっても良いではないか」と発言。この言葉を受けてダム建設に熱心だった中部電力初代社長の井上五郎(1899-1981)の名前を付けて「井川五郎ダム」とも呼ばれるようになったそうです。

因みにフーバーとは米国第31代大統領のハーバート・フーヴァー(1874-1964)のこと。またフーヴァー・ダムはアメリカのアリゾナ州とネウァダ州の州境を流れるコロラド川のブラック渓谷に作られたダムのこと。1936年竣工当時の名称は「ボールダー・ダム」だったが、1947年、このダム着工時(1931)に大統領だったフーヴァーの名を冠して「フーヴァー・ダム」と改称され現在に至っています。

ん〜、その論からすれば「井上ダム」やないかい!とツッコミたくなりますが、ここは我慢、我慢。

水利使用標識。



管理所奥の敷地に来ました。写真奥に見えるのが管理所です。





敷地内にある慰霊碑。



そこから見えるダムの景色。



ではダム上を進んでみましょう。車両通行可。



当初は「井川堰堤」だったようです。



1957年9月竣工。



併設されている井川発電所竣工に寄せたプレート。



ダム中央部から見た井川湖の景色。



ダムの真下です。イ、イカツイ。



対岸へ来ました。このダム上の道は県道60号。このトンネルは暗く狭いので注意してください。



高所には「中部電力 井川ダム」の看板。



対岸から振り返って見ると。



対岸から見た管理所。



高所には「井川展示館」があります。



色々と見応えのあるダムでした。
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