ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

まずは自分を顧みること

2005-12-30 04:40:41 | 脳みその日常
1年半ぶりぐらいで大昔の彼女に電話をした。もちろん未練があってのことじゃない。とある用件があったので連絡しただけのこと。

ひとしきり話し終えた後、「最近はどーよ?」という話題になった。互いにもう恋愛感情などを抱く関係ではないし、ヨリが戻ることもない。ただ、ひとりの友人として幸せに暮らしているのか?という意味でそういう話になったのだ。

話によれば仕事は相変わらずバリバリとこなしているそうな。しかし特定のパートナーは未だに現われないらしい。「そりゃ困ったねえ」と話を聞きつつ、ふとその原因が本人にあることにワシは気づいた。

コイツは仕事上、多くの男性と出会う機会はあるらしい。でも本人にとって「この人だ!」という魅力的な男性がいないと嘆く。「じゃあ、どんなタイプがいいのさ?」と聞けば、「私みたいな破天荒な性格を受け入れてくれる人かな」と。

「まあ、そこまで器の広い男性ってのは、なかなかいないんじゃないのか?」
「そうねえ…」
「人生、なかなかうまくいかんね」
「そうね、私の人生はそもそも波瀾万丈のようだし」

ここまで読んでお分かりかと思うが、コイツ、自分の性格のほうに改善すべき点があるんじゃないかとはまったく感じていない。また自分の人生を「波瀾万丈なんだわ」と決めつけている。まるで悲劇のヒロイン気取り。

いくら仕事がバリバリできても、こういうタイプの女性を果たして男性は好むだろうか。人の好みはそれぞれだろう。しかし男の目から見て、こんなのはあまり魅力的に映らないと思うけどなあ。コイツの目からみて「ピンと来る男性がいない」というより、相手の男性のほうが先に「引く」んじゃないのだろうか。

後輩たちには、「特定の相手がいるなら、歳を食う前にさっさと結婚したほうがいいぞ」と言うことにしている。なぜなら独身で歳を重ねるほど「ヘンな知恵」がついてくるからだ。下手に歳を食ってしまうと、知らなくても良い知恵までついてしまい、結果として偏屈な性格になる人が多い。不思議なのだがそうなのである。だから偏屈になる前に結婚しろよと言うのだ。

コイツの場合は「仕事をバリバリこなしている自分」というものに自信があるので、ついつい自らを顧みるということがスッポリと抜け落ちてしまっている。何かうまくいかないのには必ず理由なり原因なりがあるものだ。その原因が自分のほうにあるのではと考えるならまだ救いはある。だが、それすら気づいていなければ、どう努力したところで結果が出ないのは当然なのだ。

昔はもっと普通だったんだけどなあ。ま、本人が自覚するしかないんだろうけど。
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