湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

■くんの仕切りなおし始まる

2007-01-25 06:18:27 | 引きこもり
■くんは、体調を整えるためにかかりつけの病院に通院し指導を受けている。昨日は、転居後初めて診察を受けた。場所が遠いこともあって疲れたようだ。焦ることはない。

ある友人のメルマガに就労が社会の踏み絵のようになっている問題について論じていた。就労は「ねばならぬ」ものではない。しかし留まってる現状は、やがて風化してしまう。彼は居場所も失ってしまう。だが就労批判論に抜け落ちていることは、ひとに関わることは彼を彼たらしめる充足の道になりうるということだ。それは選択でありその道を選ばない権利もある。その道が強制に満ちた苦痛の道と感じる方もいる。しかしそこに魚が水を得るような自由と可能性を感じる者もいる。ただその選択を強要されることはない。

■くんの転居は、リセット、仕切りなおしという意味であって、それ以上でもそれ以下でもない。まずは出会っている孤独な自由を深呼吸しよう。あとは自分の世界を広げていくことだ。■くん、つきあうよ。

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2/7茅ヶ崎市行政担当者との意見交換会に参加するか否かの選択で

2007-01-25 05:59:26 | 引きこもり
2月7日、茅ヶ崎市関係課との協働プラットホーム(意見交換会)に参加しないのかと、NPOサポートちがさきの代表の幸村さんから連絡が入った。

気持ちは複雑だ。「ヤングジョブスポット湘南」とその拡張部分を共有する「わーく」編集部の構想に関係者の企画会議を持ちたいと思う。しかしそれも現実離れしている。前回の協働プラットホームは、拒絶を前提にして、茅ヶ崎市勤労市民会館の物置きに7人が身動きできない状態でつめこまれて、ばっさりと拒絶されてしまった。

「わーく」発刊の活動資金調達の道筋をたてるのに、オンラインショップとアフェリエイトを企業カンパ・助成金の補助に考えているが、それを口にしたとたんに、一攫千金オンラインビジネスの危うい話のレッテルを貼って話を聞かなくなった。自助努力が伝わらない行政のセンスがそこにある。若年者就労相談窓口設置も政策提言を含むものなのに、従来の業務委託の枠を持ち出して、業務実績の無さを盾に切り捨てるという「協働」ではないひとに業務を下請けさせる従来の発想が踏み絵になっている現状があるので、2月7日の意見交換会は意味がないという気持ちがある。

まずは「わーく」発刊が先。そう思う。しかしここにも問題がある。公共団体の就労相談紹介や、その申し込み先のURLや電話番号を記載するのにも、申請書を出して許可が要るのだ。活動実績がない団体の信用度を確認するものがないと許可にならない。書きたくても書けないという壁がある。ここを確実にやらないと、今度は「わーく」が成長してきた段階で、「著作権上の違法行為を働いた団体」と切り捨てられかねないからだ。公共性の強い活動にたちはだかる無策行政の壁がある。玉子かにわとりか論じていてもしょうがないから、まずは申請と依頼に歩く。ともかく歩く。

新年度の官民協働事業提案には立候補するつもりだが、自前の活動をともあれひっさげていかなければ話にもならないだろう。焼け付くような引きこもり現場の実情がある。そこへの対症療法的なかかわりは、全力で関わる必要がある。当事者の人生がかかっているからだ。しかしその繰り返しではとても解決できない問題の頻度と拡がりが社会現象として登場している。だからそこに政策的な関わりを敷く必要がある。

やれるところから広げていくという方法がある。フリースペースの樹を育てていくという方法だ。しかしそれは社会を変えていく力は直結していない。それは素地だからだ。ネットワーキングによって、はみだしていくことによって効果が生まれてくる。私の提唱している「わーく」発刊活動もネットワーキングの方法である。それがトップダウンの力と結びついた原初的な形だと思っているのだが、関連行政担当者を含む研究会が出来ればもっと話は進む。藤沢市は引きこもりネットが動き出している。茅ヶ崎市の無策が浮かぶ。ここを提案するのに、まず活動を始めておきたい。空想の世界の話ではないということを伝えていきたいのだ。

そのためには、まずは「わーく」を始めていくことだ。わからずや担当者の説得は見せるに限る。そこから始めなければ話にならない。

幸村さんには、意見交換会無念を伝え、今回休んでそれまでに「わーく」を始めることに集中したい旨の断りのメールを出した。河野太郎さんのメルマガではないが「ごまめの歯軋り」である。


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昨日分です>神奈川県下の臨床関係者のネットワークLD懇話会にお邪魔し

2007-01-25 05:04:15 | 引きこもり
川崎のクリニック加藤の、加藤醗子先生の定例講演会にお邪魔してきました。小学校教員・臨床心理士・作業療法士・ケースワーカー等のプロのカンファレンスの傾向が強い集まりですが、県下のネットワークの一端が見える場でもあります。私のような地域中間支援者の立場からの参加はいないので、つながり方が難しいのですが、前は地域困難を抱えた子どもの支援団体ネット志向者として、軽度発達障碍者の就労支援ネットの官民協働推進者として、今回は夜間傾聴従事者として参加しました。これらは私にとっては、活動のさまざまな側面でしかないのですが、提携業務を行うプロにしてみれば、カメレオンのように色をかえる困った人でしかないのです。

今回は、川崎市南部療育センターの作業療法士の仕事紹介だったのですが、感覚統合法にふれる内容の話しが結構出てきまして、こういう行動分析が刻んでしまう場の問題が、機能調整の有効性の議論に偏ってしまう論の落とし穴を感じながら、概要説明を聞いていました。ここで描かれるのは個人の機能であって、社会生活を送る個人ではないのです。ICFいずこという感じです。

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■君とメールで会話。毎日爺ぃが押しかけるのは迷惑だろうと、今日は近所まで行ったが立ち寄らなかった。駅からそれほど離れていないし、住民のことはわからないが、環境的には静かなところだ。硬く考えず、ここを本拠として、実家にもときどき帰ればいい。ただここは、彼の再出発の拠点なのだ。

Q子は波乱なく退院帰宅したらしい。ことはこれからだ。

大井町で巡回指導。帰りに川崎に寄る。知人のいる蛍雪ゼミ川崎校に立ち寄ろうとして、勝負時の邪魔になるなと、あきらめた。私のように大学受験の指導ではなく、高卒資格認定合格や学力キャッチアップのちょうどファームのような位置にいる者にとっては、山場が違うのだ。巡回は学習指導ではあるが、親には苦情処理屋、当人には学習カウンセラーの顔をしている。本業が小学生のお受験であったり、中高受験であったりする予備校・進学塾の二股稼業なのだが、その中高等部の低学力クラスを支えている関係から、役割は、少子化して在校生数の崩れを防ぐストッパーだと思っている。この手の予備校・塾では基本は足きり。やむ終えない場合は別居隔離でクラスをたてる。志向が違うから、隙間を使って雑務を含んで個人を支えていく。

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春の茅ヶ崎市市制60周年にあわせ講演会を開きたいと、実務者ネットに提案した。ビッグネームを招待しようと名簿をたててメールした。内容は障碍を持つ人を包み込んだ地域ネットワーク(地域インクルーシブ・ネットワーキング)を浮かびあがらせたいのだ。

ここが受け皿に成長するように促したい。

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