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ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

最後の砦…船明ダム

2020-02-04 07:46:10 | 静岡(ダム/堰堤)
浜松市天竜区船明(ふなぎら)にある天竜川水系の船明ダムに来ました。1976年6月竣工だそうです。



このダムは天竜川の最後の砦で、このあと水は遠州灘(太平洋)へ流れて行きます。



ダムの上流側の道沿いには何かがあります。近づいてみましょう。



1967年から1974年まで静岡県知事を務めた竹山祐太郎(1901-1982)の胸像です。



その横には略歴が書かれた碑がありますが、色々反射してよく読めませんね。まぁ、このダム建設に関して尽力された方なんでしょうな。



この碑から100mほど下流に船明ダムがあります。



ダム上の道は県道360号で、頻繁に車両が行き来しています。



ダム中央から見た下流側の景色。



一方、上流側の景色はこんな感じ。



対岸に来ました。これが管理所?と思いきや、佐久間電力所の天竜事務所。





だからなのか、ここのダム・カードはないらしい。まぁ、何の興味もないけどね。



ここにはしっかりとした魚道が用意されていて、アユやウナギが天竜川を遡れるようになっています。



近くには「日明(ひやり)の里」と銘打たれた石碑が…。何でしょうね。



説明によれば、この地は昔「日明」と呼ばれ17世帯が住んでいたが、船明ダム建設にあたりここを離れることになった。そこでここを「日明の里」として後世にその名を残すことにしたという内容。移転した世帯主の名も刻まれています。





ダム建設のため郷里を失なうことになった人々。その思いは計り知れません。ワシは嬉々としてダム巡りをしていますが、こんな遊びができるのもこうした人々がいてこそ可能なんですね。感謝、感謝です。
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