湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

湘南あすなろ会総会は流会し/父の介護後遺症と母の発病その後

2010-07-10 17:00:58 | 引きこもり
湘南あすなろ会の総会は流会となった。準会員の**さんの奥さんが亡くなった。長い間彼が看病していた。介護の重圧を知るものにとって、**さんのご苦労は思いに余りある。地縁・血縁社会が崩壊した現在、介護を在宅に完結させるのは間違っていると思う。支える社会環境がないことは、舟板一枚の地獄の上で踊っているようなもの。社会制度を使うことは、当事者との絆を断ち切ることではない。そういう短絡的な思考が、介護者を縛っているのだ。しかし、実際社会環境は整っていない。高齢者介護と傷病者介護は様相が違うところもある。しかし、連れ合いを失う悲しさは、いずれ通る道の高齢者介護の思いとは違っていよう。

私の会計レポートは、会計メモという方が合っているようなものだった。一応間に合ったが、我が家の父の入所混乱や**さんのご不幸によって、総会準備が後手にまわった。結局、レギュラー+1名の状態で、総会を22日(木)に延期することになったのだった。21日は会場の定休日だから22日となった。

いくつもの議案がある。代表の交代。これは今回茅ヶ崎市社協の団体紹介欄に3段抜きで紹介された当事者**さんが今年度の代表になる。防砂林巡回や炊き出し参加など、ビッグイシュー以外の活動も地域ネット参加の方向で拡げていく。私としては、ネットカフェ巡回の応援がほしいところだ。

面白いところでは、来年は市の花火大会の日の宴会案がある。野宿者にとって互いの思いを交流させる機会となるだろう。都内のような大きな集まりではないが支援者とも十数人位の集まりにはなるだろう。海岸線や相模川にブルーシート生活をする者には場所取りは庭先のようなものだ。宴会は私の苦手。これはレギュラーさんたちに任せることになるだろう。

もうひとつは生活困難者の領域横断型セイフティネットの芽を立ち上げること。来年度の市との協働へと名乗りをあげられる体力を作っていくことだ。文科省図書館海援隊プロジェクトが追い風になればいいが、教委の壁は厚い。

ビッグイシュー湘南販売のひとつとして、3人体制作りを進めたい。これは東京事務所と相談しつつ進めることになる。

放置傘路上再販の件は、今月、私の眼の網膜色素変性症のセカンドオピニオンを求めるために京大医学部附属病院に行くついでに、大阪釜ヶ崎を回る話から、仕入先を定める話になっていた。これが父の入所で吹き飛んだので、今年度は実験販売が出来れば上等というところに後退した。

いずれにせよ、住環境や、ハローワーク関連のプロの方も通過している関係で、あすなろ会の日常活動を脱皮させていく総会になる。

卑近な話だが、会計レポーターとしては、執行猶予がついて実際上ほっとして、作り直しを始めている。

**さんとは、ネットワーキング論の私と政治的な立場は違うが、身内を支えてきたことに勝手に共感を寄せる者である。いずれ時間を置いて話し合いたいと思っている。

------

総会明けのはずの金曜日、朝10時からスペアちがさきの定例会があった。父の突然の入所騒ぎから、あちこちが綻びた始末の最終日、よりによって朝企画があるのは地獄だった。このブログに登場していない方のドタキャンへの不信感は強かった。夜間傾聴は2時間半に及んだ。彼には併行して事務仕事をすると宣言。携帯のバッテリーは熱くなってしまった。不眠への付き添いは実質的に出来たと信じている。月曜日、彼と会う。

母の嘔吐が激しくなった。神経眼科のボトックス療法の副作用が出ていた。瞼の周辺にボツリヌス菌の毒素の希釈液を注射する。筋弛緩効果によって眼瞼けいれんの治療に使えるという、本来美容整形のリストアップに使われる処方だ。術後10日~3週間で効果が現れるとの話で、めまいと眼の中の異物感対策として行われた。ところが初日から怪談ではないが青あざが涙袋上部に出来、数日間母は痛みにのた打ち回った。しかしそれは、事前通告されていた症状だったので様子を見ていた。あざは引いたが、目をつぶることが出来なくなった。風が吹くと眼が痛み、白目の下に感想皺から出来たと思われる傷か出来始めた。字を読もうとすると痛みが走った。眼の周囲の筋肉が緊張するからだ。こうしてまもなく4週目に入るが、めまいはひどくなり、眼の異物感も一向に治まらなかった。

この日、耳を疑っては母は地元の耳鼻咽喉科を受診した。検査の結果全く耳の異常ではないという結果が出た。そのとき、意志から眼球の振動を指摘され、神経眼科の診断の「眼瞼けいれん」が裏打ちされた格好になった。

「眼瞼けいれん」は視神経と眼の制御部分の脳の神経との神経回路と眼球の筋肉制御のフィードバック異常から起きる脳の病で、眩暈、頭痛、嘔吐、歩行困難などの神経症状に拡がっていく。対症療法も確立していない。初期症状が眼球の振動と眩暈から始まるが、生活に大きな影響を与える病だ。

神経内科は決定的な診断を下せないでいるが、脊椎の加齢変形と骨粗しょう症が見られるとして探っている最中。脳神経の難病の初期症状との疑いは晴れたが、これも決定的な診断は与えられていない。

とにかく急激に歩行が遅くなり、反射がにぶくなった。ハイストレスも勿論影響している。この外出時の危険と、文字を読むことが出来なくなったことから、遠出ができなくなった。本来外出が好きな人間なので、部屋にこもることは無いが、雑踏に出るのは危険な状態だ。

また夜間の胃切除者が味わうダンピング(逆流)が強まり、食事が取れなくなった。父の介護が決定打を打った。限界で父の入所となり破綻は免れたが、四肢のこむら返りと足のほてりと動悸、嘔吐が連日母の体力を奪っている。養生食と通院補助が当座、父の介護後遺症として残っている。私のほうは、今週一杯で事務的な混乱は収拾がつく。

------

土曜日は横国大で研究者のフォーラムがある。佐藤学氏の講演があるが、見送った。専門職養成関連の話だが、その背後にある流れが私の関心事だった。その後のビッグイシュー定例サロンも見送り。久々に開いた「13歳の進路」(村上龍著)をぼちぼち眺めている。

明日日曜日から、切換始動していく。


夜間傾聴:---------- (仮名)
     中央林間君(仮名)


(校正1回目済み)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 母に連れ添い北里東病院に/... | トップ | 7/11・12 7/15 懇談会の運営... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

引きこもり」カテゴリの最新記事