湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

ジョブカフェセンター「きっと見つかる自分未来仕事―若者就職支援白書」/東海道線運休と

2006-10-27 05:48:38 | 引きこもり
夕方、東海道線で事故があった。3時間半運休状態が続いた。藤沢=辻堂間の踏み切りでショベルカーがトラックの荷台から落下横転したらしい。幸い怪我人は出なかったようだ。しかし運がよかった。昨日は自由が丘・相模大野を巡回し、小田急線を使って移動していたから、直接の影響は受けなかった。蒲田筋だったらかき回されていただろう。藤沢本町で降りて、茅ヶ崎駅行きのバスに乗ろうとした。バス停で待つこと、待つこと、大失敗。

帰宅して驚いた。母が抗議の炊事拒否をしている。それもそうだ、定時3回の食事を父は要求する。夕食は5時台を常識として要求。買い物をして帰ると、もう冷蔵庫からおかずのみを引き出して食べてしまう。健康管理もなにもない。朝は6時、用意しないと残飯のみを山ほど食べてしまう。茶碗のひとつ下げることもしない。1ヶ月前倒れてから極端になった。

冷戦の間に入って遅い食事を作る。母は食事を拒否。父はすっかり食べつくしてふらふらと2階の寝室にあがってしまった。6時・12時・5時の米飯食事と家事一切の非協力は、亡き祖母の介護の中で始まった父権の主張。愚かしい。これが続くと、母とふたりは、生活時間を寸断されて炊飯マシンとなる。父の食事のカロリー管理に、生活時間がすべて費やされてしまう。担当の栄養士と相談して、健康自主管理要求を強めることにした。

しかしひとは、こうもつまらない自己主張をするのだろう。訪問のケースを踏むと、両親の側に心の歪みを感じることが多い。当事者と話すが、引きこもっている原因が、将来歪んだ家族を支えることを要求されていると感じ取っている場合が数々ある。自分の自立に家族がのしかかっているのである。今までなんとか適応してきた子が、ゴールの先が見えて嫌になるのだ。

この場合は、担当医やカウンセラー達との連携となることが多いが、サポート校がカウンセラーを置いているわけではないから、当人を地元の臨床カウンセラーや、心身に二次障碍が出ているときは心療内科などの医師をはさむことになる。療育の発想は嫌いだが、親に対し教員の立場では発言権が弱いからだ。悩みは私のような民間ボラは、守秘を盾に連携を拒否されてしまうからだ。このときは当人に仲介してもらうこともある。親を治療することが難しいので、当人の指導は、この出会いの時間を豊かにする事にしている。へこんだ心が重荷を引き寄せるからだ。

-----

経済産業省がジョブカフェ運営の中間報告を出した。「きっと見つかる自分未来仕事―若者就職支援白書」という本で、145例の成功例をまとめたもの。ここで注目されるのはジョブカフェミーティングや、地元組織・機関をコーディネートする活動だ。就労相談窓口は個人面談に閉ざされているわけではない。ただ相談相手をどこかに当てはめていくというのでは、これも前例の親のように、大きな影響力があるにも関わらず、棚上げにされる「大人社会」があるので、お仕着せの歪みがある。

《参考》
●「きっと見つかる自分未来仕事―若者就職支援白書」
著者:経済産業省
出版社: 同友館 (2006/10)
ASIN: 4496042282(注:ASINは、拡張ISBN)

今日は、ここまで。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドロノワ倶楽部あねもねWS/... | トップ | 母子寡婦福祉会佐藤かよさん... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

引きこもり」カテゴリの最新記事