ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

特別講座はヒーフー

2005-12-24 04:54:22 | 脳みその日常
昨日は、いつもの講座でない別の講座で話をする。これは場所も受講者も違う、まさに別モノ。たまたま紹介され、話をして欲しいと前々から頼まれたのだ。

しかしながら、いつもとは勝手が違った。当初の予定では子供たちを相手に話をすることになっていた。ところがフタを開けてみると、来る子供の数より大人の数のほうが断然多かったのである。

大人の受講者が多いんだからいいじゃないか、いつものようにやればよいではないかと思うだろう。確かにその通りだ。でも受講するのが大人だけならばよいが、数こそ少ないものの子供もいるのだ。それも5歳の幼稚園児!さあ、どうするワシ。

5歳から70歳代までの受講者を前にして、ちょっと考えてしまった。できるだけ多くの人に楽しんでもらうにはどうしたらよいのか、と。そう、最大多数の最大幸福を目論んだわけである。

そもそも、この特別講座は「まずはクラシック音楽を楽しんでみよう」という程度の人たちが集まっている。だから言うまでもなく難しい話はできない。噛み砕いて噛み砕いて唾液でドロドロになるぐらい易しい言葉で説明するのはデフォルト。でも、楽しませるのは本当に難しいのだ。

救いだったのは、たまたま昨日が「クリスマス・イヴイヴ」だったこと。よし!子供たちのためにクリスマスにちなんだお話でもしてやるか。となれば、チャイコフスキーの《くるみ割り人形》がベスト・チョイスである。

もっとも、どのような人が来場しそうなのかは事前に聞いていたので、《くるみ割り人形》の話をすることは予め決めていた。そして子供たちへ「こんぺいとう」をプレゼントしてやろうと思い、それも事前にネットで注文してあった。もちろんそれはワシの好意であり、すべて自腹である。

ともあれ、無事に講座は終了した。どの程度理解されたのかはわからない。しかし子供たちは騒いだりすることもなく、お行儀よく聞いていた。また年配の方々もそこそこは楽しんでもらえたのではないか。まあ、反省する部分もなくはないが。

帰る前にそれぞれの受講者へ直接「こんぺいとう」を手渡す。気分はまるでサンタクロースだ。もっとも、赤い帽子や赤い洋服を着てなかったけど(苦笑)
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