湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

7/3 「わーく No.044」を配布しながら話した話題の中から

2014-07-04 04:29:57 | 地震津波災害ボランティア

2014/07/03 記
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「わーく Online PicUp No.044」を県サポ関係と市役所、県保健福祉事務所、障がい者団体1団体、高齢者包括支援センター1団体に配布し、時間切れとなった。その手渡しの雑談の中で、懇話会7月例会のゲスト講師招待の困難の愚痴を話した。

被災地の医療現場へのラブ・コールが中途破談となったのは、私の指名した方が、その場の中心的な推進者だったことや、その協働者も被災地の人材不足が極端で、休暇だけは私生活に振り向けたい、何日も現場を空けるゆとりがないというものだった。

次に学会や医師会、職能団体経由で紹介を得た。特に医師の場合、謝金が折り合わないという事態が起きた。こうした経過から、結局は直談判以外ないということになるが、一例をあげると、沿岸被災地の県行政関係者と電話で話をした。すると、県庁に出向かなくてはならなくなるのだ。私の提案は行政の非常識(<有志懇談会に招待すること)のため、たらいまわしのうちに話が化けていき、誤解を基準に話を打ち切られてしまうのだ。被災地に出向くことは、やぶさかではない。しかし、岩手県でいえば、陸前高田<>盛岡、宮城なら気仙沼<>仙台、福島なら、いわき<>福島を往復する必要があった。車を使えない私は電車・バスを利用する。すると東京からの往復バスの時間も考えると3泊だけでは足らなくなる。そこに加えて、謝金と交通費がかかる。懇話会のような変則的な活動では、出張扱いしてくれないので、予算が大幅に不足してしまうのだ。

そんなことから、神奈川県内・東京都内の団体事務所をまわるが、どこも一度の訪問では道が開けなかった。だからあと2団体となっていた。1団体は適任者探しをお願いしているが応答がない。もう一団体の障がい者関係団体は、秋から冬にかけて以外、日程的に無理とのことで、秋の例会候補にお願いしている。

こんな話をきいてくれること自身、珍しいことだったが、すこし懇話会の話が価値あるものと耳を傾けてくれるようになったのではないかと思う。現場の声や空気を持ち込むことの大切さは、一般支援者ではなく、ケアを生業にしている方や、民間の活動推進者の方には、わかるはずだ。

県サポ関係の所では、災害ボランティア自身が常時活動する形の活動に育っていないことや、生活支援や医療ケアは民間活動が弱いことを話し、数名の熱心な方を教えてくれた。しかしその方は、すでにアクセスし、自分の団体で、地元地域防災に取り組んでいるが、東北には出かけていないし今後もいく予定はないという話だった。もうひとりの方は行政の方で、自分独自で活動をしてはいないと断わられていた。紹介してくれた方にお礼を言って湘南に戻ったが、世間の狭さを感じていた。

県の保健福祉事務所の方は、講師獲得の話から流れていって、個人医療情報QRカードの件で、関心を持っていただいた。システム的なことを含んで、長時間意見交換できたことは、従来なかったことだった。

今回の講師招待の困難は、医師と看護師、研究者へのアクセスが中心だった。地域活動の現場の方というより、医師会や病院などの組織が介在していることが困難さを生み出していた。

必要性ということでは、ある包括支援センターのケアマネさんも認めてくれたが、現場の自主編成会議もなかなか進まないのが現状であり、ましてや訪問介護の業者さんは防災の話も受身の状態だから難しいと話してくれた。逆に市の研修のような形をとらないと難しいなあとの話。ここでは、今お願いしている団体とケアマネさんの所属している親団体が研修を持ったことがあるからと、その団体にお願いしたことを支持してくれた。

懇話会が抱える「災害弱者の現状打開」の「懇談」は、広大であり、障がい者団体と高齢者団体相互でさえ、なかなか共通のテーブルにつけない。だから逆に「災害」という結節点が貴重なのだ。ケアマネさん同様に、地域が見えるコーディネータ的な方を今回は選んだ。ただただ、応答を待っている。明日、経過を事務局に電話してみようと思っているが、また異常気象に阻まれている。明日金曜夜の「金曜災害ミニカフェ」が雨に祟られないように、どんよりした夜の雨空を見上げている。

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「看護教育」誌(医学書院)に、災害関連の小論が載っていることを発見。

●「『看護教育』 2014年07月号 (通常号) ( Vol.55 No.7)」…「ひろがる災害医療と看護 身につけるべき知識とスキル・10 災害時における在宅看護 東日本大震災の現場から」村上悦子 著)

ビッグイシュー誌、販売員さんから購入。さっそく個人宅に届けた。>2ヶ所

夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)


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