湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

遅ればせの年頭のご挨拶/あすなろ会試写忘年会の経過は

2010-01-02 07:26:52 | 引きこもり
謹賀新年

遅ればせでは有りますが、本年もよろしくお願いします。

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大晦日、父の帰りを受け止めてから、父のショートステイ中の転倒の始末や、元旦早々の事件に振り回されていました。申し訳ない。今回は父の転倒に他者が巻き込まれ怪我をしてしまいました。

前後が逆になりますが、生活保護を受けて独居で暮らしている女性がここ半年、入退院を繰返しています。年齢が母と同世代で、母と共通の趣味を持っている関係で母と知り合った方です。病気は大腸ガンと肺ガン。転移があちこちにあるのですが、年齢から進行が遅く、1回手術をしたあと、取りきれないと判断されて痛み止めを処方されて、痛みの状態で入退院を繰り返し、終末治療を受けています。年末という事でその方は退院させられて、市が付けたヘルパーさんの身辺介助を受けながら年を越しました。

身寄りがないこともあって、母が時々覘きに行っていたのですが、そのとき先方の隣人で、介護職の方がご近所づきあいの無給で補助されている方と母が知り合ったのですが、その治療を受けている方の再入院の件で、元旦ですが午前中から我が家を訪ねてきていました。

話の流れの中で、父の話となり、その方が父の様子を見に父の部屋まできていたときのことでした。父が排尿に立ち上がり、排尿中に父がバランスを崩して転倒しそうになって、母とその方が支えに入ったのですが、父はふたりをなぜか振り払い、母は父の背後から父の肘鉄(ひじてつ)を喰らって、前の差し歯を折り、お客さんが父の下敷きになりました。

母には力任せの父の行動が危険なので、身体を支えたり起こしたりせず、私を呼ぶように言ってあったのですが、その方が止めに動いたので母も飛びついたようでした。その方は、方を脱臼したようで、ただその方も事情があるらしく、救急車で大げさになると、勤務に差し支えるとのことで、大きな転倒音で駆けつけた私の話との折り合いがなかなかつかない事態となりました。救急以外の外来は元旦早々開いているわけはなく、私の説得に応じて救急車にサイレンを鳴らさずに来てもらう事にして、その方を救急外来に送り出しました。

父は相変わらず家具に必死につかまり、手の力で引き寄せる反発力を利用して起き上がろうと、家具を倒しかけており、それを遮断し、うつ伏せにさせるのにひと苦労。股の間に両腕を引き寄せさせて、同時に腰を浮かせることによって立ち上がらせたのですが、擦り傷ひとつついていない。無事なのです。周囲を巻き込んでしまったのは、今回が初めて。

その方は幸い骨折しておらず、脱臼も時間の問題で痛みが取れるだろうといわれてほっとしたのですが、慌てていたので、右足首の捻挫を見てもらわなかったのです。帰りの車の中で足の痛みに本人が気付き、これでは、ふんばれないということが次の問題になりました。三賀日が明けてから病院に行ってもらうこととし、医療費は全額私たちが持つことにしました。休業補償まで必要ないといってくれましたが、迷惑をかけてしまいました。

母は差し歯が折れてしまったこと以外、父の身体はかすっただけで済みました。とんでもない新年となったのですが、救急車騒ぎの最中、父はベッドで下半身裸でいびきをかいている始末。状況が読みとれないのです。

宗教団体が喜びそうな話題ですが、騒動が一応治まった遅い昼どき、私が食事を作っている最中、昔、父が相談もなく通販で買い込んできた包丁が根元から折れてしまいました。いずれ壊れる安物を、料理を作る当事者に相談もなく買い込み、燕の包丁を勝手に廃棄交換して、使うように強要されていたいわくつきの包丁でした。それが見事に根元から折れてしまい、昔のことが思い起こされて、今回の転倒事故と合わせて、嫌な思いばかりさせられてきた父を、なぜ守らなくてはならないのかという気持ちと格闘している、そんな一日でした。最低限、父に介護への協力があればと思うのですが、その期待は繰り返し粗暴な行動と強烈な自己防衛に突き崩されてしまうのです。

母はその独居の方の介護の穴埋めと称して、惣菜を小分けにして持って行きましたが、独居の方がこたつから出入りするとき、足腰が痛むのだと話を聞いてきたのですが、そのことよりも、母には隙間風だらけの室内の寒いことと、正月中ひとの目が薄くなることでした。しかしそのカバーに母が通うことには反対しました。母にも父の介護の嫌悪を感じたからです。勿論母自身が高齢であるという事なのですが。母とて顎部に肘鉄をくらっているので、時間がたって何らかの影響が出てくるかもしれないのです。

