ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ちょっとした心遣い

2006-02-15 06:52:28 | 脳みその日常
昨日はバレンタインデー。日本人にとってはクリスマスに次ぐ悪しき風習の日である。業者の宣伝にまんまとハマって浮かれ騒ぐ日本人たち。あぁ、何とオメデタイ人々だろう。良く解釈すれば日本人というのは理念にとらわれない享楽的、刹那主義的なのかもしれないが。ま、どーでもいいけれど。

これだけバレンタインデーの悪口を言えば、さてはオマエ、チョコレートがもらえなかったから僻んでいるんだな?と思うだろう。いえいえ、いただきましたとも…年配の女性たちから(苦笑)

昨日はある演奏会があって、いつもの講座の受講者の有志と一緒に聴いたので、たまたま彼女たちからいただいたに過ぎない。「普段の感謝の気持ちですから」とか「誠意ですから特別な感情はありませんよ」などなど。うん、まあ、特別な感情を持たれてはこちらも困るわけだからそれでいいんだけど。

そのほか、知り合いの女性たち数人からグリーティング・カードが送られてきた。もちろん、みな既婚者である。

なんだ、散々文句を言っておきながら、結局はもらって喜んでるじゃないかって?

いや、ちょっと違うのだ。確かに何らかの形でいただいた。しかし、そもそも送ってくれた人たちとワシの間には何の恋愛感情もない。むしろ単なる知り合いという関係に近いといったほうが正しい。でも、違う見方をすれば、彼女らには打算がないということでもある。あのね、打算のない優しさってのはね、本当に嬉しいのだよ。

「なんだかんだ言ったって、そりゃ義理だよ、義理!」という声も聞こえてきそうだが、義理でもなんでもよい。嬉しかったのは事実なのだから。どのような形であれ、彼女らのワシに対する打算のない行為。そこに温かく優しい心遣いを感じたのだ。
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