父の介護は、私の場合、振り払う腕で眼鏡を吹き飛ばされたことがあります。父は夜まで眠り続けました。排尿に再びつかみ歩きの四股(しこ)を踏むような動きの、小刻みな足音と、サイドテーブル上の物が落ちる音が茶の間の天井からしていましたが、手助けにいきませんでした。週間・月単位の目でみれば、今の諸事件は、自分から仕掛けた無茶な行動の失敗によるものではなく、半身麻痺の症状の悪化による転倒と混乱だからです。まもなく歩けなくなる、そう思っているのです。階段の問題があり、1階に下ろせば、火事と屋外転倒の這い出し対策が短期的には起きてくるし、ベッドに戻す対策がなくなるという困難があります。私が出かけられなくなれば、私の仕事と活動が事故入院から10年目、再び消し飛んでしまう恐れがあるのです。

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以下は、大晦日の朝書いた未完成の記事です。

2009/12/31 記
---(ここから)---

父のホームの事故後の状態はどうやら無事だったらしい。ショートステイ中日(なかび)、午前中、照明や屋内壁面天井の掃除を母から強要されつつ、隙を見ては、当日の会議の提案資料を作った。昼に資料を添付したメールを、あすなろ会会員のOさんに送って、プリントアウトを頼んだ。

母は独居の友人が入院している内科病棟に、症状に関係ない佃煮などを届けに出かけていった。私のチラシ等の仕分け作業は45リットルのゴミ袋2つめの紙ごみがまもなく一杯になるところに来た。まだ部屋の3分の1程度の作業なのである。床の清拭は堪忍してもらい掃除機をかけた。父が昔、だるまのように座り込んでいた茶の間の畳は変色しており、父が2階の居室にベッド生活を始める前の生活を思い起こさせた。

掃除は泥沼化。長居無用と勝手なことを言い放って、ビッグイシュー70冊と上映用のパソコンセットを担ぎ出した。バス停でOさんと出会った。集合は予定通りに済み、目的地到着。早速PCをセットしたが音量が足らない、液晶画面の光量が足らない。参加者6名耳を済ませて観るはめに。事前チェックしなかった罰だが、私がDVDを見聞きしているときは不自由していなかったというのは、PCを抱え込んで手の届く至近距離で使用していたからなのだと気がついた。上映会でこれをやったらアウトである。反省。

内容の議論の前に、「活動の進行が閉鎖的である」という指摘があって私は困惑した。なぜ皆に呼びかけて上映しないのか、活動の進行が皆に見えるようにすべきだし、インターネットで呼びかけるべき。第一、DVDを観る対象を絞るのはおかしいではないかという指摘が出され、この奇妙な意見の誤解を解くところから話が始まり、実際上、作品の吟味と上映会の構想、来年度の見通しの中に、どう上映会活動をはめ込むかというような実務的な議論にはならなかった。

これは「試写会」であり、「上映会」は別にあること。大阪・西成区(寄せ場・釜が崎)の子ども館の20年来の活動で、寄せ場に生きる子たちの活動として、おにぎり巡回をしている様子のレポートなのである。だからホームレスの人たちにとって、この作品は自分達が何を行ったらいいのかを考える手がかりを与える映像ではない。寄せ場に生きる子どもたちに人生を見せ、考えさせるという筋の裏に、ホームレスの人たちが、家族を抱え収入を稼いで生きてきた過去が、何らかの事情で挫折した、その意味では誰もが路上に押し出される可能性を持っているという厳しい現実を教えてくれる、そういう隣人であり、復活戦や、より平穏な生活を求める権利を持った人たちであるにも関わらず、社会的敗者として押しやられている現実と向き合う子どもたちのこの活動をどう考え、伝えるべきかその基本線を考えようと提案した。

この作品はホームレス襲撃をかける若い人たちの歪みと痛みを癒すために作られている。蟻地獄の穴のようなすり鉢の斜面に生きる社会の歪みを自覚しようとする。その意味で、本編に登場する幼児小学生の親御さんというより、湘南では若い人たちに見てもらいたい作品である。このような作品は、対象一般に開放しても訴えは拡散していくだけだ。だから、公開上映を呼びかける相手にアクセントをつけようという意味であること。ましてや36名部屋では、呼びかける相手を意識して集める方式が現実的だろうということなのだという応答で、なんとか納得してもらった。

話は翌年1月6日19時の定例会に先送りとなった。会場は2/20(土)19時から茅ヶ崎市女性センターを借りてある。あとはプロダクションの公開許可交渉と、関係者講師派遣交渉が残されている。私の身辺状況を考えるとあまりゆとりが無いのだ。分担するには、交通費等実費が当事者には出ない。より密に連絡をとれる状態ではないことも問題になる。

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(年明けのオンライン傾聴当事者との会話は今回、略)


---(ここまで)---

夜間傾聴:
12/31
□□君(仮名)
旗の台君(仮名・傾聴にあらず)
大森君(仮名・傾聴にあらず)
橋本2君(仮名)

1/1
旗の台君(仮名・傾聴にあらず)
******君(仮名)

(校正1回目済み)

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